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最先端のトレンドと多様な食文化が融合する街・サンフランシスコ。進化を続けるグルメシーンの中から、本記事では現地在住の筆者が2025年に訪れたおすすめの人気グルメスポットを、後半編としてご紹介します。
サンフランシスコの都心からちょっと外れたバーナルハイツ地区に2024年4月にオープンしたのが、広東スタイルのローストダックを提供する「Go Duck Yourself(ゴーダックユアセルフ」。一度聞いたら忘れない、キャッチーな名前が特徴です。
スチームパンク調の装飾がアクセントとなったインダストリアルな内装は、グレーを基調とした洗練された空間。中華料理店というより、スタイリッシュなカフェに近い印象です。奥にはガラス張りのオープンキッチンがあり、装飾を控えたミニマルなデザインが、カリフォルニア中華らしいモダンさを感じさせます。
広東スタイルで丁寧に焼き上げた脂のりの良いローストダックに、表面をカリッと焼き付けたチャーシューや豚バラ肉。いずれも高い人気を誇る看板メニューで、コンボで頼めば白飯とガーリック香る炒め野菜が付いてきます。
中華の肉料理にありがちな香辛料の強い主張が控えめで、全体的に食べやすいのが魅力。ボリュームもしっかりとしており、グループでの食事にも適しています。
2023年10月にオープンし、瞬く間に行列店となったのが、ノースビーチ地区に位置する「Butter & Crumble」。開店前から列ができることも珍しくなく、その様子はSNSでもたびたび話題に上がる人気店です。
ガラス張りの明るい店内は、木目と白を基調に、ミレニアルピンクを効果的に配したデザイン。キュートでフェミニンな雰囲気が広がります。スタッフも白いシャツにミレニアルピンクのエプロンを身にまとい、空間全体の統一感を演出しています。
木枠のガラス張りショーケースが置かれたカウンターに見栄えよく並ぶのが、彩り豊かなペーストリー。ショーケース越しに品々を選ぶ楽しさも、この店ならではです。ベーコン・卵・チーズのクロワッサンを筆頭に、ピスタチオとカルダモンのシュガークロワッサン、パン・オ・ショコラ、チョコチップクッキーなどがシグネチャーとして人気。セイボリーデニッシュや季節限定メニューも要チェックです。
フランス産バターを使ったペーストリーは、どれもリッチで生地はパリッと軽やか。特にクロワッサンは、3日間かけて仕込まれるこだわりの一品です。個人的におすすめなのが、ピスタチオ・カルダモンシュガーやバニラレモンシュガーのクロフィンなど、クリーム入りのタイプ。焼きたてのサクサク感と香ばしさが際立ちます。
2025年に注目を集めた、サンフランシスコの人気グルメスポット5選をご紹介しました。いずれも話題店のため、開店前に並ぶか、事前予約をして訪れるのがおすすめです。進化を続けるサンフランシスコの最先端グルメを、ぜひ現地で味わってみてください。