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10数年前に始まったカフェブームはすっかりスペインにも定着し、都市部には無国籍な雰囲気ながらおしゃれなだったりかわいらしいカフェが定着しました。それに従って、それまでは見かけなかったキャロットケーキなどのスイーツ、ここ数年では冷たいコーヒードリンク(コールドブリューやアイスラテ)も提供されるように。そこに“スペインらしさ”がないことは残念なのですが、居心地がいいので、バルで飲むコーヒーより高くても足が向かいます。
今回は昨年見つけたちょっと変わったカフェをご紹介します。
そこがほかと一線を画してるのは、ドイツに特化したカフェなんです! 後から知ったのですが、ドイツ人学校に隣接しているんですよね。
お店に入ると、まずは目を引くのがソーセージやハム類が並んだショーケース。昔ミュンヘンのビアホールで食べたおいしいソーセージを思い出します。スペインで売っているソーセージはパリッと感がなく、ジューシーさも足りないので、いつか保冷バッグかクーラーボックスを持って買いに行こうと考えています。その横には、ザワークラウトやマヨネーズで和えたサラダ系のお惣菜が並びます。パンのショーケースにはプレッツェルも。反対側にはビールやバター、ヨーグルト、お菓子などがズラリ。異国の食べ物を見るのってなんでこんなに楽しいんでしょうね。
カフェでオススメなのが、つい先日いただいた12時までのこの軽食セットです。ハム類とスクランブルエッグ、チーズ、パテの盛り合わせにパン2つ、オレンジジュース1つ、コーヒー1つで12.75ユーロ。ジュースとコーヒーがひとつずつなのが不思議ですが、2人前だそうです。お酒好きの友人と一緒だったので別に白ワインを頼み(スペインでは午前中にアルコールを嗜むのはごく普通のことです)、オレンジジュースは半分こ、食後のコーヒーは1つ追加していただきました。パンは好きなものを選べるので、迷わずプレッツェルに。以前ドイツの空港で食べたことしかなくあまりおいしい印象は持っていなかったものの、ここのはおいしかったです。このセットは朝ごはんの代わりにもなりますので、ぜひお試しいただきたいです。お腹が空いていれば、1人でも食べられちゃうかも。
ほかにはこんなアップルケーキもあります。バニラソースをかけていただくのはドイツ流なのでしょうか? ミルクコーヒーもおいしかったです。
シンプルで落ち着く雰囲気も気に入っています。
バレンシアの中心部からは離れていますが、地下鉄のBenimaclet駅から歩いて5分弱の距離です。機会があれば足を運んでみてくださいね。
Fass Bakery & Café Valencia
住所: Calle Batxiller 10, Valencia
地図: https://maps.app.goo.gl/iGMsUyuNpA7Ucwv86
電話: +34 96-101-8236
営業時間: 月~金 7:45~21:00、土日 9:00~14:00