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2025年10月1日から始まった連邦政府の閉鎖(政府機関の資金供給停止)の影響により、サンフランシスコ市内の観光施設にも支障が出ています。ここでは、今週のサンフランシスコの最新状況をレポートします。
連邦政府の閉鎖に伴い、10月1日から一部のレクリエーション施設が利用できなくなっています。レッドウッドの森で知られるミューアウッズ国定記念林は完全に閉鎖され、駐車場やシャトルを含め一切のアクセスができない状況です。
アルカトラズ島でもツアーが本日までキャンセルされており、明日以降も混乱が続く見込みです。さらに、そのほかの国立公園関連施設でも、駐車場や施設内部、トイレなどの閉鎖・制限が行われているため、訪問を予定している場合は十分な注意が必要です。
10月のサンフランシスコを代表するイベントのひとつ、フリートウィークが今週末から13日まで開催されます。フリートウィークは、海軍・海兵隊・沿岸警備隊による軍事パレードや展示イベントで、アメリカ国内だけでなくカナダや他国の艦船・部隊も参加する、市民や観光客に人気の催しです。
最大の見どころはサンフランシスコ湾上空で行われる航空ショーで、今年は10月10日〜12日の午後3時頃に予定されています。ただし、連邦政府の閉鎖により米軍の非必須業務が停止されているため、現在時点ではブルーエンジェルスの飛行展示は中止となる可能性が高いと報じられています。また、艦船の接岸や軍艦ツアーも規模が縮小される見通しです。
一方で、カナダやコロンビアの艦船・航空チームの参加は継続が確認されており、航空ショーの一部として飛行デモが実施される予定。情報は流動的であり、今後変更が生じる可能性があるため、訪問を予定されている方は事前に公式発表を確認することをおすすめします。
今週末にベイエリアで開催されるイベントを一部ご紹介します。
・10/5:Millbrae Japanese Culture Festival:10:30AM-4:30PM
南サンフランシスコ、ミルブレーにて毎年秋に開催される日系コミュニティのお祭りです。会場では、太鼓や三味線、琴、民謡踊りなどの伝統芸能のステージ、アニメや武道のデモンストレーション、書道や茶道など日本文化体験のワークショップなど盛り沢山。寿司、たこ焼き、焼きそばなど日本の定番グルメ屋台もお見逃しなく!
・10/3-5:Hardly Strictly Bluegrass:1PM-7PM
毎年10月初旬にSFのゴールデンゲート公園で開催される大規模な無料音楽フェスティバル!スポンサー広告や入場料を一切設けず、音楽そのものに純粋に浸れる環境を大切にしている点が大きな特徴で、毎年何十万人もの観客が訪れます。公園内複数のステージで著名アーティストから新進気鋭のミュージシャンまで多彩なパフォーマンスが繰り広げられます。
・10/5:Castro Street Fair:11AM-6PM
1974年からLGBTQ+文化とコミュニティの絆を祝うイベントとして、毎年10月の第1日曜に開催されるカストロ地区のイベントです。華やかで自由な雰囲気の中、誰もが参加できるインクルーシブな雰囲気を楽しめます。
このコラムを執筆している2025年10月3日現在、サンフランシスコ市の公表データによれば、直近1週間の新型コロナ陽性率は 3.3%。CDCの発表による全米平均は 6.7% 。先週と比べて今週は陽性率がグンと下がっています。