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冬の香港が、今年はさらに華やかになります。街の中心・セントラル(中環)は、この季節だけの“ウィンター・ワンダーランド”へ大変身。アジアのなかでも特にクリスマスが盛り上がると言われている香港ですが、2025年冬は例年以上にスケールアップします。メインとなるのは、2025年11月14日~2026年1月4日に行われる恒例イベント「香港ウィンター・フェスタ」。セントラルのほか、市内のさまざまなスポットで特別イベントが予定され、冬の香港旅がぐっと楽しくなるシーズンです。
今年の目玉は、初開催となる「イマーシブ・ライトショー in セントラル」。セントラルを象徴する建物が巨大な光のキャンバスとなり、街そのものが光のショーに包まれます。スタチュー・スクエア・ガーデンには、高さ20メートルの屋外クリスマスツリーが登場。周囲には“クリスマスタウン”が広がり、訪れればきっと一気にホリデーモードに。
さらにチャーター・ロード(遮打道)は「スターライト・ブルバード」としてライトアップ。ランドマーク・アトリウムで開催される大規模インスタレーション「ノエリア at ランドマーク」とも連動し、エリア全体が眩い光で彩られます。セントラル一帯が一つの光のシンフォニーとなり、散策するだけでワクワクする時間が過ごせます。
先述したセントラルにあるスタチュー・スクエア・ガーデンは、期間限定の“おとぎ話の世界”に変身します。宇宙船や人形、ミニチュア列車などクラシカルなおもちゃをテーマにしたデコレーションが並び、訪れるだけで童心に返ってしまいそう。クリスマスが近づくとキャロル演奏やサンタクロースの登場など、気分を盛り上げる演出も多彩です。
11月28日からは、12棟のシャレーが並ぶ「クリスマスマーケット」がオープンしました。季節のグルメ、ギフト、ワークショップが楽しめ、旅の思い出づくりにもぴったりです。マーケット中心には、6階建てのビルに相当する高さ20mのクリスマスツリーが輝き、その存在感は圧巻。チャーター・ロードのイルミネーションや歩道橋のライトアップともつながり、写真スポットとしても見逃せません。
▼スタチュー・スクエア・ガーデン
今年もっとも注目したいのが、街そのものをスクリーンにした光のショー。セントラルを囲む歴史的建築から高層ビルまで、*計8棟が光と音楽の演出によって一体化します。
幻想的な3Dプロジェクションマッピングやホリデーソングに合わせ、トナカイやギフトボックス、天使などの映像が建物へ次々と映し出されます。香港の夜景の躍動感と煌めきが、このショーによってさらに際立ちます。
中国銀行ビル、中国銀行タワー、終審法院ビル、香港シティホール(ハイブロック)、香港クラブ・ビル、HSBC メイン・ビルディング、プリンス・ビル、スタンダード・チャータード銀行ビル
12月には、飲食・ショッピング・交通などで“300以上”の特典が用意される「ウィンター・フェスタ・ディライツ」もスタート。専用オンラインプラットフォームから簡単に検索でき、旅の楽しみが何倍にも広がります。街中のモールやホテル、テーマパークも華やかなデコレーションで彩られ、大晦日には恒例のカウントダウン花火が香港の冬を締めくくります。まさに「冬のベストシーズンの香港」を満喫できる期間です。
香港の冬は、ただのイルミネーションイベントにとどまらず、街そのものが巨大なテーマパークへと変貌します。特に今年は、セントラル一帯が“ウィンター・ワンダーランド”として生まれ変わり、光・音・アートが融合した没入型ライトショーが初開催されるなど、例年以上にスケールアップしています。
旅行者にとって魅力的なのは、
・街歩きしながらクリスマス気分が味わえること
・主要ランドマークが近距離に集まり、回遊しやすいこと
・マーケット、グルメ、フォトスポットが凝縮していること
そして何より、冬でも比較的温暖な気候の香港なら、寒さを気にせず夜景やライトショーを楽しめる点も大きな魅力です。2025年~2026年の冬を香港で過ごすなら、セントラルのウィンターイベントは外せません。アジアを代表するクリスマスの街で、ここでしか味わえない冬の魔法に浸ってみてはいかがでしょうか。