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エチオピアのおすすめスポット10選!一枚岩の教会と東アフリカの大自然を訪れよう

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2025年1月23日
公開日
2025年1月23日
©iStock

エチオピアは東アフリカにある内陸国。首都の荘厳な教会や中世の城、要塞都市などがその歴史的価値を物語っている。一方で滝や湖などの自然も豊かで、訪れるエリアによって異なる魅力を発見できる。今回は、エチオピアを訪れるなら見逃せない観光スポットを10ヵ所厳選して紹介する。

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1.三位一体大教会【アディスアベバ】

©︎iStock

首都アディスアベバに位置する三位一体大教会は、エチオピア正教の中心的存在であり、1940年代に建立されたと伝わる。エチオピア正教徒にとって特別な場所であり、小さな博物館も併設されている。また、ここには皇帝の関係者のお墓もある。周辺にはツアーガイドと称してお金を取ろうとする人々もいるので、訪れる際は注意しよう。

三位一体大教会の詳細情報

住所
Arat Kilo area, Addis Ababa
開館時間
8:30〜17:00

2.マルカート【アディスアベバ】

アディスアベバにあるマルカート(市場)は、さまざまな地域から集まった商品が目白押しの活気あふれるスポットだ。エチオピア最大級で、地元の人々や観光客が1日中買い物を楽しんでいる。市場には香辛料、コーヒー豆、衣料品、金属製品、工芸品などが豊富にあり、価格交渉の腕の見せどころだ。市場内は迷路のように入り組んでおり、散策するだけでも十分に楽しい。

マルカートの詳細情報

住所
Dubai tera building, Addis Ababa
開館時間
日の出から日没まで

3.ウェンチ湖【アディスアベバ近郊】

©︎iStock

エチオピアの自然の中で穏やかな時間を過ごすなら、ウェンチ湖がおすすめだ。このカルデラ湖は、首都アディスアベバから約150kmの場所に位置しており、静けさと清涼感が印象的。湖の周囲にはトレッキングコースが整備されており、自然散策やバードウオッチングを楽しむことができる。また、エチオピア旅行のリフレッシュスポットとしても人気が高い。湖の透明な水面に映る青空を眺めながら、静かなひとときを過ごしてみては。

ウェンチ湖の詳細情報

住所
Lake Wonchi, Shube

4.石窟教会【ラリベラ】

©︎iStock

エチオピアの宗教的な中枢であるラリベラは、岩をくり抜いて作られた壮大な教会群で、当時のラリベラ王の命により12~13世紀にかけて「第二のエルサレム」とすべく建立された。中でも目を引くのは聖ギオルギス教会で、ノアの箱舟がモチーフといわれている。ガイドツアーに参加すれば、教会の歴史についてより深く学ぶことができる。静かに見学するなら朝早い時間がベスト。にぎわう様子を見たい場合は、礼拝が行われる日曜の訪問がおすすめだ。

石窟教会の詳細情報

住所
Rock-Hewn Churches, Unnamed Road, Lalibela
開館時間
8:00~12:00、14:00~17:00

5.ゴンダールの城【ゴンダール】

©︎iStock

ソロモン朝時代に建設されたゴンダールの城(ファジル・ゲビ)は、エチオピアの歴史を語るうえで欠かせない場所。17世紀頃に首都として反映したこのエリアで、皇帝ファシラダスによって築かれた城はエチオピアの中世文化と建築技術の結晶である。城の周囲には歴代の皇帝たちが増築した宮殿や要塞が点在し、現在ではエリア一帯が世界遺産として保護されている。

ゴンダールの城

住所
Gondar’s Imperial Structures, Gondar
開館時間
8:30〜17:00

6.ブルーナイルの滝【バハールダル近郊】

©︎iStock

ブルーナイルの滝はエチオピア北部のバハルダール近郊に位置し、タナ湖から流れ出るブルーナイル川によって形成されている。この滝は、最大落差45m、幅400mにも及び、雨季に訪れると壮大なスケールの姿を楽しめる。巨大な水しぶきを上げながら轟音を響かせる力強い水の流れに、思わず息をのむだろう。滝への道中にあるポルトガル人によって建てられた石橋も、17世紀の遺構として観光客に人気のスポットのひとつ。

ブルーナイルの滝の詳細情報

住所
Blue Nile Falls, Tis Abay

7.ハラール・ジュゴル歴史要塞都市【ハラール】

©︎iStock

エチオピア東部の渓谷の台地にあるハラール・ジュゴル歴史要塞都市は、世界遺産にも登録されている。ここは、東アフリカ地域のイスラームの中心地という性格を帯びており、10世紀に起源を持つ82のモスクが現存する。建造物や商人の家屋にはハラール固有の特徴が顕著に現れている。

ハラール・ジュゴル歴史要塞都市の詳細情報

住所
Harar

8.アダディ・マリアム教会【アダディ】

ラリベラの岩窟教会群を見ることが難しい場合には、アダディを訪れるのもおすすめだ。エチオピアには多くの教会が点在しているが、アダディ・マリアム教会もラリベラの岩窟教会群と同様に岩をくり抜いて作られている。小さいながらも美しい教会で、建築技術の高さと信仰の深さに驚かされることだろう。

アダディ・マリアム教会の詳細情報

住所
Adadi Maryam(Rock-Hewn), Roge

9.ティヤ【エチオピア州】

©︎iStock

エチオピア南西部に位置するティヤの町。周辺には考古学的に重要な遺跡があり、ユネスコの世界遺産にも登録されている。巨大な石碑がいくつも建ち並び、そのほとんどに戦士を象徴する彫刻が施されている。これらの石碑は紀元前のものであるとされ、エチオピアの古代文明の一端を垣間見ることができる貴重な遺産だ。神秘的な雰囲気に包まれながら、古代のエチオピア人がどのようにこの地で生活していたのかを想像してみよう。

ティヤの詳細情報

住所
Tiya

10.オベリスク【アクスム】

©︎iStock

エチオピアのアクスムにあるオベリスクは、紀元前に建てられたとされる巨大な石碑。アクスム王国の繁栄を象徴する遺産だ。高さ約24mを誇るこのオベリスクは、エチオピアの古代文明を知るための重要な遺跡であるとされている。オベリスク周辺にはほかにも多くの古代遺跡が点在しており、古代アクスム王国が栄えていた頃の様子が垣間見える。

オベリスクの詳細情報

住所
Obelisk of Aksum, Aksum

まとめ

エチオピアは、アフリカの中でも独立を保持した数少ない国のひとつで、独自の文化を発展させてきた。一枚岩の教会で歴史を学ぶもよし、湖や滝の大自然を感じながらリラックスするもよし。今回紹介したスポットを巡ることで、アフリカの多様な文化と歴史を深く理解することができるだろう。ぜひエチオピアの観光スポットを巡り、東アフリカの魅力を存分に味わってみてほしい。

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