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世界中のグルメとバーテンダーが集まり、夜景きらめくなかで乾杯する——そんな最高の夜を楽しめる街、香港。2025年10月には「The World’s 50 Best Bars」の授賞式が初めて香港で開催され、地元の「Bar Leone(バー・レオーネ)」が堂々の世界1位に輝きました。「The World’s 50 Best Bars」(世界のベスト50バー)は、イギリスの会社が主催する世界のバーシーンの権威ある年間のアワードです。さらに同月には、毎年人気の「香港ワイン&ダイン・フェスティバル」も開催され、街全体が“食とドリンクの祭典”に!世界が注目する香港のカクテル&グルメシーンを、旅するように味わってみませんか?
「The World’s 50 Best Bars 2025」の授賞式が開かれたのは、香港のカイタック・クルーズ・ターミナル。世界中から2000人を超えるバーテンダーや関係者が集まり、香港のバー文化の成熟を世界に印象づけました。
その象徴が、見事1位を獲得した「Bar Leone」。ローマ出身のバーテンダー、ロレンツォ・アンティノーリさんが手がけるこのバーは、2023年にオープンしたばかり。“cocktail popolari(人々のためのカクテル)”をコンセプトに、華美さよりも誠実な味わいを大切にしています。
一杯ごとに感じるのは、バーテンダーとゲストのあたたかな対話。その“人と人をつなぐ一杯”が、世界中のファンを魅了しました。
せっかくなら、バー巡りも楽しみたい!ここでは、いま注目の新世代バーを4軒紹介します。
女性バーテンダーのシェリー・タイさんが営む小さなバー。クラシックな一杯をていねいに仕上げる姿勢が地元で愛されています。ミッドセンチュリー調の内装もおしゃれ。
「Bar Leone」とスペインの名店「Sips」がコラボした話題のバー。70年代のアメリカ・マイアミを思わせる雰囲気で、陽気なキューバ風カクテルを楽しめます。
キンプトン尖沙咀 香港の50階にある屋上バー。夜景×インフィニティプール×カクテルというフォトジェニックな空間が魅力。
メスカルとテキーラの名店。世界のベストバー常連の実力派バーで、「Bar Leone」と並ぶ香港バーシーンの象徴です。
香港はバーだけでなく、“食の都”としても日々進化中。10月に開催された「香港ワイン&ダイン・フェスティバル」では、世界中のシェフが腕を競いました。
中環にあるザハ・ハディッド設計の超高層ビルは早くも香港の新ランドマークとなっている。館内には3つの話題レストランが登場。
・Akira Back Hong Kong:アメリカンテイストを効かせたコンテンポラリーな和韓フュージョン料理を提供
・Peridot:植物由来のハイクラスな料理とテロワールにこだわったカクテルが楽しめる。音楽と照明が融合するライブダイニングも話題
・花の雲(Hana no Kumo):日本人シェフのもと、繊細な日本割烹を香港流にアレンジ
13年連続三つ星を取り続ける名店。華やかで優雅な夜を演出してくれます。ロブションのシグネチャー料理や、時を超えて受け継がれるフレンチを存分に楽しめます。
サステナブルをテーマにした英国発ファインダイニング。廃棄ゼロの理念を料理と空間デザインに反映し、季節の地元食材を活かした洗練された一皿を提供しています。
焼きたてエッグタルトで有名な「Bakehouse」が絶景スポット「ザ・ピークタワー」に登場。名物のサワードウブレッドやペストリー、そして評判のエッグタルトを香港のハーバービューと共に楽しめます。
ソーホー地区のカジュアルダイナー。メニューは「バタービーフヌードル」「ビーフ担々麺」「ベジタリアン担々麺」のヌードル3種のみという潔さ。地元民に人気の隠れ家的な店。
ブランチ文化が根付くオーストラリア風カフェで、ブランチプレートがおすすめ。夜はオーストラリア各地の名産地から厳選したワインが楽しめます。
「Bar Leone」の世界一受賞、そして秋のグルメフェス開催。このふたつの出来事は、香港が“世界の美食都市”として輝きを放っている証です。
世界トップクラスのバー、革新的なレストラン、そして温かいローカルフード。それらが狭いエリアにぎゅっと詰まっているのが香港の魅力。冬から春にかけては旅のベストシーズン。“夜の香港”“食の香港”をテーマに、次の旅を計画してみてはいかがでしょうか?