【茨城県】焼き物の郷、笠間〈かさま〉を歩こう!

公開日 : 2023年06月01日
最終更新 :
筆者 : 水月

こんにちは~山梨特派員の水月です。
今回は、ひとりぷらっと茨城県笠間市へ、行ってきました。
東京駅からJR常磐線の特急ときわに乗って、約1時間10分。旅の出発地点JR友部駅に到着しました。

笠間といえば「笠間焼」です。笠間は、関東でもっとも古い焼き物の産地なんですよ。
栃木県益子町の「益子焼」も、じつは笠間焼の製法を受け継いでいるそうです。
そんな「笠間焼」は、これ、といった型にとわられず、多数の陶芸家が自由に焼き物を作り上げてきたのが、特徴のひとつ。それぞれの作風を認め合ってきたからこそ「笠間焼」の今があるのだとか。

JR友部駅の改札前に飾られた陶器タイルのオブジェ
JR友部駅の改札前に飾られた陶器タイルのオブジェ

さーて、フィーリングにぴったりな「笠間焼」を求めて、Let's go!

周遊バスのバス停「ギャラリーロード」近くで
周遊バスのバス停「ギャラリーロード」近くで

JR友部駅前から「かさま観光周遊バス」に乗りました。1回100円。1dayパスは300円。1日7便運行しています。
予約していた「ホテル・イオ・アルフェラッソ」近くのバス停「工芸の丘・陶芸美術館」で降り、荷物を預けて歩き始めました。

「ギャラリーロード」と呼ばれる、焼き物のギャラリーが並ぶ道。
「陶の小径」と呼ばれる、工房直結のショップが並んだ道。
「やきもの通り」と呼ばれる、代々続く窯元の陶芸教室やショップが並ぶ道。

この3つの道を、ダウンロードした地図を頼りに歩き、ゆっくりと焼き物のお店を訪ねて回りました。
地図は、こちら【笠間観光協会公式ガイド

笠間芸術の森公園近くの「ギャラリーさら紗」
笠間芸術の森公園近くの「ギャラリーさら紗」

最初に入った「ギャラリーさら紗」では、とても親切に笠間の歩き方を教えていただきました。土の匂いがしそうな焼き物が、ゆったりと並ぶ素敵なギャラリーです。

まちの駅笠間宿近くの「回廊ギャラリー門」
まちの駅笠間宿近くの「回廊ギャラリー門」

中庭を中心に回廊になっている「回廊ギャラリー門」は、数も種類も豊富で見応えがあり、心癒やされる空間でした。

ホテル・イオ・アルフェラッソの向かいにある「ギャラリー舞台」
ホテル・イオ・アルフェラッソの向かいにある「ギャラリー舞台」

「ギャラリー舞台」は、舞台という名にふさわしい洒落た建物で、個性豊かな陶芸家の焼き物が並んでいました。

笠間芸術の森公園内にある「笠間工芸の丘~クラフトヒルズKASAMA」
笠間芸術の森公園内にある「笠間工芸の丘~クラフトヒルズKASAMA」

「笠間芸術の森公園」内にある「笠間工芸の丘~クラフトヒルズKASAMA」は、若手陶芸家の作品をふんだんに集めています。お土産屋さんもあり、焼き物のショップも気軽に見て歩けるのが魅力です。陶芸体験もできますよ。

笠間焼ならではのそれぞれ違った風合いの焼き物たち
笠間焼ならではのそれぞれ違った風合いの焼き物たち

歩いて歩いて、周遊バスにも乗って、購入した焼き物たちがこちらです。
4人の陶芸家の作品でした。

淡いグリーンと優しい模様の調和が魅力的な斉藤政秋さんの作品
淡いグリーンと優しい模様の調和が魅力的な斉藤政秋さんの作品
マットな紺と幾何学模様の凹凸に和と洋の要素を感じる柴田裕子さんの作品
マットな紺と幾何学模様の凹凸に和と洋の要素を感じる柴田裕子さんの作品
手に馴染む大きさと釉薬の自然な流れに惚れ込んだ谷島潤さんの作品
手に馴染む大きさと釉薬の自然な流れに惚れ込んだ谷島潤さんの作品
土の手触りとハッとさせられる絵や色使いに惹かれたCRAFT BORO×BOROさんの作品
土の手触りとハッとさせられる絵や色使いに惹かれたCRAFT BORO×BOROさんの作品

笠間は、それぞれの陶芸家の持ち味を尊重しながら繋いできた焼き物の郷。
だからこそ、ほんとうにいろいろな風合いの焼き物を楽しめました。紹介した焼き物の他にも、心惹かれるものがたくさんありました。

笠間での焼き物との出会いを大切に、大事に使っていきたいと思います。

筆者

山梨特派員

水月

2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。

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