チリの気候の特徴と服装、年間の気温と降水量を東京と比較 

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年12月26日
公開日
2025年12月26日
©iStock

チリは地域ごとに異なる多様な気候と、四季折々の美しい風景が魅力です。本記事では、チリの気候と観光に適した時期について紹介します。

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チリの気候の特徴

チリは南北に約4329kmにわたって細長く延びている国で、地域ごとに多様な気候が見られます。北部には乾燥したアタカマ砂漠が広がり、一方で南部は一年中氷に覆われた地域があります。

地形の多様性

アルゼンチンとの国境にはアンデス山脈がそびえ立ち、南米大陸の最高峰であるアコンカグア山(6962m)が位置しています。西側は太平洋に面し、南部ではフィヨルドが形成されています。このように、チリは変化に富んだ地形を持ち、それに伴って気候も地域によって異なります。

ベストシーズン

南部パタゴニア地方の観光シーズンは11月から3月です。この時期は比較的穏やかな気候ですが、それ以外の時期は強風が吹き、氷点下になることもあります。首都サンティアゴとその周辺では、日本と同様に四季があり、観光には春から秋が最適です。スキーを楽しむなら、5月中旬から9月中旬の冬がベストです。

春でも南部は真冬の寒さ

北部では日本の春のような気候ですが、南部では最低気温が2~3℃と真冬並みの寒さになります。

夏の南部は観光のシーズン

南部でも日中の気温が20℃近くまで上昇し、ベストシーズンを迎えます。首都サンティアゴでは、日中に30℃を超える日もあります。

秋は紅葉と実りの季節

木々が紅葉し、ブドウなどが実る季節です。北部はまだ暑さが残りますが、南部パタゴニア地方の観光は、3月いっぱいまでになります。

冬の北部は観光のシーズン

北部の観光には冬が最適ですが、アタカマ高地などではかなり冷え込みます。サンティアゴ郊外ではスキーを楽しむこともできます。

チリの年間気温と降水量

サンティアゴと東京の年間気温を比較

サンティアゴと東京の年間降水量を比較

出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/cpd/monitor/nrmlist/)を加工してグラフ作成

南米での服装アドバイス

南米は多様な気候が特徴で、温帯、熱帯、砂漠、ジャングル、山岳地方、寒帯などさまざまです。特に山岳地方や砂漠地帯では、昼夜の温度差が20℃近くになることもあります。適切な服装を準備しましょう。

重ね着が基本

少ない着替えで暑さや寒さに対応するためには、重ね着ができる服装を用意しましょう。ウインドブレーカーやマウンテンパーカーは風を防ぎ、ストールやマフラーは首や体を温めるのに役立ちます。

暑い時期でも長袖を

暑い時期でも、日焼けや虫よけ対策として長袖のシャツや長ズボンを用意することをおすすめします。また、靴はしっかりとした歩きやすいものがベストです。

現地調達を楽しむ

現地ではセーターや革製品も調達できます。特にアルパカのセーターやマフラーは品質が良く、可愛らしいデザインのものが手ごろな価格で手に入ります。

まとめ

チリの気候は地域によって大きく異なり、観光のシーズンもそれに応じて変わります。チリを訪れる際は、季節ごとの特徴を考慮して計画を立ててくださいね。

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