約3年ぶりの改訂版!『地球の歩き方 カナダ西部』大自然を120%楽しむための最新情報をお届け

公開日 : 2023年04月27日
最終更新 :

3年ぶりの改訂のために訪れたカナダは、町中に関してはコロナ以前と同じ状況を取り戻しています。観光客でもワクチン接種や陰性の証明は必要なく、スムーズに入国できます。最大の観光地であるカナディアン・ロッキーの最新情報をメインに、物価高を楽しく乗り切る方法も教えちゃいます。

第一特集は「カナディアン・ロッキー」

エルクをはじめとする野生動物との出合いも楽しみ 
エルクをはじめとする野生動物との出合いも楽しみ 

カナダ西部最大の見どころが、カナディアン・ロッキー。バンフ、ジャスパー、ヨーホーなど7つの自然公園から成るエリア内は、まさに「ウィルダネス(原生自然)」。特集内には、観光シーズンから現地観光ツアーの参加レポート、ハイキングやカヌーなどのアクティビティ、自然のなかで生息するワイルドライフ(野生動物)まで、旅する際に知っておきたい情報が盛りだくさん! カナディアン・ロッキー内にはいくつかのリゾートタウンがありますが、人気はバンフ国立公園内のバンフ。アルバータ州のカルガリーからはバスで約2時間ほどです。2023年5月からは、カナダのLCC会社であるウエスト・ジェット航空の日本~カルガリー直行便の就航も決定し、注目度がぐん!と高まる予感です。

テン・ピークスと呼ばれる峰々に囲まれたモレイン湖
テン・ピークスと呼ばれる峰々に囲まれたモレイン湖

バンフ国立公園にあるリゾートタウン、レイク・ルイーズには、ルイーズ湖、モレイン湖という「ロッキーの宝石」とも呼ばれる美しいふたつの湖があります。今まではツアーのほかレンタカーで訪れることができましたが、2023年からマイカー規制が敷かれ個人の車で行くことができなくなりました。国立公園を管理するパークス・カナダでは、レイク・ルイーズの町からふたつの湖を結ぶシャトルバスを運行していますが、事前に予約が必要なのとそもそも人気のためなかなかとれないことが予想されます。そこで今後ますます人気となりそうなのが、小さなバンを利用してビューポイントや湖などの見どころを回る混載の現地観光ツアー。さまざまなツアー会社がありますが、日本人経営のツアー会社なら日本語でガイドが受けられるのでおすすめです。

愛しのティム・ホートンで安うまグルメ

一番人気のミニドーナツ、ティム・ビッツ。ピンポン球くらいの大きさのドーナツが10個も入って約$3!
一番人気のミニドーナツ、ティム・ビッツ。ピンポン球くらいの大きさのドーナツが10個も入って約$3!

カナダはほかの欧米諸国と比べて物価高は抑えられている状況で、為替に関しても2023年4月21日時点で$1=100円前後と、2022年10月に訪れた際の$1=110円前後と比べ落ちついてきています。3年前の取材時と比べると格安レストランのメニューの料金は跳ね上がっていますが、一般的なレストランの価格上昇はそれほどでもありません。とはいえ、旅先ではなにかとお金がかかるので、安く上げられるところは安く上げましょう。
カナダにはさまざまなB級グルメやチェーンレストランがありますが、最も愛されているのは「ティム・ホートン」で間違いないでしょう。カナダ全土で2000店舗以上も展開していて、利用したことのないカナダ人はいないと言っても過言ではありません。本誌では、「ティム・ホートンを極める」という特集を組み、定番のメニューから朝、昼、夜、スイーツとそれぞれのおすすめメニューを紹介しています。取材中、何度もお世話になったティム・ホートン。ただ安く上げるのでも、現地で愛されるチェーン店なら、テンションも上がります↑↑

with & after コロナのカナダ観光は?

ハイキングは7~8月がベスト
ハイキングは7~8月がベスト

カナダでは、2022年10月1日をもって入国に際するすべての水際対策を撤廃しました。コロナ以前と同じく電子渡航認証システムeTAとパスポートさえあれば入国ができるようになっています。町中、建物内、公共の交通機関においてもマスク着用の義務はなく、心配な人がちらほらとマスクしているのを見かける程度。滞在中に症状が出ても軽症なら申告する必要はありません。
なお、日本帰国に際しては、必要とされる条件があり、出発前に準備するものについて詳しくまとめています。新型コロナウィルス感染症に関する情報は、状況に応じて変更されます。在カナダ日本国大使館や、厚生労働省のウェブサイトなどで、最新情報を確認しましょう。

■在カナダ日本国大使館
・URL:https://www.ca.emb-japan.go.jp
■厚生労働省
・URL:https://www.mhlw.go.jp

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

さまざまな旅の魅力が満ち溢れているカナダ西部。
カナディアン・ロッキーで大自然と遊び、バンクーバーの街歩きを楽しみ、極北で美しいオーロラに出合う。そのほかにも、ビクトリア、ソルトスプリング島、バンクーバー島など、個性あふれる西部の町を徹底紹介。30以上の町・詳細アクセス・多彩なモデルプラン・100以上のマップを収録しています。

TEXT:『地球の歩き方 B17 カナダ西部』編集担当 田中健作(グルーポ・ピコ)
PHOTO:iStock

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
(関連記事)https://www.arukikata.co.jp/web/catalog/article/travel-support/

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。