特集「NEXT韓国旅」
キーワードで検索
韓国といえばグルメの宝庫。日本でも知られる定番の韓国料理はもちろん、地方にも魅力的なご当地グルメがあふれています。この記事では、ビビンパやタッカルビ、海鮮料理など、ソウル近郊&地方で食べたいご当地グルメを紹介。地方ごとに異なる韓国の多彩な食文化をぜひ体験してみてください!
韓国のグルメは、地域ごとの気候や歴史と深く結びついています。調理法や食材が多彩なことでも知られ、それぞれのエリアで異なる特徴があります。沿岸部では、新鮮な海の幸を使った料理や海鮮料理が豊富。一方で、内陸部では山菜などを使用した料理をはじめ、滋味深い煮込みや和え物などが親しまれています。
また、王朝時代の都が置かれた地域では宮廷料理の影響が色濃く残り、華やかな見た目や栄養バランスを重視した料理が受け継がれてきました。中国をはじめとした外国との交易が盛んだった地域では、外来の食材や調理法が取り入れられ、土地の農産物と融合しながら独自のご当地グルメへと発展しました。こうした歴史や自然環境が、韓国の豊かな食文化へとつながりました。
京畿道は、ソウルを取り囲むように広がる地域。その地理的特性から、韓国各地の食文化が集まり、洗練されてきたのが特徴です。
水原を代表するグルメのひとつが、王(ワン)カルビ。ステーキほどの大きなサイズで、骨が付いているのが特徴。水原の観光名所「水原華城」の周辺に王カルビの名店が点在しており、味付けは店舗により異なるので、食べ比べてみるのもおすすめです。
韓国を代表するブランド肉である韓牛に加え、価格を少し抑えたアメリカ産を扱う店もあり、予算に応じて選ぶとよいでしょう。
プデチゲとは、キムチなどを煮込んだチゲ(たくさんの具材を濃厚なスープで煮込んだ鍋)に、ソーセージやスパム、ラーメン、チーズなどを加えた料理。プデチゲのプデとは「部隊」を意味し、朝鮮戦争以降に米軍から流れてきた加工肉をキムチチゲに入れたことがはじまりだとか。議政府市で生まれ、現在では全国で愛される代表的な鍋料理のひとつとなっています。野菜や餅、麺などを追加でトッピングをすることができ、自分好みにアレンジできるのも魅力。
仁川広域市は、ソウル近郊に広がるエリア。現在では仁川国際空港がある空の玄関口として知られていますが、古くは韓国の海の玄関口のひとつとして栄え、町には韓国唯一の中華街があります。そのため、中国の影響を受けた料理や、海に近いため海鮮料理なども名物です。
チャジャンミョンとは、中華料理をベースにした韓国式ジャージャー麺のこと。チュンジャンと呼ばれる黒味噌とひき肉を炒めて作られます。中華街には名店が並び、各店でさまざまな味付けのチャジャンミョンを提供しています。
韓国北東部に位置する江原道は、高原や山岳地帯が広がり、山の幸が充実しています。また、日本海に面している沿岸部は海の幸も豊富で、新鮮なシーフードを使った料理も楽しめます。
春川タッカルビとは、甘辛いソースに漬けた鶏肉とキャベツなどの野菜を焼いたタッカルビのこと。春川中心部の明洞にはタッカルビ通りがあり、タッカルビを楽しめる名店や人気店が軒を連ねます。
タッカルビには網焼き(炭火)バージョンもあり、塩味やコチュジャン味などの味付けがあります。
オジンオスンデとは、スルメイカの腹に具を詰めて蒸した韓国版のイカめし。もともとは朝鮮戦争時に北部から避難した人たちが作り始めたことが発祥といわれています。イカの中には、ひき肉やもち米、豆腐、野菜などが詰められています。
江原道は、韓国のブランド牛である韓牛の産地として知られています。ショーケースの中から食べたい肉を選んで購入し、席で自分で焼いて食べるタイプのレストランや食べ放題店など、さまざまな韓牛専門店があります。
江陵は韓国で初めてコーヒー豆の栽培に成功した町で、コーヒーの町として知られています。安木のカフェ通りでは、コーヒー豆の形をしたパンがお土産として人気。ひと口サイズの小さなパンで、中にはほのかにコーヒーが香るあんが入っています。
慶尚北道は韓国南東部に位置し、農業が盛んなエリア。また、日本海に面しているため、シーフードを使った料理も親しまれています。
安東チムタクは、鶏肉とじゃがいもなどの野菜を甘辛く煮込んだ料理。2000年代のブームを経て、今や全国で人気を集めています。
安東市内の市場には名物のチムタク通りがあり、チムタクを堪能できるお店が軒を連ねています。
皇南パンは、慶州を代表する銘菓。薄皮の中に小豆あんが詰まった、甘さ控えめの饅頭です。慶州のお土産としても人気を集めています。
大邱広域市は、韓国南東部の内陸に位置する都市。唐辛子やニンニクを多用した料理が親しまれており、スパイシーなグルメが多いのが特徴です。
ユッケジャンは、牛だしのスープに大豆もやしやワラビ、長ネギなどの野菜を入れて煮込んだ辛口のスープ。大きく切られた牛肉と煮込まれた野菜のうま味が魅力で、ほどよい辛さに体が温まります。
全羅北道は韓国南西部に位置し、西側が海に面していることから海の幸が豊富。全羅北道のなかでも全州は、韓国随一のグルメ都市として知られています。
全州ビビンパは、ビビンパの王様といわれる料理。20種類以上の具材をひとつずつ調理し、陰陽を考慮して美しく盛りつけられているのが特徴です。全州の韓屋村周辺にはビビンパの名店が点在しているので、食べ比べも楽しめます。
釜山広域市は韓国第2の都市で、海と山に囲まれた自然豊かな港町。韓国最大の港を有し、海産物を使った料理が有名な一方、豚肉料理も親しまれています。
テジクッパは、豚骨と豚肉を煮込んだ釜山名物のスープ。見た目より素朴であっさりしているため、塩やアミの塩辛などを加えて、味を調えて食べるのが一般的です。
済州島は南西に浮かぶ韓国最大の離島で、海産物の宝庫として知られています。アワビやウニ、タチウオなど多彩なシーフードを味わえるほか、黒豚も済州ブランドとして有名。温暖な気候を活かし、柑橘類も栽培されています。
チョンボクトルソッパプは、済州島のアワビがたっぷりと入った贅沢な釜飯。バターをトッピングする食べ方もあります。
オクトムグイとは、済州の特産品である高級魚アマダイを焼いた料理。淡白な味わいで、シンプルに塩で味付けされています。
済州島は黒豚の産地として知られています。人気の黒豚料理のひとつが、黒豚の焼肉。済州では皮付きのバラ肉を使用し、鉄板でイワシの塩辛を温めて肉に付けて食べるとうま味がアップします。
韓国には、その土地ならではの魅力的なご当地グルメであふれています。まだ知らない韓国の本場のグルメを巡る旅に出かけてみませんか?