【南アフリカ】ヨハネスブルグにある入場無料の美術館＆博物館3選

こちらはなんとアフリカ大陸最古の商業アートギャラリーです。1913年にヨハネスブルグで設立され、その当時から場所は移動して現在はローズバンクで営業しています。
迷路のようになっている館内には南アフリカの絵画や彫刻などといった現代アート作品が展示されており、広くはありませんが見応えはあります。なかでもビーズのみを使って描かれた巨大な絵が大迫力でした。

通りを挟んで向かい側にあるモダンな建物も、EVERARD READに併設しているギャラリーです。
大きく分けてふたつのギャラリーがあり、どちらも無料で入館できます。
私が訪れた時には、ライオンキングの主題歌で有名なレボ M氏の写真展が開催されていました。レボ M氏は南アフリカ出身のアーティストです。昨年公開されたディズニー映画、ムファサのレッドカーペットの様子などが展示されていました。
誰もが知る名曲、ライオンキングのサークルオブライフの冒頭部分は実は南アフリカの主要言語のひとつであるズールー語で、レボ M氏が歌っています。

◾️ Everard Read

住所：2 & 6 Jellicoe Avenue Rosebank Johannesburg, 2196 South Africa
営業時間：月曜〜金曜　9:00〜17:00、土曜日:9:00〜13:00
URL：https://www.everard-read.co.za/exhibitions?gad_source=1&gad_campaignid=18492989253&gbraid=0AAAAAo9J3xzksDLg-OlPj4Ok2VDFbITSK&gclid=CjwKCAjwtfvEBhAmEiwA-DsKjtzg02OQFYQz4Pcg30Lre7LZuG0wUkPdmG_MNboTR404F7dbFsmmuBoCkMwQAvD_BwE

Everard Readの建物前に無料で駐車可能。Uberでも問題なく訪問できます。

南アフリカの名門大学、Wits（ヴィッツ）が運営する美術館です。常時さまざまな企画展が行われており無料で見学することができます。
私が訪れた時には、コロナ禍における南アフリカの悲惨な状況をカラフルな刺繍で表現した作品が展示されていました。

もうひとつの企画展が準備中だったためこの刺繍展示のみ見学しましたが、十分見応えはありました。館内には開放的な雰囲気のカフェも併設されていて、賑わっていました。
公式YouTubeでは過去の展示内容を紹介しています。館内をゆっくり歩いているような目線で撮られており、実際に現地で見た気分になれます。

YouTubeは美術館の公式サイトに掲載されています。

◾️Wits art museum

住所:1 Jan Smuts Avenue,Braamfontein 2000,Johannesburg,South Africa
営業時間:火曜日〜土曜日　10:00〜16:00
URL：https://www.wits.ac.za/wam/exhibitions/

駐車場がないので訪問の際はUberをお使いください。

多様性にあふれた南アフリカの文化や歴史が紹介されています。
館内はかなり広く、1階には土産店もあります。

南アフリカの歴史紹介コーナーでは、深刻な住宅不足の時代の人々の暮らしがリアルに再現されていました。当時のファッションも多数マネキンを使って紹介されています。

近代的な文化紹介もあります。例えば、南アフリカのサッカーサポーターたちが使うヘルメットを派手にペイントしたマカラパ（MAKARAPA）が展示されていました。ある日、ほかのサポーターたちの激しい応援から身を守るためにヘルメットを被ることにした男性が、自分の応援するチームの名前などをペイントしたところ、多くの人から同様のものを作ってほしいと依頼を受けるようになり広まっていったそうです。

◾️Museum Africa
住所：121 Lilian Ngoyi St, Newtown, Johannesburg, 2033
営業時間：火曜日〜日曜日　9:00〜17:00

どの施設も無料とはいえセキュリティはしっかりしており、入館後は安全に見学できます。

Everard Roadがあるローズバンクは観光客に人気のエリアで、有名な赤い2階建観光バスの終着点にもなっています。ホテルやオシャレなお店も多く、ヨハネスブルグの中でも比較的安全です。
Wits Art Museumがあるのはブラームフォンテンというかなりローカルなエリアです。Museum Africaもそこからネルソンマンデラ橋を渡ってすぐの場所にあり、距離は車で5分ほどです。橋からはヨハネスブルグらしい景色が見渡せます。ただし安全に歩ける地域ではないので移動は必ずUberをお使いください。