ナント

Nantes

過去と未来が交錯するアートの町

ナントは、ロワール川が大西洋に注ぎ込む河口近くに開けた町。16世紀にフランスに併合されるまでは、ブルターニュ公国の中心地であった。16〜18世紀にかけてはフランス最大の港として栄え、アフリカ、アメリカを結ぶ三角貿易により、巨大な富を得た。20世紀後半に造船業が衰退してからは「現代アートの町」として再出発。芸術と文化を中核に据えた都市計画は高く評価され、現在は「フランス人が最も住みたい町」ともいわれている。

ナントの歩き方

ナント駅北口を出て、トラムの走る大通りを左に進んでいくと、堀に囲まれたブルターニュ大公城が見えてくる。観光案内所は城の入口のすぐ前にあるので、まずはここで観光情報を手に入れるといい。城から北へRue M. Rodierを歩けば、ブルターニュ公国最後の大公が眠る大聖堂、サン・ピエール・サン・ポール大聖堂Cathédrale St-Pierre-St-Paulの前に突き当たる。
ナントの繁華街はロワイヤル広場Place Royaleからクレビヨン通りRue Crébilllonにかけての一帯。ブランドショップが並ぶほか、19世紀にできたアーケード街パッサージュ・ポムレもここにある。ナント独特の町並みとして見逃せないのが、フェイドー島Ile Feydeauと呼ばれる一画。その名のとおり、昔はロワール川の中州だった所で、18世紀、三角貿易(いわゆる奴隷貿易)によって富を得た豪商たちのアパルトマンが建ち並ぶ。後に川が埋め立てられ、地盤沈下したせいで、建物全体がゆがんでいるのがおもしろい。
人口29万人を抱える大都市ながら、中心街はコンパクトにまとまっていて歩きやすい。現代アートの名所ナント島に行くときなどはトラムを利用するといい。

ナントへのアクセス

列車でのアクセス
パリ・モンパルナス駅からTGVで約2時間10分。トゥールからTERで約1時間40分。アンジェからTERまたはTGVで35〜55分。

写真

基本情報(ナントの観光案内所)

住所
9, rue des Etats
電話番号
08.92.46.40.44
開館時間
10:00〜18:00(㊍は11:00〜、㊐㊗は〜17:00)
休館日
無休
最終更新 :

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