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【タイ】季節限定の「マヨ活」って?旬の果物、マヨンチットを徹底調査しました!

HITOMI

HITOMI

タイ特派員

更新日
2026年3月4日
公開日
2026年3月4日
©iStock

皆さんは「マヨンチット」というフルーツをご存じでしょうか?タイの冬にあたる寒季(乾季)から暑季へと移り変わる、ちょうど今の時期に市場に出回る旬のフルーツです。甘さと酸味のバランスが絶妙で、筆者も毎年楽しみにしているフルーツのひとつです。タイ在住の日本人の間では、マヨンチットを使ったスイーツを食べ歩くことを「マヨ活」と呼ぶほどの人気ぶりです。今回は、そんな愛されフルーツ、マヨンチットを徹底調査してみました!

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きっかけは地理的表示製品への登録

©︎iStock

記憶をたどると、「マヨ活」という言葉が生まれるずっと前から、マヨンチットは季節限定のフルーツとして親しまれてきました。では、ここ数年で一気に注目を集めた理由は何なのでしょうか。その背景には、マヨンチットが地理的表示製品に登録されたことが挙げられます。

タイ商務省知的財産局は、農業の発展や地域経済の活性化を目的に、地理的表示(GI:Geographical Indications)制度を導入しています。これは、農産物をはじめとする各地の名産品や特産品を、その土地ならではのブランドとして保護する仕組みです。マヨンチットがナコーンナーヨック県の地理的表示製品に登録されたのは2016年。今では同県でコメに次ぐ第2位の作付面積を誇る主要農産物へと成長しました。

・タイ中央部の地理的表示(GI)製品
https://www.thailandtravel.or.jp/gi-product/center/

マヨンチットってどんなフルーツ?

©︎iStock

マヨンチット(タイ語 มะยงชิด)は、見た目や大きさがビワに似ているとよくたとえられます。ただし、ビワがバラ科であるのに対し、マヨンチットはマンゴーと同じウルシ科のフルーツです。英語では、「マリアン・プラム(Marian Plum)」や「プラム・マンゴー(Plum Mango)」と呼ばれます。皮をむくと中心にひとつ大きな種があり、果肉は甘さの中にほどよい酸味があり、マンゴーとあんずを合わせたような味わいです(あくまで筆者の個人的な感想ですが…)。

少しややこしいのが、見た目がそっくりな「マプラーン(タイ語 มะปราง)」という果物が、同じ時期に市場に出回ること。筆者もいまだに完璧には見分けられませんが、並べるとマヨンチットのほうがオレンジ色が濃く、実もやや大ぶりです。味の違いは明確で、マプラーンは酸味がほぼなく甘みが中心。一方で、タイの人々は完熟前のマンゴーやパッションフルーツ、タマリンドなど酸味のある果物を好む傾向があり、この爽やかな酸味こそがマヨンチット人気の理由のひとつなのかもしれません。

タイ人のマヨ活は甘じょっぱくて辛かった!

  • タイ料理レストラン「ロッサニヨム(Ros'niyom)」のマヨンチットフェア
  • ロッサニヨムのマヨンチットアイスクリーム(139THB)

在住日本人の間では、そのまま食べたり、パフェやケーキなどのスイーツで味のバリエーションを楽しんでいるマヨンチット。ところがタイ人の「マヨ活」は、少し様子が違います。

まず代表的なのが、「プリックグルア」をつけて食べる方法。プリックは唐辛子、グルアは塩を意味し、そこに砂糖を加えた甘じょっぱく辛い調味料です。完熟前のマンゴーやパイナップル、グァバなどに添えるのが定番で、マヨンチットも例外ではありません。皮をむいた果実に直接つけて食べるほか、なんとプリックグルア入りのスムージーまで登場しています。

  • 日本風スイーツを展開する「京ロール園(Kyo Roll En)」のマヨンチット唐辛子スムージー
  • フルーツスムージー店の「ルークゴー(Luggaw)ではマヨンチットのヤムを提供(140THB)

さらに、マヨンチットは料理の食材としても活躍します。ナムプラーやライム、唐辛子、砂糖で和える酸っぱ辛いサラダ「ヤム」や、完熟前のパパイヤを使った東北地方の代表的料理「ソムタム」にも使用されます。もともとリンゴやマンゴーを使った“フルーツ版ソムタム”があることを考えると、マヨンチット版も自然なアレンジといえるでしょう。

マヨンチットのソムタムはここで食べられます!

  • タム・マヨンチット(ตำมะยงชิด)150THB
  • ソムヨン・タムスアの看板

シーロム通りのソイ・コンヴェントにある「ソムヨン・タムスア・シーロム」では、3月末頃までの季節限定メニューとして「タム・マヨンチット(ตำมะยงชิด)」が食べられます。大きめに切ったマヨンチットがトマトやニンジン、ささげと和えられ、 揚げた小魚が味のアクセントになっていました。想像していた以上に、マヨンチットの甘酸っぱさとナムプラー他調味料の甘じょっぱさがマッチしておいしかったです!

■ソムヨン・タムスア・シーロム(สมยงตำซั่ว สีลม)
所在地:18/1 Convent, SiLom Road, Bangrak, Bangkok 10500
電話番号:091-716-2989
アクセス:BTSサラデーン駅(Sala Daeng)から徒歩6分
営業時間:10:00~21:45 日曜定休

旬の今しか味わえない、マヨンチットの多彩な楽しみ方。市場やスーパーの店頭でも、飲食店の期間限定メニューでも、3月末頃には姿を消してしまうでしょう。さらなるお店やメニューの情報が知りたい方は、インスタグラムで「#マヨ活」「#マヨンチット」で検索してみてください。
皆さんが自分好みのマヨンチットに出会えますように!

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