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2025.9.10
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海外旅行の際、お金はどのような方法で用意するのが便利でお得かつ安全か、気になる人は多いはず。通貨も治安も日本と異なる海外では、その国によって最適な支払い手段が異なります。現地でスマートな支払いができるよう、お金の持っていき方について事前にしっかり確認しておきましょう。
海外でクレジットカードが使える場所は年々増えていますが、チップの支払いや寺院での賽銭、屋台での飲食など、何かと現金で支払うシーンは多いもの。現金が主流な国もあるので、ある程度の金額を用意していく必要があります。
持って行く金額は、渡航先や旅行の目的などの状況によって変わりますが、現金をたくさん持っていると紛失や盗難などの被害に遭ったときに大きな痛手。できるだけカードで支払い、どうしてもという場合に現金を使うのがおすすめです。
日本国内で外貨両替をする場合、銀行や外貨両替所、金券ショップなどで両替できます。いずれも、店舗や両替可能な通貨が限られているところもあるので、旅行が決まったら早めに手配を始めましょう。
渡航後、現地に着いてから両替することも可能。国によっては、町なかの銀行や両替所では日本円を取り扱っていない場合があるので、ドルやユーロを用意しておくと安心です。また、国や地域にもよりますが、銀行やデパート、大手ホテルチェーンなどで両替できることもあります。
一般的に、メジャーな通貨は国内、そのほかの通貨は現地での両替がお得になることが多いです。アメリカドルやユーロなどは、現地での両替にかかる手数料が日本より高いため、出国前に両替しておくのがおすすめ。出発までに時間があるなら、金券ショップや外貨両替所を上手に利用しましょう。
一方、台湾ドルやウォンは、日本で両替をするとレートが低めであるため、現地での両替が得策! なお、カンボジアのリエルやブータンのニュルタムなど、日本国内で両替の取り扱いがない通貨もあります。観光客は現地通貨ではなくアメリカドルで支払いOKという国もあるので、事前に渡航先の決済情報を確認しておきましょう。
渡航先の国にもよりますが、クレジットカードやデビットカードがあれば、たいてい現金を持ち歩かなくても旅行はできます。また、キャッシュレスで決済できれば多額の現金を持ち歩く必要がなく、万が一盗難に遭っても補償やサポートを受けられることが多いのもメリット。カードを使用して海外のATMで現地通貨を引き出すことや、高額な買い物の際やレンタカーを利用する際などにデポジットとして提示することもできます。
クレジットカードやデビットカードには、VISAやMastercard、JCBといったブランドがあり、場所や店によって使えるブランドが異なります。国によっても強い・弱いブランドがあり、日系ブランドは使えないことも少なくないので、ブランドが異なるカードを2枚以上持っていくのがおすすめ。なかでも世界シェアNo.1のVISAはマストで持っておきたいところです。
デビットカードは、クレジットカードと同様に銀行口座から現金を引き出すことなく決済を完了できる支払い方法。後払い方式のクレジットカードは気づかないうちにお金を使いすぎてしまう心配がありますが、デビットカードは利用時に銀行口座から即時引き落とされるため、口座の残高以上にお金を使いすぎる心配がありません。審査もほとんどなく、15歳以上から作れる点も魅力。しかし、場所によってはデビットカードが利用できないことがあるうえ、残高不足の場合は使えないので、クレジットカードなど別の支払い方法も用意しておくと安心です。
デビットカードの注意点
クレジットカードやデビットカードを海外で利用すると、現地通貨で決済し、最終的な支払い金額が確定した段階で利用代金が決まります。これに加え、「海外事務手数料」と呼ばれる手数料が発生することにも注意が必要。これは、利用金額に数%が上乗せされたもので、数十万単位のお金を使う海外旅行では、この海外事務手数料が思いのほかかかることも……。カードによって手数料は異なるので、海外旅行の前に自分が持っていくカードの詳細を確認してみるとよいでしょう。
どの地域に旅行するかによって、おすすめのカードは異なりますが、VISAやMastercardといった5大国際ブランドのカードはひとつ持っておくと便利。そのなかでも、各ブランドによって以下のような得意なエリアやサービスがあるので、渡航先や目的に合わせて選びましょう。
