タイ・サムットプラーカーン県内の美しい寺社「ワット・タンマカタンユー」でランタンフェスティバル開催中(2023年2月19日まで)

公開日 : 2023年02月07日
最終更新 :
筆者 : Taeko

はじめに

みなさま、サワディーカー。今回は、タイの首都バンコク近郊のサムット・プラーカーン県内にある美しい寺社「ワット・タンマカタンユー」を紹介します。2023年は、春節前後の、1月20日~2月19日の期間中、ランタンフェスティバル「Paknam city lantern festival 2023」が開催されており、息をのむ美しさです。また、参拝方法と格安にアクセスできる方法についても紹介しますので、参拝時の参考になればうれしいです。

目次

寺社「ワット・タンマカタンユー」で開催中のランタンフェスティバルについて

2番目に見える門とランタンとお正月の飾り
2番目に見える門とランタンとお正月の飾り

タイ・バンコク近郊のサムットプラカーン県内に、1992年に設立された台湾系の寺社です。タイ政府観光庁のサイト(https://www.tatnews.org/2023/01/join-in-the-festive-fun-of-chinese-new-year-2023-around-thailand/参照)によると、2023年は1月20日~2月19日まで、台湾からの5000以上のランタン等が展示される「Paknam city lantern festival 2023」が開催中で、大変美しい景観を楽しむことができます。

寺社「ワット・タンマカタンユー」内の赤い通路

赤い通路(2023年1月23日撮影)
赤い通路(2023年1月23日撮影)

2番目の門をくぐると、すぐに、上の写真の赤い通路が見えます。寺社内の係の方にたずねたところ、橋の上に記載されている番号順に歩き、決して振り返らず、その先にあるところにお線香を上げることで安泰祈願ができるとのことです。

  • お線香の左側に、お賽銭箱が置かれています。

    お線香の左側に、お賽銭箱が置かれています。

  • 橋(上から見ると、歩く順序が書かれています)

    橋(上から見ると、歩く順序が書かれています)

  • 橋を降りた先に、お線香を上げるところがあります。

    橋を降りた先に、お線香を上げるところがあります。

寺社「ワット・タンマカタンユー」の厄払いセット

寺社「ワット・タンマカタンユー」は厄払いのできる寺社の1つのようです。上の写真のところで、厄払い用の参拝セットが100バーツで販売されていました。厄払いをしたいわけではなかったので、このセットをどのようにすればよいかたずねませんでしたが、(英語や日本語が通じない可能性がありますが)、興味のある方はおたずねくださいと記載がありますので、興味のある方は、寺社の方に直接おたずねになってみてください。

寺社「ワット・タンマカタンユー」内の9つの参拝場所

1番と2番の番号が記載された参拝場所
1番と2番の番号が記載された参拝場所


寺社「ワット・タンマカタンユー」内には、お線香を上げる台周辺に、1番から9番の番号が付けられています。その1番から順に参拝していくことになっているようです。

  • 敷地内には1番から9番の参拝場所についてかかれた地図もあります

    敷地内には1番から9番の参拝場所についてかかれた地図もあります

  • お線香は15本セットで設置されています

    お線香は15本セットで設置されています

  • お線香代や油、紙代のためのタンブンをお願いしています

    お線香代や油、紙代のためのタンブンをお願いしています

1か所につき、お線香は3本上げます。

  • 5番の参拝場所

    5番の参拝場所

  • 5番のお線香を上げる場所(それぞれの参拝場所の近くに、お線香を上げる台が設置されています)

    5番のお線香を上げる場所(それぞれの参拝場所の近くに、お線香を上げる台が設置されています)

  • 6番の参拝場所

    6番の参拝場所

  • 7番の参拝場所

    7番の参拝場所

  • 8番の参拝場所。写真右の女性のような体勢で参拝するようです

    8番の参拝場所。写真右の女性のような体勢で参拝するようです

  • 9番の参拝場所

    9番の参拝場所

1番~4番、8番の説明部分の写真を撮っておらず、調べてみたのですが、その情報を得られず、紹介できませんが、5番では厄払い、6番では健康、恋愛成就、幸運、7番では様々な苦悩や問題を取り除くこと、9番では商売繁盛を願う参拝スポットになっていました。何番だったか記憶がもうありませんが、子授け祈願の場所もありました。全て参拝するとよいという話を耳にしたので、9カ所全て参拝しました。

