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2025.12.26
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グランドキャニオン国立公園は、壮大な峡谷と多様な地形が魅力の自然保護区です。ユネスコの世界遺産にも登録されており、毎年多くの観光客が訪れます。この記事では、グランドキャニオン国立公園の気候の特徴と服装をご紹介します。
グランドキャニオンは、東西約446kmにわたって延びる壮大な峡谷です。コロラド川を挟んで北側のノースリムと南側のサウスリムに分かれています。両リムにはそれぞれビレッジがあり、入園者の約90%が訪れるのはサウスリムです。
サウスリムビレッジは海抜2100mに位置しており、春の訪れが遅いのが特徴です。4月から5月上旬は、谷底までのトレイルを歩くのに最適な時期です。この時期、リムでは雪が降ることもありますが、全体的に天候は安定しています。また、朝霧がキャニオンから立ち上がる幻想的な光景も楽しめます。
夏になると、入道雲を背景にしたキャニオンは非常に美しいですが、観光客で賑わいます。昼夜の温度差が大きく、谷底では40℃以上の猛暑になることがあります。午後には強烈な雷雨が頻発し、キャニオンの劇的な景観を見ることができます。
秋は天候が安定し、気温も快適になります。ただし、日暮れが早くなるため、トレイルを歩く際には注意が必要です。
11月から3月は最も厳しい季節で、天候が荒れることが多く、航空便の欠航も増えます。この時期、トレイルは積雪のため閉鎖されることがありますが、峡谷に降る雪のほとんどは谷底まで達しません。途中で溶けて雨になるため、雪化粧したキャニオンの上部だけが美しい景観を見せます。
東京は気象庁世界の天候データツール平年値から、グランドキャニオン国立公園の各地点は地球の歩き方ガイドブックからグラフを作成
どの季節も日中と朝晩の気温差が大きく、標高による気候の変化もあるため、重ね着できる服装を準備することをおすすめします。ジャンパーやフリースなど、重ね着に適したアイテムがあると安心です。
グランドキャニオンでは、舗装されていない道を歩くことが多いため、歩きやすい靴と動きやすい服装を用意しましょう。
アメリカでは、気温や体温を摂氏(℃)ではなく華氏(°F)で表示するのが一般的です。32°Fが0℃に相当することを覚えておくと便利です。
| 摂氏(℃)日本 | 華氏(°F)アメリカ |
| -17.7℃ | 0°F |
| -10℃ | 14°F |
| -5℃ | 23°F |
| 0℃ | 32°F |
| 5℃ | 41°F |
| 10℃ | 50°F |
| 15℃ | 59°F |
| 20℃ | 68°F |
| 25℃ | 77°F |
| 30℃ | 86°F |
| 37.7℃ | 100°F |
| 40℃ | 104°F |
| 45℃ | 113°F |
| 50℃ | 122°F |
グランドキャニオンを訪れる際は、季節ごとの気候を考慮した服装を準備しましょう。快適なトレッキングを楽しむために、重ね着できる衣類と歩きやすい靴を選び、素晴らしい自然の美しさを満喫してくださいね。