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【神戸市・垂水区】夏のレジャーにぴったり!絶景と海水浴を同時に楽しめるアジュール舞子
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六甲山系の山々を有し、瀬戸内海に面した神戸の町では、坂道を避けては生活できないといっても過言ではないほど多くの坂道があり、神戸の人にとって坂はとても身近な存在です。本記事では、市内の数ある坂のなかでも映画やCM、ミュージックビデオのロケ地としてたびたび撮影が行われることもある筆者の“推し坂”、垂水区の「愛徳坂」を紹介します。
垂水区の歌敷山から霞ヶ丘にかけて伸びる一本の坂道。学校法人愛徳学園の横を通っていることから愛徳坂という名称で親しまれています。勾配は17%を超え(=100m進むごとにおよそ17m上昇する傾斜)坂道が多い神戸市のなかでも屈指の急な坂道として知られています。
愛徳坂の良さは何といってもその景色の良さ! 頂上まで上がって、来た道を振り返ると長く続く坂の先には瀬戸内海が広がり、淡路島まで望むことができます。坂の頂上から海までは直線距離で1km以上ありますが、ほぼ直線で見通しが良いため天候によっては明石海峡を航行する船が見えます。船からは重低音の汽笛が聞こえてくることもあり、港町神戸を目と耳で感じられる場所のひとつです。
愛徳坂は住宅地を通る生活道路のため、観光地化された商業施設や眺望を望む展望台などはありませんが、学生が登下校する様子や、坂の途中の個々のお気に入りのスポットで立ち止まって海を眺めながらひと休みしている人の姿、急こう配にも負けず、後ろを振り返ることもなくただひたすらずんずんと歩き慣れた坂道を散歩をしている人など、特別目立つ派手さがあるわけではありませんが、地域の方たちに愛されている魅力的な坂道です。
■愛徳坂
頂上へのアクセス:JR舞子駅から51系統のバスで「学園正門前」駅下車、徒歩すぐ
坂下へのアクセス:JR垂水駅から1系統のバスで「愛徳学園前」駅下車、徒歩すぐ
急な坂道を目の前にしても早く上ってしまいたいからといって歩幅を広げるのはNGです。坂道を上るときは普段に比べて前傾姿勢にして、歩幅を狭めて腕をしっかり振ってリズムよく進みましょう。
この進み方をすると、自然と目線が下になるのでご当地のデザインのマンホールや消火栓の蓋にも目を向けられるので、“余裕があれば”楽しむことができます。今回紹介した愛徳坂は観光地ではないためデザインに凝ったマンホールは見つけられませんでしたが、町の中心部や観光地に近い場所ではご当地デザインのマンホールがいくつかあります。坂道が多い神戸の町ですが、足元にも目をやりつつ観光を楽しみましょう!
全長194mを誇る、兵庫県最大規模の前方後円墳「五色塚古墳」。歩道や階段が整備されていて古墳に上ることができます。古墳にはずらりと出土した土器のレプリカが並べられ、歴史ロマンを感じながら散策することができます。
■五色塚古墳
住所:神戸市垂水区五色山4
アクセス:山陽電鉄霞ヶ丘駅から徒歩10分
入場料:無料
開演時間:9:00~17:00
休園日:4月~11月はなし、12月~3月は月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
海水浴や磯遊び、BBQを楽しむことができ家族連れでにぎわう砂浜です。繁忙期を中心にキッチンカーも出店しているので1日中楽しむこともできます。
■アジュール舞子
アクセス:JR舞子駅から徒歩7分、または山陽電鉄霞ヶ丘駅から徒歩5分
2024年11月に全面建て替え工事を経てオープンした「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」。生活雑貨や衣料品をはじめ、約150のテナントが入り多くの買い物客が訪れます。敷地内には公園が整備されていたり、人口の砂浜を見渡すロケーションには手ぶらでBBQが楽しめるレストラン(要事前予約)が入っているなど、子連れはもちろん、友人や親せきの集まりにも重宝します! JR垂水駅からは土日祝日限定で無料のシャトルバスも出ていてアクセスも便利です。
■三井アウトレットパーク マリンピア神戸
住所:兵庫県神戸市垂水区海岸通12-2
営業時間:10:00~20:00(レストラン11:00~21:00、フードコート10:30~21:00 ※ラストオーダーは店舗により異なる)
■LAGOON BBQ CLUB
営業時間:10:00~22:00
URL:https://toothtooth.com/lagoon-bbq-club/
愛徳坂ほどの急こう配ではないにしろ、神戸の観光をしていると必ずどこかで坂道と遭遇します。坂道によって出合う景色やそのエリアの雰囲気、周辺のお店などそれぞれ特色があります。坂道=疲れるものとは決めつけず、神戸観光の際にはぜひお気に入りの1本を見つけてみてください。