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2025.9.10
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海外渡航にかかる旅費の多くを占める、航空券やホテル、オプショナルツアー。航空券やホテルは避けては通れない出費ではありますが、予約の方法やタイミングなどのちょっとしたコツをおさえるだけで、ぐっと節約できるんです! 今回は、予約の基本から知る人ぞ知るテクニックまで、たっぷりご紹介します。
航空券を購入する方法は大きく「旅行予約サイトやアプリなどによるオンライン決済での購入」か「旅行代理店などの窓口で対面による購入」の2種類。さらに、前者のオンライン購入にもさまざまなパターンがあります。それぞれのメリット・デメリットを知って、自分に合った購入方法を見つけましょう。
なるべく安く航空券を手に入れたい人は、オンライン購入がおすすめ。リアルタイムで空席状況や料金が反映されるので、タイミング次第で激安のチケットが見つかることも! オンライン購入ができるサイトは、航空会社や旅行代理店のウェブサイトと、複数の航空会社や旅行代理店を横断的に検索できる比較サイトの大きく2種類に分けられます。
マイルを貯めているなどの理由で航空会社が決まっているなら、公式サイトから直接予約するのもアリ。旅行代理店や旅行サイトを経由するほうが安くなることもありますが、正規の運賃で購入すればフライトの遅延や欠航などイレギュラーな事態に航空会社からフォローが受けられます。
また、先述のJTBやHISなどの大手旅行代理店は、窓口で申し込むより公式サイトから購入するほうが、手数料がかからないぶん安くなります。航空券とホテルがセットになったお得なパックツアーなどとも比較できて選択肢が広がるうえ、JTBや日本旅行などはポイントプログラムもありますよ。
複数の航空会社や旅行代理店の料金を一斉に比較できる便利なサイト。外資から日系までさまざまな比較サイトがありますが、提携会社の数や使い勝手はそれぞれ異なります。
なかでもスカイスキャナーは、提携会社も多く最安値の航空券を探しやすいと評判。検索条件を保存し、料金に変動が生じた際にアラートで知らせてくれる機能があるのも便利です。また、エアトリは日本企業が運営しているため、サイトが見やすく使いやすいのが特徴。まとめてポイントが貯められるのもうれしいポイントです。
おもな比較サイト
比較サイトを使って、フライトを検索・購入する方法や選ぶ際の注意点を紹介します。
「直行便」、「預け荷物の有無」、「航空会社」などでソートをかけられ、「安い順」や「出発時間が早い順」など表示をカスタムできるので、自分にぴったりのフライトを検索できます。
ここで重要なのは、料金だけで判断しないこと! 安いフライトは訳アリなことが多いので、内容の確認は慎重に。よくあるトラップは、以下のとおりです。せっかく航空券を安く購入できても、預け荷物で数万円プラスになったり、深夜の到着でタクシー移動を余儀なくされたり、「結局そんなに安くなかった……」なんてこともあり得ます。
ひとつのフライトに対してさまざまな航空会社や旅行会社のサイトがヒットしますが、こちらも料金だけで判断しないよう注意が必要。聞いたことのないような海外の旅行サイトや評判の悪いサイトだと、勝手に予約がキャンセルされていたり、問い合わせても返事がなかったりといったトラブルも少なくありません。口コミなどをチェックして、信用できるサイトを選びましょう。料金がそれほど変わらないなら、航空会社のサイトからの購入がおすすめ。フライトの遅延や欠航などがあった際に、速やかなサポートが受けられます。
比較サイトで航空券をさらにお得に予約するためのテクニックを紹介します。
スケジュールに余裕があるなら、往路と復路の日付を1日ずつずらして検索してみるだけで値段が大きく変わることも。通常、週末にかかる便は高くなる傾向があるので、なるべく平日に発着する便を狙うと安いフライトが見つかりやすくなります。
同じ目的地でも発着する空港を変えてみると、フライト料金がぐっと下がるケースがあります。たとえば、東京なら成田空港と羽田空港、ニューヨークならジョン・F・ケネディ国際空港やラガーディア空港など、同じ都市でも複数の空港があります。多少の移動費がかかっても、もうひとつの空港を選択したほうが結果として安くなることがあります。
