【2022年10月 スイス 旅の最新事情5】2020年以降に誕生した新スポット、おすすめ5選
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公開日 : 2023年02月03日
最終更新 :

2021年3月1日オープン「リンツ・ホーム・オブ・チョコレートLindt Home of Chocolate」(チューリヒ)

入館料は大人1人15CHF(2250円) 。週末やハイシーズンは事前予約したほうがよい
入館料は大人1人15CHF(2250円) 。週末やハイシーズンは事前予約したほうがよい

チューリヒ駅から電車またはバスを使い所要約30分。チューリヒの南西部キルヒベルクに、チョコレート博物館が誕生しました。日本でも人気のリンツ・アンド・シュプルングリー社の本社敷地に造られた「リンツ・ホーム・オブ・チョコレート」です。チョコレート作りができる体験コースもあります(要事前予約、別料金)。

音声ガイドによる詳しい解説が聞ける(日本語はなし)
音声ガイドによる詳しい解説が聞ける(日本語はなし)

新しい博物館だけあって、最新のテクノロジーが導入されています。最初の展示室はカカオ栽培の様子を見せてくれますが、まるで現地に行き栽培農家の人を間近に見ているように、没入感のある環境で説明を聞くことができます。

リンドールの味比べもできる!
リンドールの味比べもできる!

展示は体系的に深く学ぶことができるようになっており、チョコレートの歴史やリンツ社の製品についても詳しく紹介しています。見学ルートの後半では試食もできます。3種類のチョコレートの味比べに始まり、フレーバーの異なる板チョコ、リンツ社の看板商品リンドール全種類の試食が可能でした(2022年9月時点)。

リンツ・ホーム・オブ・チョコレート Lindt Home of Chocolate
https://www.lindt-home-of-chocolate.com/en/

《こちらにも注目!》工場敷地内のアウトレットショップ

博物館に入場しなくてもアウトレットショップは利用可能
博物館に入場しなくてもアウトレットショップは利用可能

博物館にはカフェとショップが併設されていますが、工場を挟んだ南側には広い駐車場をそなえたアウトレットショップがあります。こちらでは30%オフや2kg、3kgという単位で購入できる商品もあり、お得にショッピングできます。

2021年5月12日運行開始「ランドヴァッサー・エクスプレスLandwasser-Express」(フィリズール)

橋の下の広場には飲食を提供するショップもあり、ちょっとしたピクニック気分も味わえる
橋の下の広場には飲食を提供するショップもあり、ちょっとしたピクニック気分も味わえる

ランドヴァッサー橋は世界遺産に登録されているアルブラ線のハイライトのひとつで、全長142m、高さ65mの石造りのアーチ橋です。最寄りのフィリズール駅から30分弱のハイキングで訪れることができますが、橋のすぐ下まで送迎してくれるサービスが登場しました。

トレイン型のミニバス「チューチュー・トレインChoo Choo Train」に乗車
トレイン型のミニバス「チューチュー・トレインChoo Choo Train」に乗車

乗車前はファミリー向けのアトラクションかと思っていましたが、ドライブそのものも楽しめる乗り物でした。ミニバスとはいえ、狭い農道のような道で4両編成の車を走らせるのは見事なものです。徒歩ルートとは違う道を進むので、ハイキングでは出合えない景色を見ることもできます。
所要時間は歩いて行くのと変わりませんが、時間が合うなら利用することをおすすめします。往復で大人1人15CHF(2250円)。片道利用も可能で、ネットから事前購入できますし、その場でドライバーから購入することもできます。

午後はサン・モリッツ行きのベルニナ・エクスプレスが通る
午後はサン・モリッツ行きのベルニナ・エクスプレスが通る

橋の下では30分間の停車時間があり、ドリンクや軽食を楽しめるお店(KIOSK)もあります。午前、午後の便ともに停車時間の間に橋の上を通過する列車を見ることができ、午前の便ではグレッシャー・エクスプレスを、午後の便ならベルニナ・エクスプレスを見られるチャンスもあります。トータル1時間30分の小旅行です。

ランドヴァッサー・エクスプレスLandwasser-Express
https://www.berguen-filisur.graubuenden.ch/de/sommerangebot/landwasser-express

《こちらにも注目!》ヒストリック・トレインの旅

フィリズールとダヴォスを40分で結ぶヒストリック・トレイン
フィリズールとダヴォスを40分で結ぶヒストリック・トレイン

フィリズール発着の新サービスとして、ヒストリック・トレインHistoric Trainと名付けられた、クラシック車両を連結して走る列車の運行も行われています。車両は約100年前の実物が使われ、クロコダイルと呼ばれる機関車が牽引します。2023年は5月13日から10月29日までの運行予定です。
乗車区間の切符を持っていれば、特別な追加料金や予約なしで乗車できます。ランドヴァッサー・エクスプレスの運行タイミングに合わせた発着時刻になっていますので、両方に効率よく乗車することもできます。

ヒストリック・トレインHistoric Train
https://www.rhb.ch/en/blog/a-historic-journey-between-filisur-and-davos

筆者

地球の歩き方スイス記者

小山田 浩明

写真撮影の現場キャリアは30年以上で、リバーサルフィルムの時代から一眼レフで撮影しています。世界にはまだまだこんな場所がある、という感動をお伝えできればと思います。

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