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ヨハネスブルグにある大人気スポット、ヴィクトリアヤーズ(VICTORIA YARD)にはアーティストのアトリエやものづくり企業の作業場が集結しています。ほとんどの作業場にはショップが併設されており、ここで作られたものをその場で購入することができます。今回ご紹介するのは、ここで開催されている職人達のアトリエを周って交流できるツアーです。なんと無料で毎日開催されています。 普通の観光ツアーとは一味違うかなりローカルなツアーで、南アフリカのもの造りの裏側を知ることができます。
2万平方メートルもある広大な敷地内には、テナントの作業場兼ショップ以外にも、ここで働く人の子供を預かる学校やクリニック、農園まであり小さい村のようになっています。おしゃれな飲食店も多数営業しています。ここは19世紀ごろ洗濯業者の工場があった跡地で、煉瓦造りの当時の建物もまだ使われています。
敷地は毎日一般の人に解放されているので、ショップや飲食店目当てにいつでも来ることができます。
イベントや結婚式の披露宴会場として使われることも多く、なかでも月に1度ここで開催されるサンデーマーケットは地元の方に大人気です。
ツアーでは、まず敷地内を歩きながらヴィクトリアヤーズの歴史や目的について説明を受けます。その後各アトリエを周り、職人さん達が実際作業する様子を見学します。
こちらはTシャツ作成のアトリエ。この時はちょうど、南アフリカで有名なNandosというレストランチェーン店のTシャツを作成していました。
次に訪れたのは、南アフリカ伝統のシュエシュエ柄のバッグや小物のブランド、SHWEの作業場。Big Blueというよくショッピングモールに入っている南アフリカのお土産屋さんにも卸していて、私も普段まちでよく見かけます。
今回ガイドを担当してくださったPatienceさんはここに勤めているとのことでした。もし欲しいデザインのものがあれば、ここに来れば特注もできるそうです。
こちらはパーティー用ドレスの作業場。
サンデーマーケットでは格安でドレスを購入できるそうです。みなさん忙しそうに作業していましたが、にこやかに挨拶してくれました。
ファッションの企業は他にも民族衣装専門店や、ジーンズ専門店もありました。
なんと酒造場もあります。こちらではジンを作って販売してます。全ての作業工程がこの場所で完結できるようになっているそうです。
油絵や写真、雑誌を切り抜いてコラージュした作品や、太陽光パネルを使った美しいランプなど様々なアーティストのアトリエを訪問しました。この日はサンデーマーケットの翌日だったため、あいにく前日の疲れから休んでいるアーティストが多く、本人不在でアトリエだけ解放しているところも多かったです。
アーティストがいた場合は作業工程や作品の趣旨など手短に説明してくれたあと、「自由に見ていってね!」とすぐ作業に戻って行きました。みなさん感じの良い方ばかりで、押し売りなども一切ありませんでした。ツアーの対応に慣れている感じです。
ヴィクトリアヤーズでは、毎月第1日曜日にサンデーマーケットが開催されます。その日の朝10時に、ヴィクトリアヤーズ内のツアー看板前に来ればツアーに参加できます。
ツアーは希望者がいれば毎日開催可能ではあるものの、実際にはサンデーマーケットの日以外のヴィクトリアヤーズへの訪問者はかなり少ないため、予約がなければ基本的には開催されません。
毎回サンデーマーケットの当日は必ず複数人ツアー客が集まって開催されるとのことでした。
ヴィクトリアヤーズの公式サイトに掲載されているツアーガイド3名のいずれかの電話番号に電話して予約します。
もしくは、敷地内にあるFoakes Coffeeというコーヒーショップのスタッフに声をかけるとツアーの手配をしてくれます。私はツアー希望日の当日に行き、コーヒーショップのスタッフの方に声をかけてツアーを手配してもらいました。平日だったためツアー客は私ひとりでした。
いずれの場合もツアーは10時から始まるので、10時までには到着するようにしましょう。ただしガイドさんの都合が良ければ10時以外でも対応可とのことです。
◾️Victoria Yard公式サイト
https://www.victoriayards.co.za/
◾️ツアー詳細
https://www.victoriayards.co.za/tours
Victoria Yard 住所:Victoria Yards,
16 Viljoen Street, Johannesburg,
GP, 2094, South Africa
営業時間:平日9:00〜17:00、土曜日:10:00〜17:00、日曜日:10:00〜16:00
無料のヴィクトリアヤーズ専用立体駐車場完備。
敷地内及び敷地の入り口付近はセキュリティのスタッフが厳重に警備しているので安全ですが、近隣は危険エリアですのでくれぐれもご注意ください。
私は自分の車は使わずUberで訪問しました。