カタールの気候の特徴と時期ごとの服装、年間の気温を東京と比較

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年12月26日
公開日
2025年12月26日
©iStock

イスラム教の戒律が厳しいカタールでは、適切な服装を選ぶことが重要です。この記事では、カタールの気候に合った服装のポイントや、訪問時の注意点を紹介します。

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カタールの気候の特徴

カタールは主に砂漠気候に属し、国土の大半が砂漠や岩の荒野で占められています。そのため、降水量は非常に少なく、乾燥した環境が特徴です。しかし、カタールは三方を海に囲まれているため、湿度は高くなります。

暑さ対策が必要な6月から9月

気温が45℃を超えることもあり、強烈な日差しが体力を奪う日が続きます。この時期は特に暑さ対策が必要です。

過ごしやすい気候の10月から5月

平均気温が20℃前後と過ごしやすい気候になります。特に1月の平均気温は約16℃で、快適な日々が続きます。

カタールの年間気温

ドーハと東京の年間気温を比較

出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/cpd/monitor/nrmlist/)を加工してグラフ作成

カタールでのおすすめの服装

カタールの気候に適した服装を選ぶことは、快適な滞在に欠かせません。特に、時期ごとのポイントを押さえておくと良いでしょう。

5月から11月の服装

この期間は日差しが非常に強く、肌を突き刺すような直射日光が続きます。以下の服装が適しています。

肌の露出を控える
極力肌の露出を避け、風通しの良い薄手の長袖シャツを選びましょう。
素材選び
外出時には大量の汗をかくため、吸水性や速乾性のあるポリエステル素材の服がおすすめです。
紫外線対策
日焼け止めクリーム、帽子、サングラスなどを使用し、紫外線対策を徹底してください。
室内の冷房対策
外が非常に暑い一方で、室内では冷房が効いているため、気温差による体調不良を避けるために上着を持ち歩くことが重要です。

11月後半から4月の服装

この時期は長袖のシャツ一枚で過ごすのがちょうど良いですが、夕方からは涼しくなるため、ジャケットなどを持っていくと安心です。

カタールでの服装についての習慣や注意点

カタールはアラブ諸国の中でも特にイスラム教の戒律が厳しい国です。ドバイと比べても、服装に関する規制はより厳格で、露出の多い服装は避けることが推奨されます。男性は、短パンやランニングシャツなどは避け、長ズボンやTシャツを選ぶようにしましょう。女性は、体のラインが出ない、ゆったりとした服を選びましょう。ロングスカートや長ズボン、露出の少ないTシャツなどが適しています。

神聖な場所への訪問時の服装

モスクなどの神聖な場所を訪れる際には、特別な服装が求められることがあります。アバヤ(黒い民族衣装)やヒジャブ(頭を覆う布)の着用が義務付けられている場合もあるため、訪問前に確認しましょう。

まとめ

カタールを訪れる際には、これら気候や服装のポイントを参考にして、素晴らしい旅を楽しんでくださいね。

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