キーワードで検索
9月22日午前2時56分、バークレー東南部を震源とする マグニチュード4.3 の地震が発生し、サンフランシスコ市内でも大きな揺れを感じました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
9月22日午前2時56分、バークレー南東部を震源とする マグニチュード4.3の地震 が発生し、サンフランシスコ市内でも強い揺れが観測されました。多くの市民が揺れで目を覚まし、ソーシャルメディア上でも大きな話題となりました。市内での揺れは「軽い揺れ(Light shaking)」に分類され、「ベッドが揺れて目が覚めた」「窓や食器棚がガタガタ鳴った」 といった声が寄せられましたが、大きな被害は報告されていません。震度に換算すると おおよそ震度3程度 に相当するとみられます。
筆者自身もこの揺れで目を覚ましましたが、揺れはわずか3〜6秒ほどで、そのまま再び眠りにつき、朝になって震源がバークレーだったと知りました。翌日にも軽い余震を感じましたが、その後は大きな地震は発生していません。
9月25日に発表された北米版「World’s 50 Best Restaurants 2025」で、ベイエリアからは7軒が選出されました。ベイエリア該当店と順位は下記の通りです。
SingleThread(Healdsburg):No.8
└ 併せてSustainable Restaurant Award 2025も受賞。西部地域の最上位として言及
Benu(San Francisco):No.13
Californios(San Francisco):No.14
Saison(San Francisco):No.21
Lazy Bear(San Francisco):No.25
Atelier Crenn(San Francisco):No.46
Quince(San Francisco):No.48
ちなみにNapaのThe French Laundry(Yountville)は殿堂的なBest of the Best入りのため、ランキング対象外となっています。
パンデミックの影響で2021年にユニオンスクエア近くの旗艦店(111 Powell St.)を閉店したユニクロが、サンフランシスコ・ダウンタウンへの再出店を検討していることが明らかになりました。市当局とのやり取りを含む複数の関係者の証言により、交渉が進んでいることが確認されています。
有力な候補地は、かつてOld Navyが入居していた マーケットストリート801番地「Pacific Place」。旧旗艦店からも近く、交通利便性の高い立地として注目されています。
ユニクロ北米不動産部門の安田知正氏は2025年4月のメールで、「ダウンタウン再進出を常に視野に入れており、出店候補地の確定に近づいている」と述べ、市内経済開発部門やダニエル・ルーリー市長らとも面会。市側も「商業エリア再生を後押しするシンボルになる」として協力的な姿勢を見せており、規制緩和や申請支援などの調整が検討されています。
ただし、現時点では 正式契約には至っておらず、出店時期や規模は未定です。
今週末にベイエリアで開催されるイベントを一部ご紹介します。
・9/27 & 28:San Francisco Chinatown Autumn Moon Festival
グラント通りを歩行者天国にして開催されるチャイナタウンの秋月祭。通り沿いには多数のアート&クラフト屋台や飲食ブースが並び、月餅作りのデモ、獅子舞や舞踊、音楽パフォーマンス、そして餃子の大食いコンテストなど、家族で楽しめるアクティビティが盛りだくさんです。オープニングパレードは9月27日午前11時にスタートします。
・9/27-1/25/26:The Art of Manga exhibition
北米初となる大規模なマンガ芸術展。マンガを視覚芸術・物語表現として体系的に紹介する本展では、赤塚不二夫をはじめとする著名漫画家の原画約700点が展示されます。期間中に、キャラクター衣装での来場を歓迎する「コスプレデー」も開催。さらに、限定ポスターやトートバッグ、原画アートブックなど、展覧会ならではのオリジナルグッズも販売されます。
・9/27:S.F. Bay Area Korean Harvest Chuseok Festival
プレシディオで毎年開催される秋の収穫と満月を祝した秋月祭です。韓国家庭料理やフュージョンメニュー、韓国伝統のお茶や飲み物のほか、K-POPダンスカバーや伝統音楽、演舞など多彩なライブパフォーマンスが見どころです。
このコラムを執筆している2025年9月26日現在、サンフランシスコ市の公表データによれば、直近1週間の新型コロナ陽性率は 5.7%。一方、CDCの発表による全米平均は 9.5% で、いずれも先週から大きな変化は見られません。季節は心地よい気候となり、屋外で過ごす時間が増えることから、この傾向は当面続くと予想されます。