
フランス第4位の街 トゥールーズ観光人気スポット
2023年9月にラグビーW杯開催地トゥールーズ。パリから飛行機で約1時間南下、オクシタニー地方の県庁としてフランス第4位の街としてますます注目を浴びています。トゥールーズといえば、煉瓦造りの建築物、そして、太陽に照らされると煉瓦造りの壁が薔薇色になることから、「薔薇色の街」と呼ばれています。
中心地キャピトル広場周辺の旧市街はコンパクトで歩きやすく、朝必見の活気あふれるヴィクトルヒューゴマルシェから始まる1日観光のおすすめスポットをご紹介させてください。
キャピトル広場 市庁舎 Place Capitole

トゥールーズ旧市街の中央広場、キャピトル広場はトゥールーズでもっともよく知られている場所です。豪華絢爛な写真の建物は市庁舎ですが、キャピトル広場に立つとなぜかイタリアを思わせるのは理由があります。建物の中央には8本の大理石で作られた柱が目に入ってきますが、これはイタリアトスカーナ州で製造されたものです。当時のトゥールーズは8区分されてたといわれています。深い歴史のある美しい街、トゥールーズ。
一般に開放されている市庁舎の大広間は、夢のような贅沢で巨大な絵画 画家レイモンド・モレッティー作や大理石で作られた彫刻もたくさん飾られていて豪華絢爛な場所です。トゥールーズ観光、まずはキャピトル広場を訪れて市庁舎見学からはいかがですか?!
- 住所
- キャピトル広場
- 一般開館時間
- 月曜〜金曜 8時30から19時 日曜、祝日 10時から19時
- 閉館
- 土曜日、12月25日 1月1日 *特別イベントがある際
- 入場料
- 無料
ヴィクトル・ヒューゴマルシェ Marché Victor Hugo

トゥールーズの台所と呼ばれるヴィクトルヒューゴマルシェはキャピトル広場から徒歩5分のところにあります。午前中だけの営業なので、キャピトル広場の次はまずマルシェに行くのが先決かもしれません。朝7時ころから営業していますが、本格的に賑わいがでてくるのは10時頃です。
トゥールーズは美食の街としても有名ですが、その中でも鴨肉を使ったフォアグラはフランスでも一番の生産量を誇り、その他、鴨のコンフィやマグレドカナール(鴨胸肉)が特に有名です。肉類ではトゥールーズソーセージ そしてそれらを材料にして作られるカスレ料理といえば、オクシタニー地方 トゥールーズです。他には豊富なフロマージュの種類、地元ラングドッグ地方ワインはこの地域ならではの食材なので見逃せません。
マルシェの2階にはレストランが併設されていて12時を過ぎるとたくさんのお客さんで混雑しています。
Bon Appétit!
- 住所
- Place Victor Hugo
- URL
- https://www.marche-victor-hugo.fr
- 営業日
- 火曜〜日曜 (月曜定休)
- 営業時間
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7:00〜14:00 *マルシェの活気がでてくる時間帯は10時ころからで、販売営業は12時ころには終了する場所が多いです。レストランは少なくとも13時15分ころには入られることをおすすめします。フランスの営業時間はかなりアバウトなところがあります。お客さんの入りによって閉店の時間が決まったりすることもしばしばありますので、予約を受け付けないレストランはできるだけ、はやめに行かれてみてください。
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サンセルナン大聖堂 Saint Sernin

高さ67メートルの八角の鐘楼が象徴的なロマネスク建築大聖堂として知られるサンセルナン大聖堂は、コンポステラ巡礼街道重要地点として知られるています。現在はユネスコ登録をされていて、トゥールーズでは最も象徴的なカトリック宗教的建造物として年中フランスはもとよりヨーロッパのロマネスク建築ファンや巡礼者の訪問をうけています。
現在のサンセルナン大聖堂建築は、13世紀頃から始まった建築が修復に修復を重ねて現在の姿になっていますが、歴史はさらに長く3世紀ころまで遡ります。3世紀半ば頃、トゥールーズ最初の司教とされる聖サトゥルニンが異教徒の猛反発にあい、雄牛につけられ現在の地下鉄エスキロール前から大聖堂前の道 Rue du Taur (*Taurはフランス語で雄牛のことです)を引きづられて殺されてしまった殉職の歴史からはじまることもこの大聖堂の意味深いところです。
大聖堂内には、聖サトゥルニンの遺物はもとより、大聖堂が 1998 年以来、フランスのサンティアゴ デ コンポステーラのルートの下にあるユネスコの世界遺産に登録されていることもあり、ここには、サンティアゴ デ コンポステーラの遺体が、6 人の使徒を含む 200 体の聖体とともに安置されています。
サンセルナン大聖堂是非ご見学されてください!
ガロンヌ川とヌフ橋 Pont- Neuf

スペインピレネー山脈3404メートルの高さを水源とする、全長529キロメートル、ガロンヌ川はフランスで三番目に水量の多さを誇ります。トゥールーズでは、ガロンヌ川上に幾つかの橋がかかっていますが、特にポンヌフから眺める360度の風景の開放感がとても印象的です。幸運に見舞われると、ポンヌフから雄大なピレネー山脈連峰がはっきりと見える日があります。
日中も魅力的なのですが、夜景も素晴らしいポンヌフ界隈。スポットライトによりガロンヌ川に鮮明に映るHotel Dieuの姿は観光客だけでなく地元のフランス人の散策コースになっていていつも賑わっています。
* Hotel Dieuは12世紀に病院として建設されました。トゥールーズではこの当時から左岸のこの地域は病院が密集した場所として知られていましたが、長い歴史は1900年台に病院そのものとしては終止符を打ちましたが、現在でも建物には医療機関系の研究所や会社が所在する場所として機能しています。ユネスコにも登録されるトゥールーズの左岸で代表的な場所です。
Bon voyage! 楽しいご旅行を!

筆者
フランス特派員
フランスパラディ
トゥールーズ在住18年。フランス政府公認添乗員ガイド。
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