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【カナダ・バンクーバー】パブの街を歩くクラフトビールと夜の冒険

美丸(Mimaru)

美丸(Mimaru)

アメリカ・カリフォルニア州特派員

更新日
2025年7月28日
公開日
2025年7月27日

カナダ西海岸の港町バンクーバー。自然と都市が見事に調和するこの街で、ひそかに盛り上がっているのが「パブ巡り」。市内には大小さまざまなブルワリーが点在し、個性あふれるクラフトビールが楽しめます。せっかくなら一晩で数軒をはしごしたいところですが、何せ初めての街。経験豊かなガイドさんの話を聞きながらゆっくりと“ほろ酔いカルチャー”。そしてもう一軒は旅行者でも気軽に入れる超有名店でクラフトビール体験。

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ウォータフロント駅

待ち合わせ場所からパブへ

滞在ホテルから徒歩15分足らずの待ち合わせ場所のウォーターフロント駅。スチームクロックの音を聞きながらガスタウンのショップの賑やかさを横目に到着。今回案内してくださったARAさんと少し西側をコールハーバー(Coal Harbour)あたりまで歩いて、現れたのが「ライオンズ・パブ(The Lions Pub)」。重厚なドアを開けると、そこはまるでロンドンでした!

高層ビルとホテルが立ち並ぶビジネス街のようですが、重厚な外観とユニオンジャックの旗が目印で、まるでロンドンの街角に迷い込んだかのような佇まいです。

カナダにいながらロンドン

伝統的なブリティッシュパブ

店内はダークウッドの調度品と真鍮であしらいを施した正統派ブリティッシュパブの趣。暖炉風の装飾や、英国王室関連のポスター、ヴィンテージっぽいの照明など、至る所に英国らしさが漂っています。テラス席もあり、訪れた日は現地の人も暑い日だったらしく、港の風を感じながら夕暮れまではまだまだ明るい時を過ごしているビジネスマンも多くいました。

早速、エールを

  • テレビがいっぱい
  • ちょっとしたらほぼ満席になっていたテーブル席

店内には大きなテレビがあり、アメリカに比べたらプロチームが少ないようですが、サッカー(プレミアリーグ)、アイスホッケー(NHL)、NFL(アメフト)などの観戦スポットとしても賑わうようです。イギリスのパブは、ホワイトカラーとブルーカラーでお酒を飲む部屋が違っていて、それゆえドアも二つあります。今はそんな垣根は無くなりました(無いと聞きました)が、このお店もよくみてみるとドアが二つあり、在りし日を忍ばせていました。カナダだと思ったのが、サンフランシスコでは見る事ないカーリングの実況中継があったことでした。

ビールのセレクションはローカルのクラフトビールと伝統的なイギリススタイルのエールを中心にバランスよく揃って揃っていました。みた事もないブルワリーがほとんどで、地元の方に教えてもらいながら選びました。他にサイダーや季節限定ビール。ジンやスコッチの品揃えはおみごとです。

ウエストコーストエール・ストレンジフェローズ
ブリティシュエール・ホインブルーイングカンパニー

ウエストコーストと名がつくとホップが主役と言ってもいいくらい華やかな香りと清涼感が特徴ですが、とても柔らかいアロマチックな第一印象でした。エールを中心に飲んでみたのですが、アメリカ西海岸でよく感じるアルコール感はなく、飲んでて疲れない優しいビールでした。

後で確認したフードメニューは、”英国パブ飯!”という定番メニューが網羅されいて、しっかり食事したい人にもおすすめです。いつものようにチキンウィングを頼んじゃったけど、次回必ずフィッシュ&チップスを頼むと決めました。

 

  • ブリテッシュエールとウエストコーストエール
  • 氷河の水で作った!コカニー

観光途中にちょっと休憩したいときでも入りやすく、カジュアルながらも落ち着いた雰囲気。スタッフも超がつくほどフレンドリーで、ビールにあまり詳しくない人にも丁寧に説明してくれてました。

■施設名 ライオンズ・パブ

住所: 888 W Cordova St, Vancouver, BC V6C 0A7 カナダ

電話番号: 604-488-8602

営業時間:毎日11:00〜0:00日月11:00〜23:00

URLhttps://www.tcclub.com/lions-pub-home/

 

スティームワークス

バンクーバーを代表するスティームワークス

「スティームワークス(Steamworks Brewpub)」は、1995年にガスタウンのウォーターフロント駅のすぐそばで創業しました。レンガの建物と蒸気のモチーフが、レトロモダンな雰囲気が漂う内装です。カナダ初の蒸気熱を利用する醸造方法で非常に珍しい”スティーム醸造方式”を用いたブリューパブです。同じくガスタウンにある観光名所の「スチームクロック」と併せて歴史的な背景がありそうですね(この醸造方法は初めて聞き、これからの課題になりました)。

  • こんなところで、枝豆に出くわしました
  • ピンクはフルーツビール。ジューシーすぎてもはやビールじゃないかも(微笑)

初めての時の王道は「フライト」いわゆるサンプルビールがおすすめです。代表作のフラッグシップIPAはマストチョイスで、10種類のラインナップから選びました。

・フラッグシップIPA
・ヘイジーペールエール
・ハーロイカレッドエール
・トリプルベリーサワー

フードは、パブ飯からベジタリアンまで幅広いチョイス。ここでのちょっとした驚きが、”Edamame(枝豆)”既に英語化して久しいこの頃ですが、欧米のブルーパブでは、スパイシーなShishito(ししとう)がメニューに載っている率が高い。が、なんと枝豆があるではありませんか!もちろん頼みました。ビール=枝豆ですもの。ただしスパイシーソースがかかってくるので、オンサイド(別づけ)にしてもらいました。

  • ここも大型テレビ完備。
  • 隣のドア。ボトルショップでした

スティームワークス は、バンクーバーを代表するクラフトビール体験ができる存在だと思います。バンクーバーのパブ巡りリストにぜひ加えてみてはいかがでしょうか。

■施設名スティームワークス

住所: 375 Water St, Vancouver, BC V6B 1B8 カナダ

電話番号: 604-689-2739

営業時間:毎日月〜木11:30〜0:00金〜1:00 土日11:00〜1:00(日〜0:00)

URLhttps://steamworks.com/brew-pub/

 

感想

初めてのバンクーバー。夏季で日が長いとは言ってもパブ巡りだとやはり一人は不安な部分もありましたが、現地のガイドさんに案内してもらい安心して、有力情報もゲットできました。なるほど初めて訪れる場所では効率よく時間が過ごせることも改めてわかった次第です。また昔住んでいたロンドンの雰囲気も至る所に感じられ初めてなのにどこか懐かしさも感じました。

ARAさん大変お世話になりました。

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