【米国・サンフランシスコ】家賃の再高騰が話題に。8月中旬の様子

オープンAIやAnthropicなど、AI関連企業による積極的な採用拡大の影響で、サンフランシスコの住宅賃料はパンデミック前の水準まで回復し、さらなる上昇傾向を示しています。現在、1ベッドルームの平均家賃は前年比13.3％増の3,415ドルに達し、米国平均を71％も上回る水準で、伸び率は全米トップクラスです。

中でも Mission Bay、SoMa、Hayes Valley、Civic Center といった人気エリアでは二桁の上昇率を記録。AI企業が集積するMission Bayでは前年比+21.7％と突出した伸びを見せ、2ベッドルームの家賃は4,780ドルに到達。2025年夏時点で、過去最高水準に迫る高騰ぶりとなっています。

8月中旬、シリコンバレー上空に全長約120メートルの巨大飛行船 A-60（Pathfinder 1） が出現し、話題となりました。これは、Google共同創業者セルゲイ・ブリン氏が支援する LTA Research が開発したもので、チタン・アルミ・カーボンファイバー製。ジョイスティックで操縦され、まさに「未来の飛行船」といった存在感です。現在はモフェットフィールド周辺で試験飛行が行われているとのことです。

今週末にベイエリアで開催されるイベントを一部ご紹介します。

・8/8 – 8/24：SF Fringe Festival
出演アーティストは審査ではなく抽選で選ばれ、チケット収益の100%が出演者に還元される、アーティストファーストなフェスティバル。コメディ、ドラマ、一人芝居、人形劇など、幅広いジャンルを小規模な劇場でアットホームに楽しめます。

・8/17 & 8/18：Giants Race San Francisco 2025
ハーフマラソン、10キロ、5キロ、キッズレース、ファミリーリレーのほか、オラクル球技場でのヨガクラスなど多彩なウェルネス体験を楽しめるイベント。レース完走者には、限定ボブルヘッドやメダル、Tシャツのプレゼントも。

・8/16：Pizza, Bagel & Beer Festival. 12:00-4pm
市内の65以上のピザ店・ベーグル店・ビール店が一堂に会し、試食や飲み比べが楽しめる食の祭典。
音楽やライブエンタメ、ファミリー向けアクティビティなど、食以外の楽しみも充実しています。

このコラムを書いている2025年8月15日現在、サンフランシスコの市のデータによると、今週1週間のサンフランシスコのコロナ感染陽性率は6.1%。今週も増加傾向です。全米の平均陽性率は8.9%。数値的には先週とほぼ変わらない状況です。多くの人が移動するレイバーデーの祝日も間近に迫っています。