また、これらのイベントに加えて、オラクル・パークではMLBのサンフランシスコ・ジャイアンツのホームゲームも頻繁に開催されています。海風を感じながらの野球観戦は、まさにサンフランシスコらしい体験のひとつ。日程が合えば、ぜひ足を運んでみてください。
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一年を通して温暖な気候で知られるサンフランシスコですが、夏には霧に包まれた肌寒い日が多いことでも有名です。こうした特徴から、全米各地の暑さを避けて訪れる旅行先として人気が高く、サンフランシスコ観光協会のレポートでも7月と8月がホテル需要のピークであることが示されています。
そんな“真夏でも涼しい”サンフランシスコで楽しめるおすすめの過ごし方をご紹介します。
サンフランシスコの夏(6月〜8月)は日中でも平均気温が約19℃と涼しく、朝晩は12〜13℃まで冷え込む日も少なくありません。この独特の気候は、海上で発生する「マリーンレイヤー(海霧)」の影響によるもので、霧が市内を覆うことで天然のエアコンのような涼しさをもたらします。
午後には冷たい海風が吹き、手袋が欲しくなるほど肌寒く感じる日もありますが、一方で晴天が続き、ほとんど雨が降らないのも夏の特徴です。こうした過ごしやすい気候から、サンフランシスコは夏の避暑地として多くの旅行者に選ばれている都市です。
6月最終週に開催されるサンフランシスコ・プライドをはじめ、夏のサンフランシスコでは多彩なフェスティバルやイベントが数多く開催されます。訪れる時期をうまく選べば、街全体が盛り上がるエネルギーを体感できるのも、この街の醍醐味のひとつです。
ただし、大型イベントの開催時期は宿泊費が高騰しやすく、ホテルの確保が難しくなることも。混雑を避けたい場合は、イベント日程を外して訪れるのも、旅を快適&割安に楽しむポイントです。
参考までに毎年市内で開催される代表的な夏イベントをご紹介します。
スターングローブ・フェスティバル(Stern Grove Festival)
6月中旬〜8月の毎週日曜に開催される無料野外コンサート
サンフランシスコ・プライド(SF Pride)
6月最終週末、全米最大級のLGBTQ+パレードとイベント
ノースビーチ・フェスティバル(North Beach Festival)
父の日の週末に開催。イタリア系文化を祝う歴史ある祭り
独立記念日 花火大会(7月4日)
ピア39やフィッシャーマンズワーフで大規模な花火ショー
フィルモア・ジャズ・フェスティバル(Fillmore Jazz Festival)
7月第1週末に開催。西海岸最大規模の無料ジャズ・フェスティバル
アウトサイドランズ・フェスティバル(Outside Lands Festival)
8月第2週(金〜日)、ゴールデンゲートパークで開催される音楽&アートの一大フェス
日本町ストリートフェア(Nihonmachi Street Fair)
8月第1週末、ジャパンタウンで開催される日系コミュニティの祭典
ピスタハン・パレード&フェスティバル(Pistahan Parade & Festival)
8月第1週または第2週の週末、フィリピン文化を祝う華やかなパレード&フェスティバル
サンフランシスコから車で約1時間の距離にあるナパやソノマは、日帰りで気軽に訪れられるワインの名産地として人気のエリアです。
エリア内には数多くのワイナリーが点在しており、ワイナリーツアーや試飲を楽しめるのはもちろん、地元のグルメマーケット巡りやクラフトビールの試飲も充実。
また、緑豊かな郊外でピクニックを楽しんだり、自然の中でのんびりとした時間を過ごすこともできます。
都市の喧騒を離れ、リラックスした1日を過ごすのにぴったりのスポットです。
サンフランシスコでは、涼しい気候を活かして市内をのんびりと散策するのもおすすめです。サンフランシスコ湾と太平洋に囲まれたこの街には、美しい景観スポットが数多く点在しています。特に早朝は空気も澄んで爽やかで、アウトドアや街歩きには最適な時間帯です。
市内はコンパクトなサイズで、徒歩でも十分に観光を楽しめるのも魅力のひとつ。
フィッシャーマンズワーフ、ゴールデンゲートブリッジ、チャイナタウン、ツインピークスなどの有名スポットも、真夏でも汗をかかずに快適に巡ることができます。
涼やかな気候のなかで、心地よい街歩きができるのは、サンフランシスコならではの魅力です。
今回は、夏の避暑地として理想的なサンフランシスコの魅力をご紹介しました。
地中海性気候に属するこの街は、一年を通して温暖で過ごしやすい気候が特徴ですが、特に真夏の猛暑から逃れたいときにぴったりの旅先です。
暑さに疲れた心と体をリフレッシュしたいときは、涼やかな風が吹くサンフランシスコで、心地よいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。