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山々に囲まれたタイ北部最大の都市チェンマイは、ラーンナー・タイ王国の首都として栄えた歴史をもつ。この記事では、チェンマイのおすすめ観光スポットを10ヵ所厳選し、それぞれの魅力とともに紹介していく。豊かな自然を楽しむだけでなく、歴史的な寺院や美しい宮殿を訪ねて、チェンマイの奥深さを体感しよう。
チェンマイでローカルな雰囲気を味わいたいなら、カート・ルアンは必見。通称ワローロット市場と呼ばれ、店先には地元の食材や特産品などが並んでいる。周囲にはトンラムヤイ市場やモーン族市場などもあるので、地元の人や観光客が行き交い、活気にあふれている。この市場は、チェンマイの日常を体感できる絶好のスポットだ。
カート・ルアン(ワローロット市場)
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チャン・クラン通り周辺のナイトバザールは、昼に訪れるのとはまた違った魅力がある。アヌサーン市場には、雑貨や衣料品などの屋台が並び、散策するのも楽しい。また、カーレー・ナイトバザールでライブや伝統的なダンスを鑑賞したり、観光客でにぎわうプルーン・ルディー・ナイトマーケットでグルメを楽しんだり、活気に満ちた夜のチェンマイを満喫しよう。
チェンマイ国立博物館は歴史好きにはおすすめのスポットで、先史時代から現代にいたるまでの歴史を学ぶことができる。精巧に造られた旧市街の模型、チェンマイ朝歴代王の肖像、鉄道の模型などが展示されている。
チェンマイ国立博物館(Chiang Mai National Museum)
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ワット・チェン・マンは、1296年に建立されたチェンマイ最古の寺院。タイ北部の典型的な建築様式で作られているが、ラーンナー・タイ王国を起こした王が作ったとされ、歴史的価値が高いことで知られる。本堂は1993年に修復され、水晶の仏像と大理石の仏像が納められている。
ワット・チェン・マン(Wat Chiang Man)
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ステープ山の頂上にあるワット・プラ・タート・ドーイ・ステープは、1383年にクーナ王によって建立された。見どころは、回廊に囲まれた高さ22mの金色に輝く仏塔で、 天に向かってそびえ立つ姿は迫力満点。内部には仏舎利が納められている。寺院のテラスからは市内を一望することができる。
ワット・プラ・タート・ドーイ・ステープ(Wat Phra That Doi Suthep)
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動物好きにはたまらないスポット、チェンマイ動物園。1977年にオープンした動物園で、広大な敷地内に300種以上の動物が飼育されている。特に人気なのが2009年に生まれたリンピン。家族連れや友人同士で訪れるのに最適で、1日中楽しむことができる。
チェンマイ動物園(Chiang Mai Zoo)
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ドーイ・ステープ国立公園内に位置するプー・ピン宮殿は、タイ王室の避暑地として知られる。宮殿内は見学できないが、外観と庭園の美しさは一見の価値あり。美しい庭園が特徴で、花々が咲き誇る様子はまるで絵画のよう。チェンマイの市内から少し離れた場所にあるため、涼しい空気と静かな環境でリラックスできるのも魅力。
プー・ピン宮殿(Phu Phing Palace)
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ワット・プラ・シンは、旧市街にあるチェンマイで最も格式高い寺院。ライカム礼拝堂(ウィハーン・ライカム)には、寺院の名称の由来になったプラ・シン仏が納められている。寺院自体も細やかな装飾が見事。都会の喧騒から離れ、心を落ち着ける時間を過ごすことができる。
ワット・プラ・シン(Wat Phra Singh)
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ワット・チェーディー・ルアンは、ワット・プラ・シンと並んで格式の高い寺院。かつては高さ86mもあったという仏塔は、1545年の地震で壊れてしまった。建造した当時の正確な記録が残されていなかったため、新たなアイデアを取り入れながら1992年に修復された。仏塔の迫力は今も健在。寺院の敷地内にはほかにも美しい建物が点在し、特に本堂の木造建築はその見事な装飾で目を引く。
ワット・チェーディー・ルアン(Wat Chedi Luang)
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フアイ・ケーオ滝は、滝というよりは岩がちな渓流が続いているスポット。周囲にはピクニックや散策を楽しむことができ、家族連れにもおすすめ。自然のなかで心身をリフレッシュできるスポットとして、チェンマイ観光の合間にぜひ立ち寄りたい。
フアイ・ケーオ滝(Huay Kaew Waterfall)
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チェンマイは、壮大な寺院や宮殿の美しい庭園、なだらかな滝や動物たちとの触れ合いが、訪れる人々の心を癒す。静かな寺院で心を落ち着かせたり、滝の水音に耳を傾けたりすることで、自然とともに過ごす時間が特別なものとなるはずだ。観光スポットをめぐりながら、チェンマイの魅力を感じてほしい。