【アメリカ】アメリカの歴史とダイナミズムを体感する!歴代大統領の足跡を訪ねるアメリカ東部への旅
「アメリカの歴史や政治を学びたい」「テーマをもってアメリカを旅したい」「歴代大統領の人物像に触れてみたい」、そんな思いをもっている方にぜひご案内したい旅をご紹介。まずは首都ワシントンDCのジョン・F・ケネディの眠る墓地やリンカーンゆかりの劇場などを訪問。さらに独立宣言が採択されたフィラデルフィアの世界遺産・独立記念館を経てニューヨークへ。ジョージ・ワシントンが宣誓をした場所や、自由の女神、トランプ・タワーなどでたっぷりと新旧のアメリカに触れてみてはいかがでしょうか? 記事の最終段落には、このエリアを実際に楽しむことのできるツアーの紹介も! どうぞ最後までお楽しみください。
歴代大統領ゆかりのスポットが集中する、首都ワシントンDC
アメリカの首都ワシントンDCは、全米50州のどこにも属さない連邦政府直轄の特別行政区です。国会議事堂やホワイトハウスといった政府機関に加え、大統領ゆかりの地があちこちにあります。
歴代大統領の中でダントツの人気を誇るのが16代リンカーン。暗殺されたフォード劇場と銃弾に倒れたリンカーンが運ばれた向かいの宿屋は、当時のままに残されています。次いで人気の高い大統領が35代ジョン・F・ケネディ。テキサス州ダラスでの遊説中の悲劇は世界に衝撃を与えましたが、ケネディはポトマック川を越えたアーリントン国立墓地で夫人のジャクリーンと寄り添うように永眠しています。
ところで、前述のふたり以外にもアメリカ人の間で非常に人気の高い大統領をご存知でしょうか? それは3代ジェファソンです。独立宣言の起草者で、フランス領だったルイジアナを買収し、国土を倍にした功績があります。東京から友好の証として贈られた桜はジェファソン記念館のあるタイダルベイスン沿いに植樹され、記念館と桜のコラボレーションはワシントンの春の風物詩になっています。
北西にはリンカーンを称えたリンカーン記念館、その東には初代大統領ワシントンのワシントン記念塔が壮麗な姿を見せています。町の名前にもなったワシントンの実家は、DCからほど遠くないところにあり、邸宅と農園が一般公開されています。大統領だけでなくアメリカ南部の農園主としての顔をもつワシントンを垣間見ることができ、ここにはワシントンの墓もあります。
また、まとめて大統領を楽しめるのが、スミソニアン協会の博物館のひとつ「国立アメリカ歴史博物館」です。リンカーンのシルクハットや核のスイッチが入っていたとされるカバンなどが展示されていますが、一番人気は歴代ファーストレディのドレスです。時代の流行やファーストレディの個性が表れていて、見応えのある展示になっています。ちなみに、国立アメリカ歴史博物館のあるエリアは「モール」と呼ばれるワシントンDCの中心。近くのナショナルギャラリーでは日本人に人気のフェルメールが4点展示されています(貸し出されることも)。モールの博物館や美術館は入場無料です。
アメリカ建国の地「フィラデルフィア」
東部のワシントンDC〜ニューヨーク〜ボストン間は、アメリカでは珍しく鉄道の発達した地域で、アムトラックという半官半民の会社が列車を走らせています。ワシントンからフィラデルフィアは1時間30〜50分の距離。ワシントンもフィラデルフィアも駅舎はクラシックで壮麗な建造物で、鉄道黄金期の面影を伝えています。
フィラデルフィア観光のマストが、アメリカ独立時の歴史的な建造物が集中するインディペンデンス国立歴史公園。ジェファソンが起草し独立宣言が採択された独立記念館、独立宣言のときに高らかに鳴らされたリバティベル、国会議事堂、初代ワシントンと2代目アダムスが住居とした場所などがあります。
ちなみに、フィラデルフィアは映画『ロッキー』の舞台となった町で、ロッキーが階段を駆け上がった美術館にはロッキーステップ、ロッキーの像があり、人気のインスタスポットとなっています。
自由の女神とトランプ前大統領ゆかりのニューヨーク
トランプ前大統領は、大統領に就任する前は不動産王としていくつものビルやホテルなどを管理していました。最も有名なのがニューヨークの五番街に面したトランプ・タワーです。本人もこの上階を住居とし、2016年大統領戦のときはここに選挙本部が置かれました。入口でセキュリティチェックはありますが、下階のパブリックエリアやショップに入ることができます。ぜひそのゴージャスさを実感してみたいものです。
五番街を南に歩けば、ニューヨークを代表するエンパイア・ステート・ビル、フラット・アイアン・ビルが立ち、ユニオンスクエアの近くには26代セオドア・ルーズベルト生誕の地があります。「テディ・ベア」のテディは、このセオドア・ルーズベルトに由来したものです。
ところで、アメリカの最初の首都がどこに置かれていたかご存知でしょうか? 答えはニューヨークです。最初の国会議事堂になったフェデラルホールは、ワシントンが初代大統領に選ばれたところで、ここのバルコニーから就任演説をしました。フェデラルホールから南へ歩くとバッテリーパーク、その向こうにはアメリカンシンボルである自由の女神像が見えてきます。世界遺産にも登録され、多くの移民を見守ってきた女神像の下には博物館もあり、女神のあるリバティアイランドから見るマンハッタンのスカイラインも必見です。
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※当記事で紹介している内容は必ずしもすべてツアーに含まれているわけではありません。ツアー商品ご検討の際は、必ず行程の詳細をご確認ください
TEXT: 『地球の歩き方ガイドブックB08 ワシントンDC』編集担当 地球堂 山本玲子
PHOTO: iStock
※当記事は、2021年12月10日現在のものです
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2021年12月10日現在、国によってはいまだ観光目的の渡航が難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。
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筆者
地球の歩き方書籍編集部
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。
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