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ベトナムには、都市の喧騒と自然の静寂が共存するハノイやホーチミン、中部最大の港湾都市のダナン、そして歴史の面影を色濃く残すホイアンと、特色ある都市が点在している。北部から南部にいたるまで、各地で味わえるグルメや地元の人々のあたたかいもてなしも魅力のひとつ。また、外食文化が盛んで、フォーやバインミーなどストリートフードがめじろ押しだ。本記事では、そんなベトナムで訪れたい観光スポットを20カ所紹介する。
ホーチミンの歴史的シンボルともいえる統一会堂(独立宮殿)。もともとは南ベトナム政権時代の大統領官邸であったが、解放軍の戦車がこの官邸の鉄柵を突破したことによりベトナム戦争は終結を迎えることになったという戦争終結の象徴的な建物である。内部は、内閣会議場や大統領の応接室などの豪華絢爛な空間が広がるが、この建物には地下があり、戦時中に使用された指令室や暗号解読室などが残されている。
戦争証跡博物館は、戦争の記憶を今に伝える重要な場所だ。ここには、ベトナム戦争に関する膨大な資料や実際に使用された兵器などが展示されている。戦争の悲惨さを伝える写真や枯葉剤による被害の展示は非常に生々しいが、平和の大切さを強く感じることができる。ベトナムの視点から戦争を振り返ることで、歴史の複雑さを再認識する機会にもなるだろう。訪れる前に、心の準備をしておくとよいかもしれない。
ホーチミン市の中心に位置する中央郵便局は、フランス統治時代に建てられたもの。パステル調の外観は、細やかなデザインや装飾が施されている。内部には高いアーチ型の天井が広がり、床にはクラシックなモザイク模様が印象的だ。入口両側はみやげ物売り場になっている。
ホーチミンの中心にそびえるサイゴン大教会は、正式名称を聖母マリア教会という。ふたつの尖塔をもち、赤レンガの外観が特徴的なこの教会は、フランス統治時代に建てられたもの。内部には美しいステンドグラスがあり必見。
ドンコイ通りの北西に位置し、ホーチミンでひときわ目を引くピンク色の外観が特徴のタンディン教会。そのフォトジェニックな姿は、観光客だけでなく地元の人々にも愛されている。内部には美しいステンドグラスもあるが、見学できるタイミングが限られているので注意。
ハン川に架かるロン橋は、夜の観光に欠かせないスポットだ。この橋は、龍が水を泳ぐ姿がデザインされたユニークな橋。夜にはライトアップされ、色彩豊かな姿を見ることができる。週末の夜には龍が火を吹く壮大なショーが行われ、多くの観光客が訪れる。夜のダナンを楽しむならロン橋は外せないスポットだ。
ピンク色の外壁が特徴的なダナン大聖堂は、フランス統治時代の1934年に建てられたゴシック様式の教会である。町なかにありながら、静かな時間を過ごせる場所だ。教会内にはイエンバイ通りから入ることができるが、ミサが行われる時間には観光できないので注意。
ダナンの地元文化を感じるなら、ハン市場は外せない。市内中心部に位置するこの市場は、地元の人々の生活が垣間見える場所で、活気にあふれている。市場内には野菜や果物から、衣類や雑貨まで多種多様な商品が並んでいる。ベトナムらしいおみやげを探しているなら、ここで探してみるのもおすすめ。
ダナンの歴史と文化を知りたいならダナン博物館を訪ねてみよう。暮らしや文化を再現したコーナーなどがあり、近代戦争についても紹介している。歴史や文化に興味がある人には特におすすめ。
ミーアン・ビーチは、ミーケー・ビーチの南側に位置するビーチ。美しい砂と海が広がり、周囲には海の家やビーチバー、キッチンカーなどが並ぶ。サーフィンを楽しむ人が多く、サーフィンスクールも点在している。