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【チェコ・プラハ】世界遺産を散策する旅、中世の面影残る水辺の町で過ごす週末

Shiho Yamaguchi

Shiho Yamaguchi

イタリア特派員

更新日
2025年8月1日
公開日
2025年8月1日

チェコ共和国の首都プラハは、週末の休暇を過ごすヨーロッパ人に人気の旅先。世界遺産に登録されている歴史地区には、川に架かるカレル橋や修道院、天文時計、プラハ城からの絶景など、見どころが点在。ヨーロッパの中でも物価が安いことやチェコビールが堪能できることも人気のひとつ。
今回は、週末を利用して2泊3日で訪れた観光スポットをご紹介します。

 

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チェコ共和国の首都プラハ

プラハは、人口約120万人のチェコ最大の都市。
町の中心地には、ヴルタヴァ川(モルダウ川)が流れ、古き良き雰囲気が残る町並。旧市街から新市街まで、プラハ歴史地区と呼ばれるエリアが世界遺産に登録されているのです。

チェコの言語は、チェコ語ですがプラハでは多くの人が英語を話します。また、EU加盟国ではありますが、通貨はチェコ・コルナ。クレジットカードが使用できる場所が多く、3日間の滞在中に現金を使用することはありませんでした。

空港から市街地へは、携帯アプリのUBERタクシーを利用。市内を走る路面電車は、車内で乗車券をクレジットカードで購入可能なので便利です。

プラハの観光名所

Strahov Monaster|ストラホフ修道院

プラハ歴史地区に位置するストラホフ修道院の隣にあるホテルに滞在したので、旅のスタートはこの場所から。
修道院の入口を入ると小さな広場になっていて、周辺には教会、図書館、レストランなど併設されています。
修道院施設内は無料で入場可能ですが、図書館には入館料が必要です。施設内には、レストランや修道院のビール醸造所もあるので食事スポットとしてもおすすめ。

Basilica of the Assumption of the Virgin Mary On Strahov|ストラホフの聖母マリア被昇天大聖堂

教会も無料ですが、寄付のボックスがあるので1ユーロほどの気持ちが推奨されています。内部は、細部までこだわった装飾や彫刻などが広がる豪華な空間。
美しい天井画が見どころでもあります。

 

Strahov Library|ストラホフ図書館

ストラホフ図書館は、哲学の間と神学の間の2つあります。
1670年代初頭に神学ホールが建てられ、1782年から広い哲学ホールが建設されました。
天井に広がるフレスコ画や壁一面に続く図書、木製の棚など、映画のような世界観。

 

神学ホール前にある廊下の地球儀コレクションも見逃せません。エントランスには古い聖書の古写本、廊下には自然科学の展示があります。

Grande Classic Panorama|グランデ・クラシック・パノラマ

プラハのスカイラインを堪能できるスポットが修道院からすぐの場所にあります。
ストラホフ修道院から徒歩5分ほどの距離にあり、ブドウ畑に面した静かな空間です。
この場所からは、プラハ城にある聖ヴィート大聖堂から、ヴルタヴァ川に架かる橋など美しい景色が満喫できます。旧市街が一望できる絶景スポットをお見逃しなく。

Charles Bridge|カレル橋

ヨーロッパで最も美しい橋のひとつとして知られている華麗なカレル橋。
カレル4世が1357年に建造させ、1402年に完成。ゴシック様式のカレル橋の縁には、30体の彫像が並んでいます。カレル橋の両端にある 2 つの巨大な塔は細部まで豪華な装飾です。
橋は、全長約516m、幅約9.5m。広い橋の上では、ストリートミュージシャンや似顔絵を提供するアーティスト、スタンド露店などあり賑やかなエリア。

Prague Astronomical Clock|プラハ天文時計

人気の旧市街広場(Staroměstské náměstí)は、チェコ共和国を初めて訪れるすべての人にとって必見の場所。
昼夜を問わず観光客で混雑していますが、周囲の美しい建築物を訪れるのに欠かせません。
プラハの天文時計(プラハ・オルロイ)は、プラハの旧市街広場にある旧市庁舎に付属する中世の天文時計です。
この時計は1410年に最初に設置、現在も稼働している最古の時計となっています。
天文盤は太陽と月の位置を示しています。時計の両側に佇むのは、様々なカトリックの聖人の像。
お土産ショップには、天文時計をモチーフにしたマグネットや木製時計などあるのでお土産にもぴったりです。

Church of Our Lady before Týn|ティーン教会

ティーン教会の正式名は「ティーンの前の聖母マリア教会」。
14 世紀以来、プラハのランドマークとなっています。
教会の 2 つの塔は高さ 80m、各塔の上にも8 つの小さな尖塔があるのです。
こちらも入場は無料となっていますが、1ユーロからの寄付をおすすめします。
内部は、ストラホフ大聖堂より広く、高い天井や柱にある彫刻、豪華な祭壇など幻想的な空間です。
プラハ最古のパイプオルガンも見どころ。
内部は、写真撮影禁止となっているのでご注意ください。

The Powder Tower|火薬塔

プラハの中心部にそびえ立つのは、かつて火薬庫として機能していた塔。
美しいゴシック様式が魅力的な塔は、1475年ごろに建設。
プラハ旧市街にあった城門のひとつでもあり、旧市街と新市街の間に佇んでいます。

Josefov|ユダヤ人街

静かな散策にぴったりのエリアが旧ユダヤ人街、通称ヨゼフォフ(Josefov)。
ユダヤ人は10世紀にはプラハに定住したといわれ、現在ヨゼフォフはレストラン、ショップが軒並ぶエリア。落ち着いた雰囲気があり散策するのにもおすすめです。
このエリアに作家フランツ・カフカのユニークなブロンズ像もあります。

Prague Castle|プラハ城

プラハ城は世界最大の古城で、ギネスブックにも記録されています。
現在は、チェコ共和国大統領の公邸と執務室として使用。
広大な城の敷地内には、ゴシック様式の聖ヴィート大聖堂、ロマネスク様式の聖イジー大聖堂、王宮、カフェ、スターバックスなどあり、小さな町になっている雰囲気。

 

様々な時代の建築様式が融合しているのも魅力的です。
ヨーロッパのおとぎ話に出てくるような町並が堪能できます。

夏のプラハを楽しもう

今回、2泊3日で訪れた観光スポットを紹介しました。
夏の日差しは強いものの、水辺の町でもあるので爽やかな風がそよぐのが気持ちよく、ほぼ徒歩で町を観光しました。
プラハ城へは、坂道や階段を登るので路面電車やUBERの利用もおすすめ。
丘の上からは絶景が眺められるのでプラハへ訪れた歴史地区全体を散策してみてください。

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