【スペイン】2025年狂気のラ・トマティーナ（トマト祭り）情報

ラ・トマティーナはが開かれるブニョルの町では、毎年8月下旬には約2週間続くお祭りがあります。ラ・トマティーナはそのプログラムのひとつ。8月最終水曜日にあたるので、今年は27日です。開始時間は正午12時ですが、その前にはパロ・ハボンというイベントがあります。会場のある通りのほぼ真ん中に石鹸をぬった長い棒を立て、その先端に吊るした生ハムの足をめがけて我れ先にと棒によじ登るのです。もちろん石鹸がつるつると滑るためにそんな簡単にはいきません。トマトを投げ合う前の前座だけあり、これまた馬鹿げていて面白いですね。このパロ・ハボンは11時頃に始まります。

現地に着いたら、本人確認があったり荷物を預けたりと時間はかかるので、余裕を持って乗り込みましょう。ラ・トマティーナの公式WEBサイトでは少なくとも午前10時前には到着することを推奨しています。

安全面を考慮して、2013年からは参加するにはチケットを購入しなければいけないことになりました。チケットはラ・トマティーナの公式WEBサイトから購入できます。購入ページはここです。英語、スペイン語、フランス語があるので、英語を見てみましょう。単に参加チケットだけをお求めの場合は、Buy your ticketをクリックします。次のページで個人情報を入力すると購入画面に移ります。値段は15ユーロです。

右にあるBuy your packは、参加チケットにオプションがついたものです。オプションには、
・荷物預かり
・公式Tシャツ
・パエリア（ラ・トマティーナの後）
・ドリンク2杯
・アフターパーティー入場券
があり、何パターンかの組み合わせでパックが売られています。全オプションをつけると72ユーロになります。

現地に行くと当日券も扱っているそうです。

ほかには旅行会社が主催するラ・トマティーナ・ツアーに申し込んで参加する方法もあります。バルセロナからは毎年日系旅行会社主催の日帰りバスツアーが出ているようです。日本語対応可能なのが助かりますね。

なお、16歳未満は参加できませんのでご注意ください。

クレイジーなイベントゆえ、次のように守るべきルールが設けられています。

・時間を守る：トマトを投げていいのは午後1時まで。1時の号砲が鳴ったら一切投げないこと。
・リュックやバッグのほか、瓶やペットボトルなどほかの参加者を傷つける恐れのあるものは持ち込まないこと。
・安全のためトマトは手のひらで握りつぶしてから投げること。
・Tシャツを破ったり投げたりしないこと（自分のものも他人のものも）。
・トラックの通過時には注意を払うこと（途中で何回かトマトを積んだトラックが通過します）。
・現地スタッフの指示に従うこと。

ルールを守らないと自分がケガをしたり、ほかの参加者にケガを負わせる恐れがあります。必ずルールを守ったうえで楽しみましょう。

なお、WEBでチケットを買った方は指定された画面をプリントアウトして当日受付に持って行く必要があります。そこでは身分証の提示も必要で、受付終了すると手首に入場券代わりのブレスレットを巻いてもらえます。

服装は、水着の上にTシャツを着用するのが良いと言われています。滑りやすいので、サンダルやビーチサンダルだと脱げてなくなってしまうことも。踏まれると痛いですし、捨ててもいい古い靴や使い捨ての安い靴がオススメです。トマト汁は目に染みるそうで、ゴーグルも必須。カメラや携帯を持って会場に入る場合は、防水ケースも持参しましょう。

ブニョルへのアクセスですが、ツアーに参加せず個人で現地に向かう方は少々注意が必要です。以前はバレンシア北駅から近郊電車C3でブニョルまで約1時間で直接行けたのですが、現在は途中からバスでの振り替え輸送になっています。8月下旬はどうなっているか調べたのですが、今の時点ではまだ未定でした。ラ・トマティーナに参加する方は事前にスペイン国鉄RENFEのサイト、もしくは前日までに直接駅で確認してください。振り替え輸送バスだと、バレンシア市内からは1時間半くらいかかりそうです。

また、ブニョルには小さな宿泊施設は数軒あるだけなので、もう満室になっている可能性も大。ブニョルの宿泊施設情報はこちらです。公共交通機関で日帰りできますので、バレンシア市内に宿を取りバレンシア観光と合わせて楽しむことをオススメします。

コロナ禍からほとんど姿を消していた日本人参加者も、昨年はずいぶん戻ってきたと聞きます。トマトまみれになって思いっきりはっちゃけたい方は、ぜひぜひラ・トマティーナに参加してみてください。ストレス解消になること間違いなし！

詳しい情報は、ラ・トマティーナ公式サイトをご覧くださいね。