ベトナムのおすすめ観光スポット20選!ホーチミン ハノイ ダナン ホイアンを楽しみつくす
2024.12.17
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ベトナムの活気あふれる都市ホーチミンは、さまざまな時代の記憶を刻んでいる。本記事では、そんなホーチミンを訪れる際に見逃せない10の観光スポットを紹介する。
統一会堂は、ベトナム戦争終結の象徴。ここには、フランス統治時代にはノロドム宮殿、その後、南ベトナム政権時代には大統領官邸が建てられた。1975年には、解放軍の戦車がフェンスを破って突入した様子が世界に放送されたことでも知られている。内部には豪華な部屋や会議室、地下には戦争中に使われた作戦室や暗号解読室などが当時のまま保存されている。
戦争証跡博物館には、ベトナム戦争に関する膨大な資料や展示物が公開されており、戦争の悲惨さを知ることができる。特に衝撃的なのは、戦争中に使用された武器や戦車、そして戦争被害を伝える写真の数々だ。展示は非常にリアルで、生々しい内容も多く含まれるが、それだけに平和の大切さを強く感じることができる。ベトナムの視点から戦争を捉え直すことで、歴史の複雑さを再認識する機会になるだろう。
ホーチミン市の中心に位置する中央郵便局は、19世紀に建てられたフランス統治時代の建物。エッフェル塔で有名なギュスターヴ・エッフェルも設計に関わったといわれている。内部には高いアーチ型の天井が広がり、床にはクラシックなモザイク模様が施されている。旅の記念に手紙やポストカードを送る場所としても人気がある。
サイゴン大教会は、フランス統治時代に建設された教会で、赤レンガの外観が特徴。教会の前には聖母マリア像が立ち、人々を迎えている。教会内部はシンプルながら荘厳で、ステンドグラスから差し込む光が神秘的な雰囲気を醸し出している。
タンディン教会は、ホーチミンでひときわ目を引くピンク色の教会。1876年に建てられた歴史ある教会で、教会内部は外観に劣らず美しい装飾が施されており、ステンドグラスや彫刻が見事。
歴史博物館では、先史時代から現代までのベトナムの文化や歴史を学ぶことができる。古代チャンパ王国や王朝時代の遺物などの文化財のほか、伝統的なベトナムの衣装や楽器、工芸品などの展示もあり、戦争だけではないベトナムの歴史の豊かさを感じられるだろう。
ホーチミン市博物館は、フランス統治時代の建物を利用しており、フレンチコロニアル風の外観が印象的。ここでは、ホーチミン市の成り立ちや歴史を知ることができる。ホーチミン市で起こった重要なできごとについても焦点が当てられ、抗仏戦争やベトナム戦争に関する展示は見応えがある。
ベンタン市場は、北側に食料品や食堂、南側に衣料品や雑貨、中央に土産物など、さまざまな商品が並ぶホーチミン市最大の市場。ベトナム料理の屋台が並ぶ食堂エリアでは、フォーやバインミーなどの名物ベトナム料理を手軽に楽しむことができる。
1864年に開園したサイゴン動植物園には、ベトナム国内外の動物が多数飼育され、キリンに餌やりをしたり、ゾウを近くでみたりすることができる。日本ではなかなか見ることができない動物にも出合える。園内は緑豊かで、歩いているだけでも気持ちがいい。
ランドマーク81タワーは、東南アジアでも屈指の高さを誇る超高層ビル。このタワーの79~81階にある展望台がスカイビューだ。昼間は活気に満ちたホーチミンの町並みを、夜にはきらめく夜景を楽しむことができる。81階の屋外エリアには、命綱をつけて空中散歩気分が楽しめるスカイウォークがある。
ホーチミンは多彩な文化と歴史が織り交ざった都市。今回紹介した10のスポットは、どれもホーチミンの魅力を堪能できる観光スポットばかりだ。この記事を参考にしながら観光、歴史、ショッピング、グルメを楽しんで、この都市がもつ多面的な魅力を体験してほしい。