キーワードで検索
今年で創立121周年を迎えたヨハネスブルグ動物園(Johannesburg Zoo)は、長年地元民に愛され続ける憩いの場です。この動物園では毎年ハロウィンの日に、1日限りでハロウィンイベントが開催されています。広大な動物園の敷地内がお化けやゾンビ、お墓などで装飾されたり、普段解放していない小屋がお化け屋敷になっていたりと見どころ盛りだくさん。園内は仮装したゲストでいっぱいです。今年は2025年10月31日に開催されました。当日の様子とイベントの魅力をお伝えします。
イベントは動物園の通常営業が終了した後の、17時から21時まで開催されます。
19時ごろには動物園の巨大な立体駐車場がなんと満車、動物園の入り口周辺もイベントに向かう車で大渋滞だったので、早めの到着をお勧めします。かなり人気のイベントのようです。私は他のイベントでもよくここを訪れますが、ここまでの混雑は初めてです。
10月のヨハネスブルグはスコールが多く、この時も到着してすぐ急な雨に見舞われてしまいました。ただほとんどの場合、雨は数分ですぐ止みます。この時もすぐ止みました。
動物園はとても広く、敷地面積は東京ディズニーランドとほぼ同じです。エリア内には全7箇所の見どころスポットが点在しています。フォトスポットが4箇所、お化け屋敷が2箇所、キッズエリアが1箇所です。
壁やフェンスにお化けが括り付けられていたり、電線から首がぶら下がっていたりとハロウィンらしい装飾があちこちにあります。ゲストはそれらを眺めながら園内を歩いて各スポットを巡ります。
動物もいつも通りに展示されているのですが、動物用のライトアップなどはないので日が暮れると動物はほとんど見えませんでした。
まずは1つ目の見どころがこちら、魔女がテーマのお化け屋敷です。中はかなり暗く、スモークが炊かれていました。
こちらは墓地のフォトスポットです。妙にリアルなものから派手なものまで、さまざまです。
かぼちゃ畑がありました。ここには記念撮影用の棺桶が設置されており、大人気で長蛇の列になっていました。
すぐ隣に手を繋いだお化けがたくさん立っていて、そちらは空いていたので私も記念撮影しました。ちなみにこの日私は人造人間の仮装をしています。
こちらはサーカスがテーマのフォトスポットです。
キャストの方と思われる、背の高いサーカス団長が光る鞭を振り回してゲストにちょっかいを出していました。
普段解放されていない小屋が『アダムスファミリー』というテーマで装飾されていました。アダムスファミリーといえば現在Netflixでドラマ版が配信されており南アフリカでも大人気です。園内にはアダムスファミリーに登場するキャラクター、ウェンズデーの仮装をした子供もたくさん見かけました。
小屋の中には2体の人形が設置されていました。アダムスファミリーの何のキャラクターなのかは不明です。
このイベントで最も人気だったのがこちら、『ホーンテッド・ハーベスト・メイズ』です。
普段は爬虫類が展示されている小屋の中に仕切りで通路が作られ、迷路のようにくねくねの通路を歩いて行きます。ところどころに隠れているキャストが脅かしてきたり追いかけてきます。農場がテーマのお化け屋敷なので、カカシ風のお化けが多く登場しました。最後は銃声と共に農場の主らしき男性が登場し「出ていけー!!」と追い出されながら外へ出て終了です。
最後はキッズエリアです。仮装した子供たちがジャンピングキャッスルで遊んでいました。野外シネマコーナーもあり、ハロウィンらしい映画が上映されていました。
このエリアにはフードトラックも多数あったのですが、どれも長蛇の列でした。
ヨハネスブルグ動物園では、ハロウィンイベントの他にも季節ごとにさまざまなイベントが開催されています。広大な敷地を活かしたユニークなイベントが多く、母の日に野外コンサートが開かれたり、父の日に無料の床屋さんが出現したりといつも地元民を楽しませてくれます。
このハロウィンイベントは、現時点では来年も開催するかは発表されていませんが、毎年開催されています。
各イベントはヨハネスブルグ動物園の公式インスタグラムかfacebookで告知されます。
次はクリスマスのイベントが開催されるのではと期待しています。
ヨハネスブルグ動物園公式サイト
https://www.jhbcityparksandzoo.com/services-facilities/zoo/about
営業時間:毎日8:30〜17:30
入場料:大人R132、子供R78
(2025年ハロウィンイベント時の入場料は上記の通常料金と同じでした。)
住所:Jan Smuts Avenue and Upper Park Drive , Johannesburg, South Africa
観光客の宿泊の定番エリア、ローズバンクの近くです。