緑のラインをたどって歩く 現代アートの町ナント
2025.8.1
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エリアごとに全く異なる顔を見せるフランス。地方に行ってみたいけれど、どこに行こう……?そんな方におすすめなのが、パリから好アクセスでありながら異なる雰囲気を味わえるフランス西部のナント(Nantes)とレンヌ(Rennes)。後編ではレンヌのおすすめスポットをご紹介します。
パリからTGV(フランスの高速鉄道)で最速1時間15分と、日帰り旅行も可能なレンヌ。古くからブルターニュ公国の中心地として栄え、透明な屋根の近代的な駅舎を出て町中を歩けば、カラフルな木組みの建物が建ち並んでいます。人口のおよそ4分の1が学生という活気のあふれる町です。
ブルターニュ地方の首府(日本でいう県庁所在地)であるレンヌに来たなら、必ず食べたいのがガレット。名物とあって、町にはガレット&クレープリーがたくさんありますが、特におすすめなのはCrêperie La Rozell(クレープリー・ラ・ロゼル)。お食事系ガレットからデザートクレープまで、豊富なメニューはどれもリーズナブル。食事にはもちろん、観光の合間のひとやすみにもぴったりです。
★最新ガイドブック「arucoフランス2025~26」では、レンヌのガレット&クレープの食べ比べについて詳しく紹介しております!
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Crêperie La Rozell(クレープリー・ラ・ロゼル)
所在地 14 Rue de Penhoet
定休日 無休
URL https://www.larozell.fr/
高さ約50mのサン・ピエール大聖堂は、かつて歴代のブルターニュ大公の戴冠式が行われた場でもあり、レンヌの象徴的存在。厳かな印象の外観から一転、中に入るときらびやかな空間が広がっています。
現在の姿に至るまでに再建・改修を重ねており、内装はローマのバジリカ(古代~中世ローマ時代の教会などの公共の建物)をモデルとしていることから「フランスの教会っぽくない」のが特徴です。
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サン・ピエール大聖堂(Cathédrale Saint-Pierre)
所在地 Rue de la Monnaie
定休日 無休
屋内のため、天候に関わらず買い物が楽しめるレンヌ中央市場は、肉・魚・野菜などの食材はもちろん、イートインスペースも充実しています。店舗により営業時間は異なりますが、市場としては休日がないのもうれしいポイント!
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レンヌ中央市場 (La Criée Marché Central)
所在地 Boulevard de la Liberté
定休日 無休
URL https://www.lacriee-marchecentral.com/
現在、裁判所として使われているブルターニュ高等法院は、パリ・リュクサンブール宮殿を手掛けた建築家サロモン・ド・ブロスが17世紀に設計した歴史ある建造物。ガイドツアーでのみ、中を見学することができます。セキュリティチェックを終えて中へ入ると「裁判所……!?」と思わずにはいられない華麗な内装に目を奪われます。
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ブルターニュ高等法院 (Parlement de Bretagne)
所在地 Pl. du Parlement de Bretagne
入場料 ガイドツアー(フランス語)€6.5
URL https://www.tourisme-rennes.com/billetterie/
レンヌの人々の憩いの場となっているのが10haの広さを誇るParc du Thabor(タボール公園)。
広々とした芝生に加え、野外ステージやイベントスペース、イギリス式農園やバラ園などを併設しています。
芝生でご飯を食べている人、バラを鑑賞している人、ただベンチに座ってぼーっとしている人などでにぎわい、のんびりとした時間が流れていました。
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Parc du Thabor(タボール公園)
所在地 Pl. Saint-Mélaine, 35000
定休日 無休
屋根からガラス張りのビルと球体が突き出たようなユニークな建物は、図書館とブルターニュ博物館、プラネタリウムや実験ができる科学館(Espaces des Sciences)を含む総合文化施設の「レ・シャン・リーブル (Les Champs Libres)」。年間を通して様々なイベントが開催されており、図書館と博物館の常設展は無料で入場できます。
図書館には本はもちろん、音楽や映像資料も豊富に収蔵されており、音楽資料のフロアにはミラーボールが!窓際の閲覧スペースは眺めも素晴らしく、なんとも贅沢な読書空間です。
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Les Champs Libres(レ・シャン・リーブル)
所在地 10 Cours des Alliés, 35000
定休日 月曜、祝日
URL https://leschampslibres.fr/
フランス文化の継承にふさわしい、優れた高度な技術を持つ職人にのみ授与される国家最優秀職人(Meilleur Ouvrier de France)。その称号を持つレンヌ出身のショコラティエYvan Chevalier(イヴァン・シュヴァリエ)の至福のチョコレートは、お土産や自分へのご褒美にぴったり! 現在日本には店舗が無いので、ぜひレンヌでゲットして。
【写真右】Coffret de 20 mini-rochers €18
ダークチョコレートのミルクチョコレートの詰め合わせ20個入り
【写真左】Ki’crocs céréales soufflées chocolat blond vanilla €9.9
パフが入ったカリカリの触感のバニラチョコレートボール
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Yvan Chevalier / Chocolaterie Pâtisserie Centre Ville
所在地 9 Rue de Nemours, 35000
定休日 月曜
URL https://www.yvanchevalier.com/
TGV(高速鉄道)で
ーパリ・モンパルナス駅からレンヌ駅まで最短約1時間半
ーパリ・CDG空港駅からレンヌ駅まで最短約2時間半
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TEXT・PHOTO:髙見ひかり
取材協力:
レンヌ観光局
https://www.tourisme-rennes.com/
フランス観光開発機構