比較サイトでヒットした航空会社や旅行会社の公式サイトを改めてチェックする、という方法もぜひ試してみて。比較サイトは純粋に運賃だけを比較していることが多く、航空会社や旅行会社の公式サイトで展開されているキャッシュバックやポイント還元などのキャンペーンや割引運賃が反映されていないこともあります。少し面倒ですが、このひと手間は意外と有効です。
JTBやHISをはじめとした大手旅行代理店の店舗や地域の旅行会社などの旅行代理店で航空券を購入する方法もあります。旅行に精通したスタッフにアドバイスをもらいながら、希望に沿ったフライトを予約できるのがメリット。パスポート情報を伝えるだけで予約まで済ませてくれるうえ、日程の変更やキャンセル、フライトの遅延などの際もフォローが受けられるという安心感があります。デメリットは、手数料などが上乗せされるため値段が高くなることと、店舗の営業時間内に出向かなければならないこと。最近は、多くの旅行会社が事前予約制となっているので注意が必要です。
なお、各航空会社の電話予約センターから購入することもできます。いつ・どこへ行くかを伝えれば、運賃と候補の便を教えてくれ、希望の便があればそのまま予約OK。支払い方法はコンビニや銀行振り込み、クレジットカードなどから選べます。ただし、受付時間が限られる電話予約センターはつながりづらいことも多く、現在は主流の購入方法ではありません。
かつてバックパッカーの宿探しといえば、目ぼしいホテルの門を叩き、部屋の中を見せてもらいながら値段交渉をしたものでしたが、今は事前予約がほとんど。入国審査で宿泊場所を聞かれたり、国によってはアライバルカードに宿泊先を書く欄があり、ホテルが決まっていないとスムーズに入国できないこともあるので、少なくとも初めの数日分の予約はしておきたいところです。
お目当てのホテルがあるなら、公式サイトから直接予約するのが確実。ただし、海外ホテルのサイトは英語や現地語のものがほとんどなので、細かな条件を見落としたり、入力を間違えたりしないよう注意が必要です。
後述する海外ホテル予約サイトで満室になっていても公式サイトからなら予約ができたり、予約サイトと同額でもランクの高い部屋に案内されたり、朝食が付いたりと、ホテルによって公式サイトからの予約のほうが優遇されることも。一方で、予約サイトのほうが安くなることも少なくないので、時間があれば見比べてみるとよいでしょう。
ホテル探しから始める人は、たくさんのホテルを一度に比較できる予約サイトが便利! 日本語サイトで使い勝手がよく、価格や部屋タイプなど細かくソートをかけられるので、より条件に合ったホテルが見つかります。また、ホテルの公式サイトより大幅に割引になっていることもあるうえ、各サイトにポイントプログラムやキャッシュバックサービス、10泊ごとに1泊分のボーナスステイなどの特典があるので、使いやすいサイトを見つけたらひとつに絞って利用するとよいでしょう。
おもな海外ホテル予約サイト
各サイトいずれも、評価や口コミを見て比較できるのが魅力! 評価が高いところは、口コミの数にも注目してみてください。評価が高く、かつ口コミが多いホテルがおすすめです。予約の前に、以下のポイントをチェックしましょう。
極端に安いホテルは、治安の悪い場所にあったり、温水が出なかったりと難があることが多いので要注意。同じホテルでも部屋によって設備は異なるので、部屋情報をきちんと確認しましょう。
Airbnb(エアビーアンドビー)とは、住民が空いた部屋を貸し出す民泊サービスで、通称「エアビー」と呼ばれています。特に連泊する場合などは、ホテルより割安になることもあり、節約旅の強い味方。地元の生活に溶け込み、暮らすように滞在できるのも魅力です。ただし、アクセスが不便なエリアに位置していたり、ホストとのコミュニケーションが必要だったりする場合があるので、立地やホストとのやり取りに注意しましょう。
Airbnbで宿泊先を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてみてください。
