イギリス・リヴァプール（リバプール）のおすすめ観光スポット10選！ビートルズやサッカーの聖地を紹介

アルバート・ドックは、かつて港湾施設として栄えたエリアで、今では博物館や美術館が建ち並ぶ人気の観光スポット。ロンドンにあるテート・ブリテンの分館で美術コレクションが豊富な「テート・ギャラリー」、タイタニック号やルシタニア号に関する展示が見られる「海洋博物館」、ジョージ・ハリスンの最初のギターからジョン・レノンの最後のピアノまでがビートルズというバンドの人生をたどる「ビートルズ・ストーリー」などがある。

マシュー・ストリートは、ビートルズファンの聖地。昼間は観光客でにぎわい、夜になるとライブハウスやパブで多くの人々が音楽を楽しんでいる。ビートルズがデビューを果たしたのは「キャヴァーン・クラブ」というパブで、今でもライブ演奏が行われている。クラブの近くにはジョン・レノンの像があり、像の周辺のレンガにはキャヴァーン・クラブで演奏したバンドの名が刻まれている。ビートルズグッズが欲しくなったら、品揃え豊富なリヴァプール・ビートルズ・ミュージアムへ。

リヴァプール大聖堂は、英国国教会の教会としては最大の規模を誇る。74年の歳月をかけて1978年に完成したゴシック建築の大聖堂。壮麗な外観はさることながら、ステンドグラスや彫刻など内部の装飾も見事。9700本ものパイプが使用されている国内最大級のパイプオルガンも見どころだ。

アルバート・ドッグの北にあり、リヴァプールの歴史や文化などを紹介する博物館。港町としての歴史から、ビートルズやリヴァプールFCの展示まで、リヴァプールが世界に誇ることすべてを知るのにもってこい。ビートルズファンならメンバーが実際に着ていた衣装、サッカーファンならリヴァプールFCやエヴァ―トンFCの展示、鉄道ファンなら世界初の高架鉄道を見逃さないように。6歳以下の子供が楽しめるリトル・リヴァプールというスペースもある。

ブリティッシュ・ミュージック・エクスペリエンスは、イギリスのポピュラー音楽をテーマにした博物館で、音楽ファンにとっては見逃せないスポット。ビートルズ、クイーン、オアシスなど、イギリスが世界に誇るスターが実際に使用した楽器や衣装、手書きの原稿など、貴重なコレクションが数多く展示されている。建物近くのマージ―川沿いにはビートルズの銅像があるので、こちらも見逃さずに。

リヴァプール市内を一望できる絶景スポットとして人気を集めているのが、ロイヤル・ライヴァー・ビルディング360。パノラマ展望台からは、マージー川や市内の美しい町並みを楽しむことができる。この建物の歴史を紐解くガイドツアーも開催されている。

ウォーカー美術館は、13～20世紀のヨーロッパの優れた美術コレクションを所蔵している。ルーベンスやレンブラント、ターナー、モネやドガなどの作品が展示されている。現代美術の展示もあり、幅広い芸術の世界に触れることができる。

ワールド・ミュージアム・リヴァプールは、自然史や物理学、考古学など、さまざまな分野のコレクションを展示する総合博物館。特に、古代エジプトの展示は国内でも有数の規模を誇る。また、プラネタリウムや水族館も併設しており、家族で楽しむことができる。

サッカーファンなら、アンフィールド・スタジアムは外せないスポットだろう。ここは、リヴァプール・フットボール・クラブ（リヴァプールFC）の本拠地。スタジアムツアーに参加すれば、選手たちがプレスルームやドレッシングルームを見学することができ、試合を観戦する際には見られない角度でスタジアムを楽しんでみよう。11言語対応の音声ツアーを利用することも可能。

音楽ファンがリヴァプールを訪れる理由のひとつが、このリヴァプール・ビートルズ・ミュージアムだろう。1000点以上の展示品を通して、ビートルズがどのように世界的なスターへと駆け上がっていったのかを知ることができる。1960～1962年にかけてビートルズが使用したピート・ベスト・プレミア・ドラムキットや、1961年にポール・マッカートニーが使用したマイクなど、実際に使用された衣装や楽器が並ぶ。

リヴァプールは、音楽にあふれた歴史豊かな町である。ビートルズが生まれたこの町では、彼らの音楽が今なお町のいたるところで奏でられ、訪れる人々を迎え入れてくれる。また、アルバート・ドックの風情ある景観、壮麗なリヴァプール大聖堂の静けさ、そしてサッカーの聖地アンフィールド・スタジアムの熱狂と感動が、この町をよりいっそう魅力的なものにしている。リヴァプールの旅は、新たな発見と感動に満ちた時間を約束してくれるだろう。