キーワードで検索
済州島は、韓国の南に位置する自然豊かな島。世界遺産に登録された美しい自然景観や、伝統文化が息づくスポットが点在している。この記事では、そんな済州島でぜひ立ち寄ってほしいおすすめの観光スポットを厳選して10ヵ所紹介する。
漢拏山は、ユネスコの世界自然遺産にも登録されている韓国最高峰の山。済州島の中央にそびえ、漢拏山の噴火により島が形成された。標高1950mの山頂には火山湖である白鹿潭(ペンノッタム)が広がっている。初夏にはヤマツツジ、秋には紅葉など、四季折々の風景が楽しめる。
登山道ごとに入山時間と下山時間が決まっているため、日帰りで訪れること。また、頂上への登山道は城板岳コースと観音寺コースの2つのみで、入山予約ページから事前予約(先着順)が必要。
城山日出峰は、済州島を象徴する景勝地のひとつで、ユネスコの世界自然遺産にも登録されている。約10万年前の海底火山の噴火により形成された山で、最東端に突き出た特徴的な形をしている。日の出の鑑賞スポットとしても知られており、太陽が昇り始めるとまるで絵画のような光景が広がる。
万丈窟は、火山活動によって形成された溶岩洞窟のひとつ。全長約7.4km、通路幅最大18m、高さ23mで、世界屈指の規模を誇る。溶岩鍾乳や溶岩流線、世界最大規模の7.6mの溶岩石柱など貴重な自然景観を見ることができる。溶岩石柱は、一般開放されている区画の最奥にあり、たどり着くまでに30分程度要する。
東門市場は、済州を代表する市場で、市民の台所。食材のほか、日用品や衣料品などなんでも揃う市場だが、新鮮な海産物がおすすめ。市場の南東に飲食できる店が集まっており。お刺身などがリーズナブルな値段で味わうことができる。
三姓穴は、済州島に伝わる神話の舞台とされる洞窟。三姓(三神人)がこの洞窟から現れ、国を創始したという伝説がある。穴は古木に囲まれ、独特の雰囲気を醸し出している。敷地内にある資料館で歴史を学ぶことができる。
済州牧官衙は、朝鮮時代まで政治や行政など中枢機関が集まっていた場所。火災によりほとんどが焼失したが、その後再建された。兵士の修練所として建てられた観徳亭は創建当時のもの。
イニスフリー済州ハウスは、自然派コスメブランドとして人気のイニスフリーが運営するストア。コスメやスキンケア製品のほか、石鹼作りのワークショップなどができる。済州の食材を使ったカフェも併設している。
茶喜然はお茶のテーマパークで、品質の高い茶葉を生産する茶園。カフェやレストランも併設しており、自然の洞窟を利用して造られた洞窟カフェが有名。茶文化館というレストランでは、緑茶を使った料理が提供される。
月汀里海水浴場は、美しい白砂のビーチと透明度の高い海が広がる。ビーチの近くにはカフェやレストランが点在し、海を眺めながらのんびりと過ごすことができる。また、サーフィンやカヤックといったアクティビティも充実しており、アクティブに楽しみたい人にもぴったり。夕暮れ時には、美しいサンセットが楽しめる。
山房山は、済州島の南西に位置する標高395mの火山で、丸みを帯びた独特なフォルムが印象的。中腹の洞穴には山房窟寺という寺院があり、天井から「長寿の水」が滴る。
済州島は、自然の美しさと文化が見事に調和したエリア。今回紹介したスポットは、どれも済州島の多彩な魅力を感じることができる代表的な場所ばかり。この美しい島で、心に残る特別な時間を過ごしてみてほしい。