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【南アフリカ】ケープタウンのビーチに移動型サウナが出現中!

あんな

あんな

南アフリカ特派員

更新日
2025年7月28日
公開日
2025年7月29日

南アフリカでは非常に珍しい、アウトドアサウナを体験してきました。その名もHOT HUTS(ホットハッツ)。移動型サウナで、ケープタウンのあちこちのビーチを移動しながら営業中です。サウナ後の水風呂は、なんと観光地としても大人気の美しいビーチです!

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ホットハッツ(Hot Huts)

ホットハッツは、トレーラー型のサウナをけん引車でけん引して、ケープタウンのあちこちのビーチを移動して営業しています。
家族で運営しており、そのひとりであるダニエルさんが、ある日寒い日に海を泳いでいて「ここにサウナがあったらな〜」と思ったことがきっかけでサウナを作りました。完成したサウナはトレーラーメーカーとサウナメーカーと設計書を作るところから始めたオリジナルのサウナです。サウナ室内の窓からはポストカードのような景色を望めるよう設計されています。
現在営業している場所はケープタウンの計6ヶ所のビーチ。どのビーチも壮大な自然が広がる、ケープタウンの定番観光地です。サウナ後の冷水浴を重要視しているため、全ての場所でサウナ後にビーチに入れるようになっています。

予約はホットハッツの公式WEBサイトから簡単にできます。料金体系は、15分R80(約650円)。予約画面で好きな時間を選んで、長く入りたければ何セット分かまとめて予約します。この時、すでにその時間に何人予約されているかが表示されます。

◾️ホットハッツ(Hou Huts) 公式サイト

Home

場所

曜日によって以下のビーチに移動して営業しています。午前と午後で場所が違う曜日もあります。スタッフの方によると、毎日インスタグラムで「今日はここにいます」とストーリーズを投稿しているので、具体的な場所はその投稿を確認してほしいとのことでした。

月曜日:Dalebrook Tidal pool
火曜日:Kleinbaai Beach
水曜日:午前St.James Long Beach、午後Campsbay Tidal Pool
木曜日:定休日
金曜日:Dalebrook Tidal pool
土曜日:Campsbay Tidal Pool
日曜日:午前Simon’s Town-Long Beach、午後Saunders’ Rocks Beach

【2025年7月28日時点の情報】

変更の可能性もあるので行く前に公式サイトをご確認ください。どのビーチも今回紹介するキャンプスベイと同等の素晴らしい場所です。

キャンプスベイタイダルプール(Campsbay Tidal Pool)

この日は土曜日で、場所はキャンプスベイタイダルプール(Camps Bay Tidal Pool)と表記されていたためUberでそこへ向かいました。
このキャンプスベイタイダルプールは公共の無料プールです。プールといってもビーチの一部を人工的に囲ってプールのようにした場所で、水も海水です。
後ほど、サウナ後にここまで戻ってきて水風呂代わりに入ります。

キャンプスベイタイダルプール

プールからサウナまでの行き方は公式サイトに情報がなかったので少し迷いましたが、真冬にも関わらず水着で歩いている人を発見し、尋ねたところやはりサウナに入っていたとのことで道を聞けました。
キャンプスベイタイダルプールから1分ほど歩いたところにある駐車場内にサウナがありました。

サウナは海を眺められる方向に設置されています。

いざ体験

受付で予約していた名前を伝えて早速体験です。予約なしで、その場で申し込みも可能だそうです。
荷物は、受付の周辺に置かせてもらえます。
自分の車で来た場合はサウナのすぐ近くに駐車できるので荷物の管理面では安全でラクです。

受付

サウナの様子

サウナ室内の窓からは本当にポストカードのような風景が広がっています。
温度は90度。アロマ水も用意されているので、サウナストーンにかけてロウリュすることもできます。移動型サウナとはいえ、熱さも湿度も普通のサウナと遜色なくかなり快適でした。
15分ごとの料金システムなので、15分間いちども出ずにサウナに入っている方ばかりでした。サウナ内に時計はないので、他の方が「もう時間だ」と言って出ていったタイミングで私も出ました。ちなみに今回は私の他に3名入っていました。

  • KOTAというブランドのストーブ
  • 90度前後

サウナ後は水風呂へダッシュ

水風呂代わりのキャンプスベイタイダルプールまで、走って20秒ほど。真冬なので冷たい強風が吹き荒れていたのですが、なんとか体が冷え切る前に到着できました。
赤い線がサウナから水風呂までの動線です。

海水に浸かると目の前には絶景が広がります。
サウナに入っていた他の方も全員プールに入っていました。

海側から見たキャンプスベイタイダルプール
入水は砂浜から

プールの外の岩場に黒い粒々があり、よく見てみたところものすごい量の小さい貝でした。

帰り支度

着替えは簡易的なテントが用意されています。ただしケープタウンは一年中強風が吹き荒れており、この日の風も凄まじかったので、簡易テントは何度も吹っ飛びそうになります。誰かに抑えてもらえれば落ち着いて着替えられます。
また、簡易的なシャワーも用意されているので、少し海水を洗い流す程度には使えます。本格的なシャワーはありません。
他の利用客は地元の方ばかりで、水着のままタオルを腰に巻いて車でささっと帰っていました。

  • 手前の黒い小さいテントが着替え用
  • 簡易シャワー

キャンプスベイタイダルプールには公衆トイレがあり、女子トイレの方には中に着替えスペースがあったのでこちらでも着替え可能です。ただし男子トイレにはないそうです。

  • 公衆トイレ
  • 女性はこちらでも着替え可能

キャンプスベイ周辺情報

キャンプスベイは人気のビーチリゾートで、おしゃれなレストランやショップがコンパクトなエリアに集結しています。シティサイトシーイングという赤い二階建て観光バスの停留所にもなっています。7月現在は真冬でオフシーズンでしたが、賑わっていました。日中であれば安全に歩いて観光できます。
サウナ後はキャンプスベイタイダルプールのすぐ目の前がショップやレストランがあるエリアなのですぐにランチすることができました。

ビーチ沿いらしいお土産やさん
レストランやスーパーが入っているモール
ビーチを眺めながらランチできる

南アフリカではジムやスパを中心にサウナを時々見かけますが、今回のようにサウナ後に水風呂(プール)に入れる施設はなかなかありません。また、南アフリカの壮大な自然の中でサウナに入れる点も移動型サウナならでは。Hot Hutsは日本のサウナーのみなさんに自信を持っておすすめできるサウナです。

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