
【オーストリア・ウィーン】世界遺産を楽しむ街!豪華な宮殿や美しい図書館、大聖堂など観光スポットをご紹介
2025.6.10
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芸術の街ウィーンには、美しい店内が魅力的な老舗カフェが点在しています。
豪華なシャンデリアやボルドーカラーに統一されたインテリア、ヨーロッパ建築を彷彿とさせる大きな柱のあるカフェなど。ウィーンは、伝統お菓子のザッハートルテ発祥のカフェもあるのです。
今回は、筆者が訪れたウィーン旧市街にある老舗カフェとウィーン伝統料理をご紹介します。
ウィーンで最も美しいカフェハウスとして知られる1876年創業の老舗「カフェ・セントラル」。
「フェルステル宮殿(Palais Ferstel)」と呼ばれる建物の一角にあり、宮殿のような店内には豪華な装飾がされ、アーチ型の天井、高い柱が特徴的です。
カフェ・セントラルのある建物は、実際は宮殿としてではなく、1860年に中央銀行と証券取引所の本拠地として建設。美しいネオルネッサンス建築として注目されました。
メニューには、ウィーン料理や伝統的な香り高いコーヒー、自家製パティスリーのスイーツなど、幅広いセレクション。
店内中央には、ショーケースがあり、鮮やかなケーキが並んでいます。
スイーツは持ち帰りも可能。
伝統料理には、子牛肉を使用したウィーンのカツレツ「ウィンナーシュニッツェルWiener schnitzel)」、牛肉の煮込み「ターフェルシュピッツ(Tafelspitz)」があります。
ターフェルシュピッツは、フランツ・ヨーゼフ皇帝のお気に入りメニューとしても知られています。
出口にある小さなスペースにお土産コーナーも。紅茶やチョコレートなど販売しているのでお土産にもピッタリ。
店舗の入り口には行列ができていましたが、観光客が多く長居をする人がいないので10分ほどで席に着くことができました。
行列でも少し待ってみて美しい店内を眺めながら伝統料理とスイーツを満喫してみてはいかがですか。
■Café Central
住所:Herrengasse 14, 1010 Wien, Austria
営業時間:月~土8:00〜22:00、日・祝10:00〜22:00
URL:https://cafecentral.wien/#essen-trinken
ウィーン発祥のチョコレートケーキ「ザッハートルテ」は、カフェ・ザッハーで誕生したと言われています。ザッハートルテは1832年に、料理人フランツ・ザッハーが考案。現在は、ウィーン各地のカフェやレストランで提供する伝統お菓子になっています。
カフェの場所は、オペラ座の裏手に位置し、ホテル・ザッハーに併設されています。
店内にあるガラス張りの窓からは、ウィーン国立歌劇場を眺めることができる豪華な空間。大きな油絵の絵画、クリスタルのシャンデリア、ボルドーカラーで統一された店内の装飾も見逃せません。
お子さま連れには可愛らしいギフトも。カフェ・ザッハーのオリジナル塗り絵と色鉛筆をいただきました。
塗り絵の表紙デザインも店内のボルドーカラーとリンクしてカフェ・ザッハースタイル。
メニューには、定番のザッハートルテ以外にもオーストリア伝統料理もあります。
ウィーン伝統料理でもあるグーラッシュ(Gulasch)は、ハンガリーから伝わりました。
牛肉のシチューで、じっくり煮込みほろほろと柔らかいお肉が魅力です。
ザッハートルテは、しっとりしたチョコレート風味のスポンジにアプリコットのジャムが挟まっています。濃厚なチョコレートでコーティングされ、上品な甘さのクリームが添えらているのも美味しさの秘訣。
ランチタイムや午後は長い行列ができていますが、開店後すぐやディナータイムは比較的空いています。午後6時半ごろ訪れた時は並ばずに入ることができました。昼間に訪れたい場合は、公式サイトから予約必須です。
ウィーンへ行ったらオリジナルのザッハートルテを試してみてください。居心地が良いエレガントな雰囲気の中、食事とウィーンの街並みを満喫しましょう。
■Café Sacher
住所:Philharmoniker Str. 4, 1010 Wien, Austria
営業時間:月~日7:00〜23:00
URL:https://www.sacher.com/de/restaurants/cafe-sacher-wien/