【2025年版】シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内のアクセス方法3選！料金や所要時間を解説

シャルル・ド・ゴール空港（CDG、俗称ロワシー空港）は、パリ中心部から北東約25kmに位置するフランス最大の空港。パリの玄関口として年間7000万人以上の乗客が利用し、数々の国内線・国際線が発着しています。日本からは日本航空（JAL）、全日空（ANA）、エールフランス航空が直行便を運航しています。

シャルル・ド・ゴール空港には、ターミナル1とターミナル2のふたつの主要ターミナルと格安航空会社の便が発着するターミナル3があります。日本からのANAのフライトはターミナル1、JALとエールフランス航空のフライトはターミナル2に発着。各ターミナル間は、無料の無人シャトル（シャルルドゴールヴァル、CDGVAL）で移動可能です。空港内には、免税店やお土産ショップ、レストラン、カフェなどが充実しています。

ロワシーバス（Roissybus）は、シャルル・ド・ゴール空港からパリ中心部にあるオペラ座（パレ・ガルニエ）までノンストップで結ぶ直行バス。

バス乗り場は、各ターミナルの到着ロビーを出たところにあります。乗車券は、ターミナル1なら32番出口を出たところにある待合室に設置された自動券売機、ターミナル2なら2Eと2Fを結ぶ通路にある自動券売機で購入するか、バス内で購入することも可能。バス内で購入する場合は、ドライバーに直接現金で支払うか、非接触型クレジットカードを専用リーダーにかざして支払う方法があります。キャッシュレス化が進んでいるため、紙幣や硬貨が十分に用意されていないこともあり、現金の場合はできるだけお釣りが出ないよう少額紙幣で支払うのが望ましいでしょう。

RER B線は、パリ市内と近郊を走る高速列車。シャルル・ド・ゴール空港からパリの中心部を横断し、フランス南西部のサン・レミ・レ・シュヴルーズ（Saint-Rémy-lès-Chevreuse）まで向かいます。パリ市内は、フランス北部への玄関口であるパリ北駅（Gare du Nord）、ショッピングセンターがある中心部のシャトレ・レ・アール駅（Châtelet-les-Halles）、ノートルダム大聖堂にほど近いサン・ミッシェル・ノートルダム駅（Saint-Michel Notre-Dame）などに停車します。RER B線は常に混雑しているうえ、観光客を狙ったスリも多発しているため、利用の際は注意が必要です。

RER B線の乗り場は、到着ロビーの「Paris par train」と書かれた案内に従った先にあります。乗車券は、乗り場付近にある有人の切符売り場もしくは自動券売機で、ナヴィゴ・イージー（Navigo Easy）と呼ばれる交通系ICカード（発行手数料2ユーロ）を購入し、チャージして利用します。スマートフォンに公式アプリをダウンロードし、アプリ上で乗車券を購入したり、ICカードのチャージを行ったりすることも可能。なお、均一料金の共通切符ではなく「Ticket Paris Aéroport」を購入します。時間節約とセキュリティの面からも、アプリを利用する場合は渡航前にダウンロードしておいたほうが安心です。

複数人での旅行の場合や早朝・深夜に到着する場合などは、タクシーを利用してパリ市内までアクセスする方法もあります。タクシーは、ターミナルを出たところにあるタクシーレーンから乗車できます。周辺には客引きをしているタクシードライバーもいますが、トラブルを防ぐためにもタクシーレーンから正規のタクシーを利用するようにしましょう。

シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内間の料金は、定額制となっています。降車場所がセーヌ川を挟んで北側の右岸（Rive Droite）か左岸（Rive Gauche）かによって料金が異なり、右岸までは56ユーロ、左岸までは65ユーロです。所要時間は、約30～50分。

フランスのシャルル・ド・ゴール空港からパリ市内への移動には、さまざまなアクセス方法があります。この記事で紹介した行き方を参考に、メリット・デメリットを確認しながら、自分に合ったスムーズな移動手段を見つけてみてください。