さらに、カード選びの際に注目したいポイントを紹介します。
クレジットカードやデビットカードには、年会費がかかるものとかからないものがあります。海外旅行のためだけに作る場合は、年会費が無料で維持費のかからないものを選ぶのがおすすめ。一方で、旅行傷害保険や特典の内容が充実したクレジットカードは、年会費が必要なケースがほとんどです。ゴールドカードやプラチナカードといったステータスカードは年会費が高額になる傾向にあるため、維持し続けることを考えてから申し込みましょう。
海外でカードを利用すると、利用金額のほかに海外事務手数料(海外利用手数料)が適用されます。クレジットカード会社によって、国際ブランドごとに個別に設定されており、1.60〜3.85%程度と開きがあります。これらは定期的に更新されるので、こまめに確認しましょう。
一般的なクレジットカードには、海外旅行保険が付帯されています。海外旅行保険とは、旅行先でけがをしたり、最悪の場合死亡してしまったりした際に補償される保険のこと。カードによって、自動付帯と利用付帯があり、自動付帯の場合はカードを持っているだけで保険が適用され、利用付帯の場合は旅行にかかわる代金を出発前にそのカードで決済していることが適用条件となります。補償内容はカードによって異なりますが、一般的には利用付帯のほうが自動付帯よりも手厚い内容になっています。
空港のラウンジ利用や、対象ホテルの宿泊費割引やアップグレードなどのサービスや特典がついているカードもあります。これらは、年会費無料のものにはほとんどついておらず、ゴールドカードやプラチナカードといったステータスカードのほうが内容は手厚く、さまざまなシーンで役に立ちます。
海外利用手数料や為替レートを抑えてお得に海外旅行を楽しみたい人に、おすすめのデビットカードをご紹介! ぜひ新たな選択肢として取り入れてみてください。
Wiseは、世界中で利用されている海外送金・外貨両替サービス。多国籍のユーザーに対応しているため、アジアやアフリカなど、他のサービスでは対応していない国の通貨もカバーしている点が強みです。
Revolutは、国内外の支払いや両替をスマホひとつで簡単に行える決済サービス。特に欧州や北米の通貨に強く、発行料が無料で気軽に作れるのが魅力です。
いずれもバーチャルカードが無料で発行でき、安全なオンライン決済も可能です。ただし、海外旅行保険は付帯されておらず、入金方法や入金手数料などにもそれぞれ条件や設定があるのでよく確認を。とはいえ、ATM引き出し手数料や両替手数料が一般的なクレジットカードより大幅に抑えられるのは大きな魅力です。長期旅行をする人や頻繁に海外に行く人には、特に利用価値が高いといえるでしょう。
ほかにも、ソニー銀行のSony Bank WALLET(ソニーバンク ウォレット)や、SMBC信託銀行のGLOBAL PASS(グローバルパス)など日系企業が発行するデビットカードもあり、サービス内容や条件はさまざま。利用シーンをイメージしながら、自分に最適なカードを見つけましょう。
海外でクレジットカードやデビットカードで支払う際、決済を日本円にするか、現地通貨にするか選べる店舗がしばしばあります。馴染みのある日本円をつい選択したくなってしまいますが、ちょっと待って! どちらを選択しても代金には手数料が加算されるのですが、日本円を選択した場合は、店側が設定する任意の手数料が上乗せされます。このとき、店によっては法外な手数料を設定していることがあるので要注意。カード会社が設定する手数料に統一されている現地通貨での支払いを選択したほうが無難です。
国によっては、日本のPayPayや楽天ペイのようなキャッシュレス決済アプリが普及しているところもあります。例えば、中国のAlipay(アリペイ)やWeChat Pay(ウィーチャットペイ)などは、外国人もアカウントが作れるので、賢く利用したいところ。クレジットカードやデビットカードと紐づけでき、いちいち財布を出さなくてよいので安全で便利です。
韓国ではWOWPASS(ワオパス)と呼ばれる、決済機能、両替機能、交通系ICカード(T-money)機能の3つが一体となった外国人向けのチャージ式プリペイドカードが便利! また、2025年9月からは、韓国でも日本のPayPayを利用できるようになりました。
それぞれの国で日々変化するお金の支払い方法は、事前に予習しておいて無駄なことはありません。現金やカード、アプリ決済などを上手に使い分けて、安全、快適、そしてお得に海外旅行を楽しみましょう。