多国籍&大自然が魅力のカナダを大紹介!
2023.10.24
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旅行・観光の基本情報
カナダの歩き方
カナダは北アメリカ大陸の広大な土地に広がる、自然と多様な文化が融合した国だ。西は太平洋、東は大西洋に面し、北極圏まで広がる国土には、都市の喧騒と自然の静寂が共存している。バンクーバーやトロントなどの大都市では最先端の文化やグルメを楽しめる一方、ロッキー山脈やナイアガラの滝といった大自然の雄大さに心を奪われるだろう。季節ごとに異なる顔を見せるカナダは、訪れるたびに新たな発見をもたらしてくれる。秋の紅葉や冬のオーロラ、夏の湖水浴といった四季折々の楽しみがあるのも魅力の一つ。カナダはその広さと多様な文化背景から、一度の訪問では体験しきれないほど豊かな冒険を約束してくれる。
カナダを語るうえで、その圧倒的な自然は欠かせない。特にロッキー山脈やジャスパー国立公園のエリアは、登山やハイキング、キャンプに最適だ。雄大な山々や透明度の高い湖、そして野生動物との遭遇が待っている。特に、レイクルイーズやモレーン湖の青く輝く湖面は、写真で見るよりも実際に訪れることでその美しさを実感できるだろう。都会の喧騒から離れ、大自然に包まれる瞬間は、何にも代えがたい貴重な体験だ。
カナダの都市も魅力的だ。例えば、トロントでは多文化が融合した街並みが楽しめる。世界中の料理を堪能できるレストランが立ち並び、ショッピングやアートギャラリー巡りで一日中楽しむことができる。バンクーバーでは、美しい海岸線と山々に囲まれた風景を眺めながら、モダンな都市生活を体験できる。都市ならではの洗練されたカフェやブティックも見逃せない。
カナダの文化は、その多様性に富んでいる。特にケベック州の旧市街は、フランス文化の影響が色濃く残るエリアだ。石畳の道や歴史的な建物が立ち並び、まるでヨーロッパにいるかのような錯覚を覚えるだろう。また先住民の文化に触れることもカナダ旅行の醍醐味の一つだ。博物館や文化施設では、彼らの伝統や歴史について学べる展示が多くある。カナダの歴史の深さを感じる場所だ。
カナダでは季節ごとに楽しめるアクティビティが豊富だ。冬にはスキーやスノーボードを楽しめるウィスラーなどのリゾート地が人気。また、冬の夜空に広がるオーロラ観賞は一生の思い出となること間違いなし。夏には、ビクトリア島でのホエールウォッチングや、オンタリオ州の湖でのカヌー体験がおすすめだ。それぞれの季節でしか体験できない特別な瞬間を、ぜひカナダで味わってほしい。
カナダの旅行で忘れてはならないのが、豊富な食文化だ。特に、モントリオールのベーグルや、ケベックのプーティンは地元で愛されるグルメ。さらには、メープルシロップを使ったスイーツや、アトランティックサーモンを使った料理も絶品だ。また、ワイナリーやクラフトビールが楽しめるエリアも多く、地元の味を堪能するにはもってこい。食事を通じて、カナダの多彩な文化を感じることができるだろう。
カナダ
約998万5000平方キロメートル
約4010万人
オタワ
キリスト教徒が国民の半数以上を占める。その他カトリックや無宗教など。
英語とフランス語が公用語
成田国際空港からエア・カナダと日本航空(JAL)がバンクーバーまで、直行便を運航。エア・カナダはトロント、モントリオールへの直行便もある。また、2023年からはカルガリー行きウエストジェット就航開始。羽田空港からはエア・カナダがトロントへ、ANAがバンクーバーへそれぞれ運航。関西国際空港からはエア・カナダがバンクーバーまで運航。
広大な国土のため、いくつかの気候地域がある。バンクーバーなどの太平洋沿岸は降水量が多い。カナディアン・ロッキーは寒さが厳しく、夏でも天気が崩れれば上着は必要。カルガリーなどの平原地帯では寒暖の差が激しい。五大湖付近は四季が分かれており、以東では夏は涼しく、冬は比較的温暖。北極圏の極北地方は1年中寒さが厳しい。
以下は一般的な営業時間の目安。店舗により30分〜1時間前後の違いがある。
カナダは6つの時間帯に分かれている。最東端のニューファンドランド標準時と最西端の太平洋標準時の時差は4時間30分。ニューファンドランド標準時はグリニッジ標準時間(GMT)より3時間30分遅い。東から西へ行くに連れ1時間ずつ遅くなる(日本との時差は大きくなる)。サマータイムは3月の第2日曜〜11月の第1日曜日まで(サスカチュワン州を除く)。この時期は時計の針を1時間進める。
国の定めた祝祭日のほか、各州の祝祭日もある。以下は2024年の祝祭日。※印は移動祝祭日
チップの習慣はある。レストランやタクシーでの精算時に、10〜20%程度のチップを渡すのが一般的。会計にサービス料が含まれている場合は不要。
ほとんどの場所で水道水を飲むことができるが、水が変わると体調を崩すこともあるので、敏感な人はミネラルウォーターを購入したほうが安心。ミネラルウォーターはほぼすべてのコンビニ、商店などで購入可能。
商品、宿泊料、食事、サービスなどに連邦消費税(GST)5%と州税(PST、州ごとに異なる)が課税される。ユーコン、ノースウエスト、ヌナブトの3準州はGSTのみ。オンタリオ州はハーモナイズド・セールズ税(HST)13%。プリンス・エドワード・アイランド州、ニューブランズウィック、ニューファンドランド&ラブラドル、ノヴァ・スコシア各州は15%のHSTのみ。カナダでは物品や宿泊の料金表示に税は含まれていない。各州の一部の都市、町ごとに宿泊税が別途3.5〜8%、または3カナダドルが加算される。大都市や観光地のほうが高い。
欧米諸国と比べ治安は良好だが、近年置き引きや窃盗など旅行者を狙った犯罪は増えている。荷物から目を離さないよう注意し、夜間の一人歩きなどはやめるようにしよう。
18歳未満の喫煙と、19歳未満(アルバータ、マニトバ、ケベック各州は18歳未満)の飲酒とカジノは禁止。レンタカーは基本的に25歳以上。25歳未満の場合は借りられなかったり、別途料金がかかることもある。
日本と同じく、メートル法を採用している。道路標識もキロメートル表示。ただし、重さに関しては、表示はポンド単位(1ℓb≒453g)が見られるが、実際の計量はメートル法に基づいている。