イタリア・ミラノのおすすめ観光スポット10選!ミケランジェロやダヴィンチの名作を巡る
2025.6.5
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永遠の都と呼ばれるローマは、歴史と芸術が息づく町。古代ローマの栄光が色濃く残るコロッセオやフォロ・ロマーノ、足を延ばせばヴァティカン市国のサン・ピエトロ大聖堂やヴァティカン博物館など、見どころが点在している。今回の記事では、ローマとヴァティカン観光で外せないスポットを10ヵ所紹介する。
ローマを代表する観光スポットといえば、コロッセオだ。80年に完成した円形闘技場で、高さ48m、周囲527m、収容人数5万人以上という規模を誇る。ここではかつて、ライオンやワニなどの猛獣と剣闘士、あるいは剣闘士どうしの戦いが繰り広げられていた。地下に広がるアレーナ部分には猛獣の檻が残されており、猛獣はここから闘いの場へ引き上げられていったという。
コロッセオ
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トレヴィの泉は、バロック芸術の傑作と称されるほどの美しさを誇る噴水。ニコラ・サルヴィにより設計され、1762年に完成した。まるで絵画から飛び出してきたかのような彫刻は、中央に躍動感あふれる海神ネプチューンとトリトンがそびえ立つ。「トレヴィ」とは、泉の前から延びる「三差路」に由来している。なお、噴水の縁に座るのは禁止されているので注意しよう。
トレヴィの泉(トレビの泉)
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古代ローマの政治の中心であったフォロ・ロマーノ。広大な敷地には、神殿や凱旋門、バジリカ、元老院といった遺跡が点在する。ローマ最古の凱旋門であるティトゥス帝の凱旋門もここにある。間近で見れば、当時の建築技術の高さに圧倒されるだろう。なお、チケットは、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘の共通チケットになっており、1ヵ所目の入場から24時間有効なので、チケットを無駄にしないためにも2つを続けて見学すること。フォロ・ロマーノだけでも見どころが多いため、余裕をもった見学スケジュールを立てよう。
フォロ・ロマーノ
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スペイン広場は、映画『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーン扮する王女がジェラートを食べたシーンの撮影地として知られている。階段の前には舟の噴水があり、階段の上にはオベリスクがそびえる。階段の上からはローマの町並みを見渡すことができ、多くの人がその美しい風景を写真に収めようとしている。かつてこの周辺にはワーグナーやリストなどの芸術家たちも暮らしていたという。ちなみに、スペイン広場では飲食や階段に座ることは禁止されているので注意すること。
スペイン広場 (ローマ)
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天を衝くようなドーム(クーポラ)と壮大なファサードが印象的なサン・ピエトロ大聖堂は、カトリックの総本山である。ラファエロやミケランジェロが設計に携わったとされ、壮麗かつ威厳ある姿で人々を迎え入れる。内部にはミケランジェロの傑作『ピエタ』が置かれ、建物には美しい天井画や装飾が施されている。クーポラは上ることができるが、途中までエレベーターで上がれるものの最上部のテラスまでは320段の階段を上らなければならない。上がりきった先には、ヴァチカンやローマの美しい町並みを眺めることができる。訪れる際は、肌の露出が多い服装やサンダルでは拝観不可、大きいリュックを持っている場合も不可のため、注意すること。
サン・ピエトロ大聖堂
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ヴァチカン市国の中心に位置するサン・ピエトロ広場は、世界中から巡礼者や観光客が集まる場所だ。ベルニーニの設計によるもので、完成は1667年。広場を囲む回廊には284本の柱廊が立ち、その上部には人々を見守るように140人の聖人像が並んでいる。広場中央には、エジプトから運ばれた高さ25mのオベリスクがそびえる。サン・ピエトロ大聖堂に向かって右側の建物には教皇の書斎があり、毎週日曜には教皇が窓から姿を見せ訪れた人々を祝福する。
サン・ピエトロ広場
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ヴァティカン博物館は、歴代の教皇により集められた貴重なコレクションを中心に展示している。博物館・美術館・絵画館・図書館などがあるが、ピオ・クレメンティーノ美術館、絵画館、システィーナ礼拝堂、ラファエロの間は必見。特に、システィーナ礼拝堂にはミケランジェロの『最後の審判』や天井画の『アダムの創造』、ラファエロの間には『アテネの学堂』などの傑作を見ることができる。
ヴァティカン博物館(バチカン博物館)
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ローマのテヴェレ川のほとりに建つサンタンジェロ城は、もともとローマ皇帝ハドリアヌスの霊廟として建造されたものだが、その後、要塞や教皇の住まいなどとして用いられた。歌劇『トスカ』の舞台となった場所としても知られる。現在、内部は国立博物館となっており、武具などのコレクションが展示されている。城のテラスから眺めるローマ市街もすばらしい。
サンタンジェロ城
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真実の口は、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の柱廊に置かれている。映画『ローマの休日』で一躍有名になった場所だ。人の顔をかたどった彫刻が施されており、嘘をついている人が手を入れると食べられるという言い伝えがある。もともとは、古代ローマの下水道のマンホールの一部か井戸であったといわれている。映画のワンシーンを再現しながら、手を入れてみるのも楽しい。
真実の口
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パンテオンは、紀元前27年に創建、118年に再建された神殿で、現存するローマ建築において最も完全に近い姿で残されている。「パン」は「すべて」、「テオン」は「神」という意味で、すべての神を祀るための万神殿であった。そのすばらしさから、ミケランジェロが「天使の設計」と称賛したという。高さ43mのドーム(クーポラ)の頂上には直径9mの天窓があり、そこから光が差し込み、よりいっそう幻想的な雰囲気となる。
パンテオン (ローマ)
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ローマは歴史的建造物や貴重な芸術作品であふれている。コロッセオやフォロ・ロマーノといった遺跡など、どこを訪れても歴史の深さを感じることができる。きっと、その美しさと壮大さに心を奪われ、何度も訪れたくなるだろう。