チェコ・ポーランド・スロヴァキアの3ヵ国で訪れるべき世界遺産5選
2024.10.28
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チェコの歩き方
中央ヨーロッパに位置するチェコは、中世ヨーロッパの街並みが残る国。首都プラハを筆頭に町には歴史ある建造物が建ち並び、まるで絵画に入り込んだよう。プラハ城やカレル橋といった世界遺産に登録されている観光スポットも豊富だ。ほかにも、西には自然豊かなボヘミア地方、東にはワインの産地として名高いモラヴィア地方があり、エリアごとに特色ある景色や体験が待っている。また、世界でも有数のビール大国であり、地元の醸造所でしか味わえないクラフトビールも多数。ビール好きにとってもたまらない国だろう。
チェコといえば、石畳が続く街並みが印象的。首都プラハでは、プラハ城や旧市街広場などの歴史的建造物が建ち並び、中世の雰囲気が漂う。特におすすめなのが、カレル橋を散策しながら眺めるヴルタヴァ川の景色。橋の上では地元のアーティストが音楽や絵画を披露し、観光客と交流する姿も見られる。夜になるとライトアップされた建物が川に映り、幻想的な光景が広がる。歴史的な雰囲気に浸りながら、古都の魅力を存分に味わってほしい。
都市部の観光だけでなく、チェコの大自然も堪能したい。特にボヘミア地方に広がる国立公園では、渓谷や湖、緑豊かな森林が広がり、自然に癒やされるひとときが待っている。また、ピルスナービール発祥の地であるプルゼニュは、700年以上も前からビールが造られていた場所で、麦とホップを育んできた豊かな大地が魅力。プルゼニュの西部には有名なビールとともに美しい風景が楽しめる地域も多く、ハイキングやサイクリングで自然と触れ合うのもおすすめだ。
チェコといえば、ビールの名産地。ピルスナービール発祥の国として、ビール文化はチェコ人の生活に深く根づいている。特にビール好きには外せないのはプルゼニュだ。地元の醸造所でビールを試飲したり、パブで新鮮なビールを堪能したりするのは格別だろう。市内のパブに入れば、フレッシュなビールが驚くほど安価で提供されており、その芳醇な味わいはビール好きにはたまらないはず。ビール好きなら一度は訪れてみたい場所だ。
チェコには数多くの美術館や劇場があり、プラハでは特にアートの香りを感じられるだろう。ナショナルギャラリー(国立美術館)やムハ(ミュシャ)美術館を訪ねれば、世界的に名高いアーティストの作品を鑑賞できる。現代アートに興味があるなら、現代美術センターDOXもいいだろう。チェコの芸術家たちが手がけたインスタレーションや前衛的な作品が楽しめる。観光だけでなく、アートに浸りながらゆったりとした時間を過ごすのもチェコ旅行の楽しみだ。
チェコ料理は、ボリューム満点で素朴な味わいが魅力。ビールによく合う肉料理が多く、牛肉の煮込み料理スヴィーチコヴァ・ナ・スメタニェ、チェコ料理の定番であるローストポーク(ヴェプショ・クネドロ・ゼロ)、パプリカをふんだんに使用したグラーシュと呼ばれるシチューはその代表格。料理には、小麦粉やジャガイモが原料のクネドリーキというパンが添えられることが多い。また、チェコといえばビールの印象が強いが、モラヴィア地方ではワインも造られている。料理や飲み物を通して、チェコの豊かな食文化を感じとろう。