2020年6月15日からパリでカフェやレストランが全面再開 フランスの今後の経済活動について
▲パリ大統領府エリゼ宮で演説するマクロン大統領(エリゼ宮の動画より)
昨日6月14日マクロン大統領が演説を行い、6月15日以降パリを含むイル・ド・フランス地域圏では、これまでテラス営業のみだったカフェやレストランが本格的に再開します。同15日からは欧州内の移動も可能に。7月1日からは欧州外への移動が一部で解かれます。
6月15日以降の、パリを中心としたフランスのさらなる制限緩和について、まとめました。
▲パリ市内バール通りのテラス席 ©︎iStock
パリのレストラン再開について
新型コロナウイルスの感染予防の観点から、今までテラス営業のみ許可されていたパリを含むイル・ド・フランス地域圏のカフェやレストランですが、同15日からは同地域で通常営業が再開します。ただしフランス国内では、マイヨット島とギアナは引き続き除外です。
今後、フランスでは仕事をしたり、アートを満喫したり、完全に生活を再開できます。しかし、社会的距離など、予防措置を緩めるわけではありません。
フランス国外への移動について
▲パリ東駅に停車中のドイツ方面行きICE ©︎iStock
6月15日からヨーロッパ内で移動が可能になります。欧州外については、7月1日から新型コロナ感染症がコントロールされている国々への移動が可能となる予定です。6月12日にフランスのルドリアン外相とカスタネール内相は連名で発表したコミュニケでは、6月15日以降はヨーロッパ域内国境における移動制限が、陸・空・海のすべてにおいて解除されます。また7月1日以降は、シェンゲン協定域外との国境の段階的な開放が行われます。
詳細は「6月15日より欧州域内の移動制限解除、7月1日からは域外を段階的に【新型コロナのフランス出入国まとめ】」にまとめていますので、こちらをご参照ください。
学校の再開について
▲パリ市内5区のソルボンヌ大学 ©︎iStock
6月15日からは、海外領土を含めたフランス全領土において、保育園、小学校、中学校は通常の出席規則に基づいて、義務的なやり方で、全生徒を6月22日から受け入れるように準備を行う予定です。今後、老人ホームへの訪問も許可されます。
***
今後新たなことが発表され次第追記します。
参照:在フランス日本国大使館、エリゼ宮
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。