「ゲストチョイス」は評価、レビュー、信頼性においてゲストから好評を得ている宿泊先が選ばれています。「スーパーホスト」はAirbnbが設けた要件を満たした実績のあるホストに与えられるステータスです。このふたつを兼ね備えている物件は、外国人の受け入れにも慣れていることが多いので安心。レビューや写真で細かな部分を確認しつつ、Googleマップのストリートビューで最寄り駅からのアクセスや周辺の店舗情報などを事前にチェックしましょう。
海外で効率的に旅をするのに便利なオプショナルツアー。使い方によっては自力で回るより割安になることがあるので、旅程に上手に組み込んでみましょう。現地の旅行会社で申し込むことも可能ですが、事前に予約しておけば現地での時間のロスもなく、予定も立てやすくなります。
ベーシックなオプショナルツアーになるべく安く参加したいなら、現地ツアー予約サイトを利用するのもおすすめ。人気の観光地は似たようなツアーが並び迷ってしまいますが、内容や催行時間など詳細が微妙に異なるので、よく確認しましょう。
おもな現地ツアー予約サイト
航空券やホテルの料金は、季節や需要によって大きく変動します。これに為替の値動きも影響するので、料金は毎日コロコロと変わります。直前に安くなる場合もあれば、高くなることもあり、こればかりは運次第……と嘆くことなかれ、安くなるシーズンや安く購入できるタイミングを紹介します。
エリアにもよりますが、狙い目は2月、6月、11月。2月は年末年始と春の旅行シーズンの間で休暇を取る人が少ないため、航空会社やホテルの価格が下がることが多いです。同様に、6月は夏休み前の閑散期。さらに、秋の行楽シーズンと冬のホリデーシーズンの間の11月も、大きなイベントが少なく需要が落ち込むため、価格が下がりやすくなります。
同時に、渡航先のベストシーズンやイベントなどもチェックしましょう。雨季や厳寒期、酷暑などのオフシーズンは、ホテル料金がハイシーズンの半額以下になることもあります。
早くから予定が決まっているのであれば、早期割引を利用するのが確実です。基本的に、飛行機の料金は早ければ早いほどお得。目安として、国際航空券ならば2〜6ヵ月前に購入しておきましょう。ただし、早期割引の航空券は変更やキャンセルが難しい、もしくはキャンセル料が発生するケースがあります。
一方、フライトによっては最後の最後で大幅な値下げが行われることもあります。そのため、早期予約ができない場合は、直前の値下げに賭けてみてもよいかもしれません。
航空会社や旅行会社では定期的にセールが実施されています。各会社の公式サイトやニュースレター、SNSなどで告知されるので、こまめにチェックしておきましょう。また、航空券やホテルの予約をオンラインでする場合、火曜の夜から水曜の早朝にかけて検索・購入すると、価格が少し安くなる傾向があります。逆に、大型連休や祝日の前後は航空券の価格が急上昇します。休日の1ヵ月前から徐々に高くなり、休日の1週間前から数日前にかけてがピークとなるので、ぜひ早めの予約を!
HafH(ハフ)は、提携しているホテルに独自のポイント制度である「HafHコイン」を利用して泊まることができる、つみたて旅行サービス。HafH会員は任意に設定した月額料を毎月払い、貯まったコインを利用して提携施設に宿泊できます。購入したHafHコインに使用期限はなく、無期限で貯められるため月額料が無駄になることはありません。
国内だけでなく30ヵ国以上に提携施設があり、ラグジュアリーホテルからゲストハウスまでタイプもさまざま。最大のポイントは、HafHは定額サービスのため、大手宿泊予約サイトのように日によって金額が変動しないこと。週末はもちろん、年末年始や夏休みなどハイシーズンでも同じ金額(コイン数)で利用できます。前日までキャンセル無料なので、とりあえずおさえておいて、あとでほかのホテルと比較するのもよいでしょう。
今回は、予約の基礎知識からちょっぴりマニアックなテクニックまでご紹介しました。自身の予算や手配にかけられる時間、旅のスタイル、経験値などに合わせて、紹介した情報を上手に取り入れてみてください。
予約をはじめとした、各国の詳細な旅の知識は『地球の歩き方』ガイドブックを参考にしてみてください。その土地ならではのお得情報や節約術を掲載しているので、渡航前にチェックするのがおすすめです。