  • 9番目の参拝場所へ向かう通路

    9番目の参拝場所へ向かう通路

  • 矢印方向へ行くとお手洗い(トイレ)があります

    矢印方向へ行くとお手洗い(トイレ)があります

  • 撮影スポットも用意されていました

    撮影スポットも用意されていました

9番目の参拝場所は入口から入って奥のほうにある通路を右のほうに進んだところにあり、他の参拝場所から少し離れたところにあります。

寺社奥のほうには、日本人も、わりと使いやすいと思えるお手洗いがあります。

また、写真撮影スポットも設置されていました。

寺社「ワット・タンマカタンユー」の美しい風景

  • 乗合のソンテウを下車して、すぐに見える寺社の入口

    乗合のソンテウを下車して、すぐに見える寺社の入口

  • 最初に見える入口の門にも、ランタンが飾られていました

    最初に見える入口の門にも、ランタンが飾られていました

  • 帰りは、2番目の門から歩いていると、こちらの入口まで3輪のトゥクトゥクという乗り物で送迎してくれるサービスがありました。

    帰りは、2番目の門から歩いていると、こちらの入口まで3輪のトゥクトゥクという乗り物で送迎してくれるサービスがありました。

大通りから入ってすぐに見える寺社の入口(上の写真)からとても美しい寺社で、まずここで友だちと記念写真を撮ってから入りました。帰りは、ここまで3輪のトゥクトゥクという乗り物で送ってもらえました。

  • ランタンとお正月の飾り

    ランタンとお正月の飾り

  • ランタンとお正月の飾りとランタンの影

    ランタンとお正月の飾りとランタンの影

  • ランタンとランタンの映り込み

    ランタンとランタンの映り込み

バンコクから寺社「ワット・タンマカタンユー」へのアクセス~お得なソンテウの乗り方、乗り場、料金等

今回乗車したソンテウ。正面から見ると、上に、36番の数字が見える4輪の乗り物です。
今回乗車したソンテウ。正面から見ると、上に、36番の数字が見える4輪の乗り物です。

寺社「ワット・タンマカタンユー」の最寄り駅は、BTS(バンコクスカイトレイン)のケーハ駅です。そこから、歩くと、約1時間程かかってしまいますので、多くのタイ人や観光客は、ケーハ駅からタクシーやバイクタクシーで移動すると解説しています。ただ、女性一人でのタクシー乗車や、バイクで大通りを走ることは、私自身、結構怖くて避けたほうがいいだろうと感じます。

去年、バンコクからサムットプラーカーン県内に引っ越しした友達に聞いたところ、ケーハ駅下やパクナム駅近くに停車している36番の乗合のソンテウを利用すれば、寺社のすぐ近くまで行けると教えてもらいました。今回、パクナム駅からソンテウで行ってみたら、驚くほど、快適で、大変お得に移動できたので、その方法を以下に共有します。

私が今回実際に乗車した36番のソンテウは、BTSパクナム駅下車後、Google mapにある「パークナーム市場桟橋」の入口まで徒歩で向かう道中、左手に見えるセブンイレブン近くに停車している小型トラックです。道中、別ルートを走るソンテウが2種類程ありましたので、その写真も以下に掲載しておきます。

  • 今回乗車したソンテウが停車していた場所(写真右のほうにたくさん停車しています)

    今回乗車したソンテウが停車していた場所(写真右のほうにたくさん停車しています)

  • 横にのみ36番の番号が記載されているソンテウ。正面に書かれているタイ文字を検索したところ、もっと遠くまで走ってくれそうですが、ルートや値段が異なるかもしれません。

