アイスランドの気候の特徴と服装、年間の気温と降水量を東京と比較 

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年12月26日
公開日
2025年12月26日
©iStock

アイスランドは、火山、氷河、温泉など多様な地形が広がり、四季折々の美しい風景が楽しめます。本記事では、アイスランドの気候の特徴や、レイキャヴィークでの服装のポイントを紹介します。

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アイスランドの気候の特徴

アイスランドは北極圏のすぐ南に位置しており、国土のほとんどがこの地域に含まれます。

冬でも極寒にはならない

沿岸を流れるメキシコ暖流と活発な火山活動による地熱の影響で、冬でも気温はそれほど下がりません。

夏の北部は白夜に

夏になると、特に北部では白夜がみられ、逆に冬は日照時間が非常に短くなります。

ベストシーズンは6月から8月

アイスランドの観光に最適な時期は6月から8月です。この期間は日照時間が長く、特に6月は太陽が沈んでも暗くならない白夜が楽しめます。気温も比較的高く、観光客で賑わいます。5月と9月は夏に比べて気温が下がりますが、依然として多くの観光客が訪れます。

冬のアクティビティ10月から3月

10月から3月は冬シーズンで、特に12月は日照時間が最も短くなります。冬は天候が不安定ですが、オーロラや氷の洞窟観察など冬ならではのアクティビティも魅力的です。

アイスランドの年間気温と降水量

レイキャヴィークと東京の年間気温を比較

レイキャヴィークと東京の年間降水量を比較

出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/cpd/monitor/nrmlist/)を加工してグラフ作成

レイキャヴィークでの服装のポイント

一段上の防寒対策

レイキャヴィークの夏の平均最高気温は約13℃、冬の平均最低気温は約-3℃です。夏は涼しく、冬は寒いものの、極寒というわけではありません。しかし、季節を問わず天候は不安定で、特に風が強い日は体感温度が大きく下がります。実際の気温よりも一段上の防寒対策を心掛け、風を防ぐアウターを準備しましょう。

防水透湿性のあるアウトドアウェア

夏でも防水透湿性のあるアウターとフード付きのものが望ましいです。下にはフリースや薄いダウンを着用し、調整できるようにしましょう。アンダーウェアは、吸湿・保温・通気性に優れたアウトドア用のものを選ぶと良いでしょう。発熱素材は暑すぎることがあるため注意が必要です。特に日本から訪れる場合、薄着ではなく、最低限の防寒着を持参することをおすすめします。

観光スタイルに合わせた靴

滝の周辺はぬかるんで滑りやすく、火山地帯は岩がゴツゴツしています。防水機能があり、底がしっかりした靴を準備しましょう。たくさん歩く予定の方は、足首まであるハイカットのトレッキングシューズが適していますが、普通の観光であればスニーカーでも問題ありません。

冬や海上での防寒アイテム

冬には手袋、耳当て、帽子、マフラーが必須ですが、夏は必ずしも必要ではありません。ただし、海上は寒いため、ホエールウォッチングをする際には用意しておくと良いでしょう。手袋や帽子は、突風に備えて紐やゴムを付けておくと安心です。

雨や雪対策

冬は雨や雪が降る確率が高く、街中では傘が役立ちますが、郊外では強風が伴うことが多いため、フード付きのアウターを利用することをおすすめします。

温水プール用のアイテム

ブルーラグーンや温水プールに行く場合、冬でも水着とタオルを忘れずに持参しましょう。ビーチサンダルも便利です。バスタオルは現地でレンタル可能です。

まとめ

アイスランドを訪れる際は、季節ごとの気温や天候を考慮し、防寒対策や適切なシューズを選びましょう。準備を整えて、アイスランドの魅力を存分に味わってくださいね。

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