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韓国旅行時に覚えておきたいお金の基本情報と両替テクニック
2023.8.28
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無事ソウルに着いたら、市内へ移動しましょう。ソウルには仁川国際空港と金浦国際空港のふたつの空港があります。空港から市内への移動手段は複数あるので、予算や時間に応じて選びましょう。
| おもな交通手段 | 特徴 | 料金目安 | 所要時間 |
| リムジンバス | Kリムジンとエアポートリムジンの2種類がある。エアポートリムジンの方が停留駅が多い。仁川空港の第1ターミナルでは、BとCのカウンター近く3~7番出口を出たところにバス乗り場があり、第2ターミナルでは地下の交通センターからバスが出る。 | 1万7000ウォン(約1870円)~ | 市内まで約70分~(明洞方面まで約75分、東大門方面まで約90分) |
| A’REX(空港鉄道) | 仁川国際空港とソウル市内を結ぶために開通された空港鉄道・A’REX。第2ターミナルが始発で第1ターミナルにも停車する。一般列車(各駅停車)と直通列車がある。 | 始発からソウル駅までは一般:4850ウォン(約534円)、直通:9500ウォン(約1045円) | 一般:66分、直通:51分 |
| タクシー | 最も楽な交通手段だが、ソウル市内までは距離があるのでほかの交通手段よりは割高となる。到着ターミナルの外(4~6番出口)に出ると、すぐにタクシー乗り場がある。一般タクシーや模範タクシーなどの種類があり、それぞれ料金が異なる。 | 一般:5万ウォン(約5500円)~、模範:8万ウォン(約8800円)~ | 約60分~ |
| おもな交通手段 | 特徴 | 料金目安 | 所要時間 |
| リムジンバス | 国際線ターミナルから市内へのバス乗り場は、6・7番。 | 7000ウォン(約770円)~ | 約50分~ |
| 地下鉄 | 最も安く市内に移動できる。5・9号線、金浦ゴールドラインの3路線が乗り入れている。ただし、途中乗り換え、階段での移動が発生するので、荷物が多いと不便に感じることも。 | ソウル駅まで:1550ウォン(約155円)、明洞駅まで:1650ウォン(約182円) | ソウル駅まで:約25分、明洞駅まで:約40分 |
| タクシー | 最も楽な交通手段だが、料金はいちばん高くなる。一般と模範タクシーとで料金が異なる。 | 一般:3万ウォン(約3300円)~、模範:4万ウォン(約4400円)~ | 約30分 |
金浦国際空港
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リムジンバスや鉄道は始発と終電が決まっているので、もしそれらの交通手段が使えない深夜や早朝に移動する場合はタクシーを使いましょう。
筆者は深夜着のフライトだったため、到着した仁川国際空港から市内へ向かう際に模範タクシーを利用しました。到着ターミナルを出てすぐのタクシー乗り場で待っていると同じ方面に向かう日本人が数名いたため、相乗りをして料金を安くすることができました。
帰国日は早朝発のフライトだったため、ホテルのチェックイン時に、帰国日にタクシーを呼んでもらうよう依頼しておきました。早朝だったため割増料金がかかり、東大門エリアのホテル「国都」から仁川国際空港までで8万ウォン(約8800円)でした。
タクシーを利用する場合は、念のためメーターが付いているかをチェックすることをおすすめします。また、初対面の方と相乗りをする場合は、何か危険があった場合にすぐ誰かに連絡できるようにしておくなど、安全確保に気を配って行動しましょう。
タクシーはほかの交通手段よりも割高なため、到着日、帰国日の前日は空港近くのホテルに宿泊し、タクシー移動を最低限にするというのもひとつの手です。フライト時刻や荷物量を考慮して検討するとよいでしょう。
韓国の通貨はウォン(W)です。日本でも空港や両替所でウォンを手に入れることができますが、あまりレートはよくないので、韓国到着後に両替する方がお得です。
町なか、特に繁華街にはたくさんの両替所がありますが、アクセスしやすくレートもよい両替所は明洞にある「大使館前両替」です。駐韓中華人民共和国大使館近くにあります。
大使館前両替へのアクセス(Google map)や、韓国旅行時の両替やキャッシング、お金の持ち方については以下の記事で詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。
明洞を訪れる予定がないという方、両替所に行く時間を節約したいという方は「WOWPASS」カードの発行・利用がおすすめです。2022年に登場したWOWPASSは、専用の自動両替機に日本円の現金を挿入すると、ウォンとしてチャージされるカードです。クレジットカードのように、レストランやショップなどキャッシュレス決済できるので大変便利。
レートを確認してみると100円:約906ウォン(2023年8月上旬時点)。同日の明洞の大使館前両替が100円:約916ウォンだったため、比較するとやや低いレートですが、両替所に行く手間やキャッシュレス決済ができることを考えると十分利用価値があります。
また、日本のPASMOやSUICAのような交通カードの機能ももっており、別途ウォンをチャージすることで、地下鉄に乗車するときにタッチで利用することができます。自動両替機は仁川空港、金浦空港、明洞駅、弘大駅など、70ヵ所以上に設置されています。アプリをインストールすれば、残高をチェックすることができるほか、自動両替機の場所検索も行えます。
WOWPASSの有効期限は6年間なので、特に何度も韓国へ行く予定があるという方は発行しておくと便利だと思います。
土日でソウル観光を満喫した経験をもとに、短期間で観光をスムーズに楽しむ術をまとめてみました。韓国は日本から近く気軽に訪れられるので、2日間あれば十分観光を楽しむことができます。ただし、フライト時刻によっては、機中泊となったり、深夜・早朝の移動となったりと体力が必要になることも。ご自身の体力と相談しながら旅程をしっかりと組んでみてください。
また、2023年4月1日~2024年12月31日までは、韓国にビザなしで入国するためのK-ETA(電子旅行許可制)の登録が一時的に免除となっており、より入国のハードルが下がっています。ぜひ、この機会に韓国旅行(短期でも、長期でも)を満喫してみてください!