    横にのみ36番の番号が記載されているソンテウ。正面に書かれているタイ文字を検索したところ、もっと遠くまで走ってくれそうですが、ルートや値段が異なるかもしれません。

  • インペリアルワールドサムローンとパクナムの区間を走るソンテウだと思います。このソンテウでは、寺社「ワット・タンマカタンユー」には行けません。

    インペリアルワールドサムローンとパクナムの区間を走るソンテウだと思います。このソンテウでは、寺社「ワット・タンマカタンユー」には行けません。

今回紹介(利用)したソンテウは、寺社「ワット・タンマカタンユー」のみならず、観光スポット「ムアンボーラーン」や「バンプー保養地」(https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/2196048/で紹介済)の近くを通過する便利な乗り物です。大通りを走り、その先のほうにあるロータスというスーパーのすぐ近くまで行けるのだそうです。

ただし、車体正面に36番と記載されているソンテウであっても、全てが、この経路で行くとは限らないと見聞きしますので、行き先は必ず運転手さんに確認してから乗車するようにしましょう。

寺社「ワット・タンマカタンユー」は、写真やタイ文字を用意して見せるとより安心ですが、ワッ(ト)タンマカタンユーのマの発音を強くして言うと通じやすいように感じましたが、運転手さんは、ワットというよりサンジャウ・ムラニティ(訳すと、"財団の寺社")と言う人が多い印象を受けました。

現在は、終点まで乗っても片道10バーツです。扉がありませんので、小さなお子さん連れの方は、振り落とされないよう、十分気を付けてください。

自分が降りたい場所が近づいてきたら、事前に、天井等にあるブザーを押しますが、乗車前に、運転手さんに行先を告げておき、(初めての方やWifiが利用できない方は)同じソンテウに乗り合わせた周りの方にも降りたい場所を伝えて、押すタイミングを教えてほしいとお願いしておくとよいと思います。

バンコク都内ではなく、サムット・プラーカーン県内に位置する寺社ですが、バンコクのプロンポン駅を朝8時に出発し、お昼前には戻ってくることも十分可能です。

帰りに乗車したソンテウも、車体正面に、36番の数字が記載されています。
帰りに乗車したソンテウも、車体正面に、36番の数字が記載されています。

帰りは、来る時に通った道路と反対側の道路に渡り(今回来る時に通過した歩道橋のあるところまで歩いて行って、反対側に渡りました)、待っていると、ソンテウが走ってくるので、手を斜め下に出します。すると、停車してくれますので、乗り込み、終点まで乗車すれば、パクナム駅近くまで乗って帰ることができます。帰りは、終点まで乗ればよいので簡単ですが、パクナム駅が見える所で下車できるわけではなく、下車した場所からパクナム駅まで5分程歩く必要があります。パクナム駅周辺で、迷子になり、駅まで行きたい場合は、「BTS(バンコクスカイトレイン)はどこですか?(タイ語:ビーティーエス ユーティーナイカ?)」と質問すれば、たいていの人がジェスチャー等で教えてくれると思います。

寺社「ワット・タンマカタンユー」の情報

名称
ศาลเจ้ามูลนิธิธรรมกตัญญู(読み方:サウジャウ・ムラニティ・タンマカタンユー)、วัดธรรมกตัญญู(ワット・タンマカタンユー/Wat Thammakatanyu)、またはเสียนหลอไต้เทียนกง(シアンロータイティエンゴン/Sian Lo Tai Tien Kong)の3種類の表記があるようです。同じ名称の寺社が別の場所にもあったりしますので、ตั้งอยูทีจังหวัดสมุทรปราการ(サムットプラカーン県にある)という文字を追加すれば、間違いないでしょう。英語では、Thamkatanyu Foundationという財団名で記載されることもあります。
住所
5 ซอยมูลนิธิธรรมกตัญญู ถนนสุขุมวิท Bang Pu Mai, Mueang Samut Prakan District, Samut Prakan 10280
開館時間
8:00-17:00(通常時)、行事開催の際は深夜まで開いていることがあります。
トイレ

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

【記載内容について】

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