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モロッコは、アフリカ大陸の北西端、地中海と大西洋に面しており、独自の文化と歴史を育んできた。マラケシュの中世の面影残す町並みや世界遺産の数々、写真映えするシャウエンの青い町並みが訪れる人を魅了している。迷路のように入り組んだスーク(市場)にはカラフルな工芸品が並び、夜になるとジャマ・エル・フナ広場に現れる屋台街はさながら祭りのようなにぎわいを見せる。モロッコ料理はスパイスが豊かで、タジンやクスクスといった郷土料理を楽しもう。

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観光スポット情報

おすすめのエリア

観光のポイント

  • スークでショッピング

    モロッコを訪れたら、スークと呼ばれる市場でのショッピングは外せない。スークごとに特色があり、手工芸品やスパイス、伝統的なカーペットなど、目移りするほど多くの商品が並び、地元の職人たちが商品を作り上げる姿も見ることができる。ここでは、値段交渉も醍醐味のひとつ。英語やフランス語が通じることが多いが、アラビア語の簡単なあいさつを覚えておくとより心温まるやり取りが楽しめるだろう。

  • メディナ(旧市街)を探検

    メディナ(旧市街)を歩けば、モロッコの豊かさを肌で感じることができる。フェズやマラケシュのメディナは、その規模と歴史的価値からユネスコの世界遺産に登録されている。鮮やかなタイルが施されたモスクや、静かなたたずまいのリヤドが建ち並ぶだけでなく、昔ながらの職人たちが作業をしている様子を間近で見ることができる。特に、革製品のタンナー(染め職人)の作業場や、銅細工の職場は、見応え十分。

  • サハラ砂漠での一夜

    サハラ砂漠で過ごす夜は、モロッコならではの特別なひととき。ラクダに乗って砂丘をゆっくりと進んでいくと、広大な砂漠に自分だけが存在しているかのような感覚に包まれる。昼間の灼熱から一転、夜空に広がる星空の下にテントを張り、砂漠の民と一緒にタジンを楽しみ、伝統的な音楽に耳を傾ける。周囲には明かりひとつなく、天の川を肉眼で見ることができるほど。サハラ砂漠の広がりと静寂に身を委ねる体験は、深い感動を与えてくれる。

  • 美しい庭園でリフレッシュ

    モロッコの美しい庭園は心やすらぐ場所。例えば、マラケシュのマジョレル庭園は、鮮やかなブルーの建物と緑豊かな植物が調和した芸術的な空間だ。この庭園は、フランスの画家ジャック・マジョレルが造園、デザイナーのイヴ・サン・ローランが購入し、愛した場所としても知られる。サボテンや池を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごすことができるだろう。また、庭園内にあるベルベル博物館では、ベルベル人の文化や歴史について学べる。

  • モロッコ料理を味わう

    モロッコ料理も旅を彩る体験のひとつ。地中海料理と中東料理の要素が融合した独自のスタイルで、その奥深い味わいが旅人の舌を楽しませてくれる。タジンやクスクスといったモロッコの定番料理はもちろん、ハリラという伝統的なスープも試してみたい。特にタジンは、肉や野菜がじっくりと煮込まれ、旨味が凝縮された絶品料理。食事の後には、甘いミントティーをいただくのがモロッコ流。砂糖がたっぷり入ったミントティーは、食事の締めくくりにぴったりだ。

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