モロッコの気候の特徴とおすすめの服装、年間の気温と降水量を東京と比較

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年12月25日
公開日
2025年12月25日
©iStock

モロッコは、多様な自然と文化が魅力の国。四季ごとの気候や地域ごとの特徴を理解し、旅行時の服装に気を付けましょう。本記事では、これらのポイントを紹介します。

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モロッコの気候の特徴

モロッコには四季があり、各季節ごとに異なる魅力があります。

自然が美しい春

春は花が咲き乱れ、自然が最も美しい時期です。

乾燥した夏

夏は強い日差しが続き、乾燥した気候が特徴です。

フルーツのおいしい秋

ナツメヤシなどのフルーツが美味しい季節です。

寒さが厳しい冬

山地では雪を見ることができ、寒さが厳しくなります。

年に2回の雨期と1回の乾期

モロッコには年に2回の雨期があり、4~5月と10~11月で、降水量は少ないです。乾期は主に6~9月です。

ベストシーズンは年に2回

ベストシーズンは3~5月と9~10月で、気温が快適で自然が楽しめます。

砂嵐の季節

3月の終わりから4月にかけては砂嵐が発生しやすく、特に内陸部では視界が悪くなることがあります。この時期に旅行を計画する場合は、飛行機の欠航なども考慮し、余裕を持った日程を組みましょう。

モロッコの地域ごとの気候の特徴

地中海沿岸(タンジェ、ティトゥアン)

温暖で過ごしやすいですが、乾季は乾燥します。冬の雨が降ると冷え込むことがあります。

大西洋沿岸(アガディール、カサブランカ)

一年中晴天が多く、夏でも涼しい風が吹きます。平均最高気温は27℃程度です。

内陸高原(マラケシュなど)

夏は非常に暑く、冬は日中でも20℃程度です。朝晩は冷えるので、服装に気を付けましょう。

山岳地帯(イフレンなど)

夏でも涼しく、冬は雪が降ります。気温は氷点下になることもあります。

砂漠(ザゴラ、エルフード)

雨はほとんど降らず、夏は45℃以上の厳しい暑さです。朝晩の気温差に注意が必要です。

モロッコの年間気温と降水量

マラケシュと東京の年間気温を比較

マラケシュと東京の年間降水量を比較

出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/cpd/monitor/nrmlist/)を加工してグラフ作成

モロッコでの服装のポイント

夏のアトラス山脈

アトラス山脈を越える際は、夏でも上着を持参することをおすすめします。

砂漠での服装

砂漠では昼と夜の温度差が大きいため、注意が必要です。例えば、ザゴラでは1月の日中の最高気温は約21℃ですが、夜間は最低気温が3℃まで下がります。日中はTシャツで過ごせますが、夜はセーターやジャケットが必要です。さらに、日差しを避けるための帽子や、砂が髪に付くのを防ぐための薄手のストールがあると便利です。

イスラム文化への配慮

モロッコはイスラム教国であり、文化や習慣を尊重しましょう。特に服装には注意が必要です。男性は短パンやタンクトップなど、肌を露出する服装は避けるべきです。女性はスカートは長いものを選び、ひざやひじが見える服装は控えましょう。タイトなジーンズや体のラインが見える服装も好ましくありません。大都市では夏にノースリーブの服を着る女性もいますが、モスクやマドラサでは何かを羽織ることが求められます。

まとめ

モロッコは、さまざまな気候と文化を持つ魅力的な旅行先です。地域ごとの気候を理解し、イスラム文化に配慮した服装を準備して、モロッコの美しさを存分に楽しんでくださいね。

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