ここを押さえれば間違いなし!初めてのパリ旅行で訪れるべきエリアと見どころ
世界中から多くの旅行者が訪れるパリは見どころ満載です。そんな数ある観光地のなかからはじめてのパリでどこへ行くべきか。 “ここを巡っておけばパリ初級はクリア!”という場所を集めました。
パリのシンボル、エッフェル塔
パリの代名詞といえばエッフェル塔。観光では必ず訪れたいパリの最重要スポットです。エッフェル塔の楽しみ方は「見る」「上る」のふたつの基本形があります。
まず「見る」の2大ポイントは、トロカデロ広場とシャン・ド・マルス公園です。トロカデロ広場はエッフェル塔を北側から、シャン・ド・マルス公園は南側から望みます。
トロカデロ広場は少し高台になっているので、エッフェル塔を含めた市内の景色を広く見わたせます。ここから撮影するエッフェル塔は、目線がエッフェル塔とほぼ並行になるので、すらりと三角が天へと向かい、土産店で売られているキーホルダーのような、歪みのない綺麗なエッフェル塔を見られます。
シャン・ド・マルス公園からのエッフェル塔は、地上から見上げる形の、雄大なエッフェル塔が見られます。シャン・ド・マルス公園自体、かなり南へ幅のある公園なので、近づけば近づくほど山のような、離れれば離れるほど均等な形で撮影できます。
午後は逆光になってしまうので、午前中に訪れるのがおすすめ。
エッフェル塔を「上る」場合、はじめてなら「エレベーター利用の最上階までのチケット」をおすすめします。1階、2階(すべてフランス式、以下同)と高さによって景色が変わっていき、最上階からの景色はパリの思い出のひとつになるはずです。最上階にはシャンパン・バーもありますので乾杯してもいいですね!
世界中の傑作が集まるルーヴル美術館
パリ初心者ならレオナルド・ダ・ヴィンチ作の絵画『モナ・リザ』もぜひ見ておきたいもののひとつ。そのモナ・リザを所蔵しているのがルーヴル美術館です。
同美術館は、元はフランス歴代国王の宮殿だったものが、フランス革命後に美術館として一般開放されたことに由来します。巨大な宮殿内に大量の美術品が展示されているため、しっかりと見て回ると1日では到底終わりません。
その中でも押さえておきたい美術品ベスト3が、『モナ・リザ』『ミロのヴィーナス』『サモトラケのニケ』です。
ルーヴル美術館内は、建物のエリアによってそれぞれ名称があります。『モナ・リザ』はドノン翼の1階、『ミロのヴィーナス』がシュリー翼の地上階、『サモトラケのニケ』がドノン翼の地上階と1階を結ぶ踊り場です。
ほかには『7月28日 民衆を導く自由の女神』(ドノン翼)、『ナポレオン1世の戴冠式』(ドノン翼)、『ハムラビ法典』(リシュリュー翼)など教科書で見たことがある美術品も展示されています。
パリを貫くシャンゼリゼ大通りと凱旋門
パリを象徴する目抜き通りといえばシャンゼリゼ大通りです。そして同大通りの起点にそびえ、放射状の道路を中央で抱えるのが凱旋門です。シャンゼリゼ大通りの攻略法は「上る」「下る」のふたつあります。
「上る」のはルーヴル美術館側から訪れる場合におすすめの方法。シャンゼリゼ大通りは南東側の起点・コンコルド広場から北西側の起点・凱旋門に向かって、とてもなだらかですが傾斜になっています。少しずつ近づいてくる凱旋門を正面に見ながら、大通り沿いにあるお店をのぞいたり、カフェで休憩したりすることができます。
「下る」場合は、地下鉄などでまずピンポイントで凱旋門に降り立つ際に便利。凱旋門の最寄り駅「シャルル・ド・ゴール・エトワール」から地上に出れば目の前が凱旋門です。ここで記念撮影をして、その後シャンゼリゼ大通りで最もにぎわっている凱旋門近くのショッピング街を見ながら、コンコルド広場方面へ下ります。
修理が続くノートルダム大聖堂
本来であればパリの行くべき場所、最上位に入るノートルダム大聖堂ですが、2019年の火災で尖塔と屋根が焼け落ちてしまい、現在は修復工事が続いています。ただ、大聖堂前の広場は一部が開放されていますし、セーヌ川越しにその姿を見ることができます。
広場がある西側、セーヌ川に沿った南側、焼け落ちた尖塔がかつて見えた東側など、見る方向によってデザインや見え方が大きく変わるので、周囲を歩いてみましょう。
パリの人気観光スポットやグルメ、ホテルをもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
監修:地球の歩き方
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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