中山
ヂョンシャン Zhongshan
MRT中山駅周辺はデパートやショップ、レストランが密集するショッピングエリア。メインストリートである中山北路沿いにはツアーで利用される高級大型ホテルが点在し、日本人観光客の姿も多い。アクセス至便でありながら落ち着きもあり、観光、グルメ、ショッピングをまんべんなく楽しめる、便利なエリアだ。効率よく観光したいなら、このあたりに宿泊するのがおすすめ。
昔から歓楽街として有名な林森北路はネオンが連なる夜の街で、日本人向けのスナックやバーが集まる。夜が更けるとどこかいかがわしい雰囲気を醸し出すのは否めないが、女性も多く利用するグルメスポットやカフェも点在し、特に危険ということはない。 林森北路と南京東路一段の交差点に広がる林森公園は、日本統治時代は墓地で、台湾総督だった明石元次郎も埋葬されていた。公園内には鳥居が2基立っている。
近年注目を集めているのが、中山駅北側の小道に小さなショップが並ぶ赤峰街と呼ばれる界隈。メイドイン台湾の雑貨や服など、台湾ならではの個性的なアイテムを探すことができる。
ショッピングとグルメが充実した万能エリア
朝は地元の人々が集う朝市、雙連市場へ。昼過ぎまでやっているので、朝遅めでもOK。そこから南下すれば、赤峰街でカフェやショップ巡りを楽しめる。中山駅周辺は実力派レストランが多い。少し離れた行天宮、建國市場へはMRTで楽にアクセスできる。
中山駅周辺の主な観光名所
台湾人とバイク
台湾に初めて来た人がまず驚くのはバイクの通行量の多さではないだろうか。信号が変わってからいっせいに走り出す様子はまるでバイクの洪水のよう。台湾人にとってバイクは大事な交通手段であり、切っても切れない生活の道具。台湾の二輪車総保有台数は1360万台以上で総人口の半数を超える。台湾の家庭ではひとり1台バイクを所有していることも珍しくない。
特に一方通行が多い台北市内では、細い道（ときには歩道も）を縦横無尽に走ることができる小型バイクはとても便利。一度乗ってしまうとその便利さに手離せなくなる。子供の学校の送り迎えもバイク。家族4人がむりやりひとつのバイクに乗っている光景も珍しくない（厳密には違反行為らしいが、取り締まられることはないのだそう）。夜市や屋台では、バイクに乗ったまま買い物を済ませる強者もいる。
「ちょっとそこまで」のおつかいにも気軽に使えるバイク。そのためか、徒歩での所要時間の
感覚がちょっとズレている人もしばしば。最寄り駅まで10分くらいだよ、と言われても実際は3分くらいで着いてしまったり、逆にその倍くらいかかったり。バイクの後ろに乗せて連れていってくれるならかまわないんだけど……。
写真
日本人利用が多いホテルが 並んでいる
夜はにぎやかな林森北路
活気あふれる雙連市場
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