教会への寄付はクレジットカードでもOK、観光施設で献金してみた【写真で順に解説】

パリには古い教会がたくさん残っており、その大部分は無料で入れます。堂内にはすばらしい彫刻やステンドグラス、有名な画家による絵画がかけられていたり、ちょっとした美術館です。
パリを歩いていると、それら昔のものが町なかにあるのが当然で、しばしば何気なく通り過ぎてしまいます。しかし昔の品々の維持管理にはたいへんお金がかかるはず。以前は、現金用の献金箱が置かれていることが多かったのですが、最近ではクレジットカードで支払える端末も併せて置かれているところも、よく見かけるようになってきました。
そこで教会内で休憩させてもらったお礼に、クレジットカードを使って寄付をしてみました。

今回、寄付をしたのはパリの中心部、レ・アールにあるサン・トゥスタッシュ教会。ここも堂内数ヵ所に、寄付のためのクレジットカード端末が配置されています。さて、始めてみましょう。

▲端末の上には「FAIRE UN DON(寄付をする)」の文字が
まず、画面上をタッチ。

すると「Souhaitez-vous recevoir un reçu fiscal ?(領収書はいりますか?)」と表示されます。必要ない人は「Non(いいえ)」、いる人は「Oui(はい)」を選びます。

私は今回、「Oui(はい)」にしました。領収書はEメールで送付される方式です。そのため、メールアドレスを入力する画面に切り替わります。

メールアドレスを入力したら、「Valider(有効)」をタッチ。ひとつ前に戻る場合は「Retour(戻る)」を選びます。
次の画面では寄付する額(ユーロ)を入れます。金額を入力して、「VALIDER(有効)」で決定します。

今回、私は€5を寄付してみました。
次にクレジットカードの支払い方式を選びます。「INSEREZ VOTRE CARTE(カードを挿入する)」と「PAYEZ EN SANS CONTACT(非接触決済で払う)」があります。非接触決済は、以前からフランスでは広まっていましたが、コロナ禍を受けて、お店などでもよりすすめられることが多くなりましたね。

暗証番号の入力部分を確かめるため、非接触決済でない旧来型の支払い方式(前者)で払うことにします。
旧来型の支払い方式の場合、暗証番号の入力が必要です。数字入力ボタンにある画面に「VISACREDIT €5.00 Enter PIN(VISAカード €5 暗証番号を入力)」と、決済したい寄付金の額が表示されるので、金額が間違いないか確認してから暗証番号を押します。このとき、くれぐれも他人に暗証番号を見られないように、ご注意ください。

暗証番号が承認され、支払いが通ると「Merci !(ありがとう!)」の表示が。無事に寄付できました!

寄付金の端末は、教会だけでなく美術館などほかの観光スポットにも置いてあります。お気に入りの建物や気持ちのいい対応を受けた施設など、理由はそれぞれあると思いますが、心付けを渡すと、とても喜ばれると思います!

筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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